街は、製作期間長かったために、色々な裏話も生まれました。その一部を・・・・。
雪印コーヒー
桂馬がよく飲んでいるコーヒー牛乳ですが、このコーヒー牛乳は市販されてません。300mlのコーヒー牛乳の形で大きさは500mlです(300mlはパックにストローを挿す部分がついています)。このため脚本家の松平氏は雪印から許可をもらいにいくか迷ったそうです(あわよくばタイアップとしてこの桂馬バージョンのコーヒー牛乳を出してもらいたかったそうです)。しかし許可はもらわなかったそうです。雪印側も桂馬が飲んでくれて売り上げは結構上がったかもしれませんね。
撮り忘れ
街は約一ヶ月間で収録されたものですが、撮り忘れがありました。
撮り忘れがあったのですが、それがわかっても収録する時間がなかったので、ゲームショウのチュンソフトのブースの裏で撮り忘れの部分を撮ったそうです。そのためにその時の背景は合成だそうです。
この撮り忘れの部分は、酔っぱらった馬部が陽平の腰にしがみつくシーンです。探してみてください。
撮影方法
街の撮影方法は、カメラ(デジタルカメラではなく、フィルムカメラだそうです)で静止画を撮っています。ムービーシーンなどは、ビデオカメラで撮ってますが、基本的に静止画が使われています。各主人公の撮影方法が変わっていたようで、馬部、牛尾の松田氏は、一回、動きを入れた演技をして良いところをカメラで撮影してもらったそうです。(428は、ムービーで撮ってそこから静止画と切り取ったそうです)
ロゴ
街でオープニングに出る『街』というロゴですが、これははじめ違いました。
セガサターンマガジンでは、初めて街の広告が載った時に掲載された一回きりのものです。形は『街』の撥ね部分が下に流れていました。
見ずらいかもしれませんがこんな感じです。
こちらのタイトルの変更ですが、初めあったものを長坂先生の納得ができず、もっと力強い物をとして長坂先生ご本人が書いたものが製品版として使われたそうです。
ボツ
脚本で没になったものは20~30本になるそうです。この中には街の準主役のものが混じってもいました。又、脚本家は遊び心として追加のシナリオがあったようです。美子のシナリオで画像がまったく変わらないんですけど、内容は太りたいけど太れないシナリオもあったそうです。PSP版で追加された2つのストーリー。パトリックダンディとサギ山のはなしは、チュンソフトにあるストーリーの中でよくまとまっている2つだったので追加されたそうです。
原作?
馬と牛は洋画で原作があります。「THE WRONG MAN 間違えられた男」です。ヒッチコック監督です。
1956年製作のアメリカでの作品です。内容は、銀行強盗に間違えられた主人公が・・・。という感じのお話になっています。実際にあった話をベースに作られた映画だそうです。ご興味のかたは、見てみましょう。ちなみに白黒映画です。
ラジオドラマ、PSP追加シナリオの主人公のパトリック・ダンディのような人は、実在していたそうです。
エリザベス女王と親戚で、カメハメハ大王の末裔で(詳しくは父がカメハメハ大王の筋で母方がイギリス王家の血を引いているそうです)、プリンス・ジョナ・クヒオ大佐35才と名乗る結婚詐欺師。鼻を整形し髪を金色に染め、軍服を着て外国人になりすましていますが、どうみても日本人にしか見えないそうです。服役を繰り返し(5犯はあったそうです)、シャバに出るたび詐欺をしている、懲りないオヤジです。はいているパンツは星条旗柄だそうです。
詳しく知りたい方は
本 結婚詐欺師クヒオ大佐
映画 クヒオ大佐
を一読あれ
又、七曜会にも原案?があったりします。
G・K・チェスタトン作
木曜日だった男
を一読あれ
こちらは原作というよりかは、この小説の中で出てくる秘密結社の中の人が街のような曜日で呼ばれているところが一緒で、話の内容は違います
話も難しいですが楽しいので読んでみたらいかがでしょうか?
竜雷太
街の中で一番顔が知られている竜雷太氏。
白峰組組長での出演ですが、チュンソフト社長だった中村光一氏がファンだったので実現したのですが、その前にもかまいたちの夜の広告で竜雷太氏は出ています。あるドラマの役柄のゴリさんがかまいたちの夜に挑むという流れの広告でがチュンソフトと竜雷太の初コラボとなっています
この名前を知っていますか?
やまざきとしひさ
いけだあきお
なかむらともこ
おおのたかふみ
はぎのさきともみ
ほんだのりこ
みすみたかし
この人をどこかで入力すると・・・。あなたは、街マニアです。機種も重要ですよ。
水曜日の白靴下
撮影当時女子高校生の中で流行っていたルーズソックス。水曜日は普通の白靴下を履いていた。これに、中村光一社長は、製作総指揮の麻野一哉氏に水曜日になぜルーズソックスを履かせないんだと聞いたそうですが、麻野氏は、水曜日は変人だからルーズソックスを履かないと説得したそうです。
美子の身長
美子の身長は作中エステデエリザベスで155.1センチとなっています。しかし、街の公式ガイドZAPS内の細井美子プロフィールでは158センチという微妙なズレがあります。これは脚本家の方が作中で155.1センチと設定をしたのですが、それを知らなかったチュンソフトの広報の方が攻略本を作る際に細井美子役の伊藤さおりさんの実際の身長を攻略本のデータとして渡してしまったから生まれたズレだそうです。実写サウンドノベルなのでこんなズレが生まれてしまったんでしょうね。
街製作の陰にセガ
街製作する上で、色々な場所に撮影許可をもらいに行かないといけなかったそうですが、当時のチュンソフトはまだまだ小さい会社だったために、難色を示すところも多かったそうです。そこで、当時のセガの社長、入交社長がセガの名前出して許可をもらってもいいよというはなしをもらって、取材許可(デパートやゲームセンターなど)が下りたという話がありました。しかし、その後、街のPS版の発売。サターンとプレイステーションの覇権を争っていた時にこれは裏切り行為かという話もありましたが、その後のチュンソフト、セガのコラボを見ていると仲がいいので、その当時は、仕方がない話だったのかもしれません。
シルエットモード誕生秘話
PS版から追加されたシルエットモードですが、これの誕生は飯野賢治氏が絡んでいます。当時から中村光一氏と仲が良かったそうです(パロディキャラ飯田賢司郎として、街に出演中)。街SS版が売れゆきが悪く、これを改善しようと中村光一氏から相談された飯野賢治氏が、実写だと感情移入が出来にくいからではないか?ドラマを見ているようだからシルエットモードをあったほうがいいという案で追加されたそうです。 SS版プレイヤーは、そんなことをしたら勿体なさすぎる、飯野賢治氏は街をやったことがないのでは?ということを散々言われましたが、少しでもユーザーが増えると思っての発言だったと語ってます。飯野賢治氏は風雨児だったなー。パワーがありましたね。ご冥福をお祈りします。
つらかった撮影は・・・
篠田正志の最後のシーンで、一致するそうです。ゲリラ的撮影したそうで、また役者の草野廉太氏の友達がその撮影中偶然通りがかるという災難もあったそうです。
友人 「おまえ、なにやってるの?」
草野 「早くどっかいけよ」
という会話があったそうです。
サターン版花火への道
サターンで追加シナリオ花火に行く方法は
1 9人のエンディングを見る
2 キャラクター選択画面で、高峰隆士にカーソルを合わせる
3 そこで3秒まつ
4 十字キー左を押す
花火を楽しみましょう
役者魂
街の中でモテモテの陽平ですが、キスシーンも何回かありました。静止画なのですが美奈子とキスシーンは、しっかりキスしたそうです。そのあとの高峰隆士ともキスをしっかりしたそうです。製作陣に役者ならどのシーンもしっかりやらないととハッパをかけられたそうです。
また、ゴロイチこと権田玄三と三次こと狐島三次のかたは静止画の演技でもしっかり演技するかただったそうで、叩くシーン、蹴るシーンはしっかりやっていたそうです。その生贄は、桂馬とサギ山です。
ファミ通のクロスレビュー
ファミ通のクロスレビューで街は、 SS版で9・8・8・9の34点を獲得しました。しかし、続編と呼ばれる428では、オール10点の40点を獲得しました。両方をプレイしたかたはわかると思いますが、好き嫌いがあったとしてもこの得点の差が生まれるのはおかしいと感じるかもしれません。これを説明しようかと思います。チュンソフトは街を出す上で、広告をセガサターン専門誌を中心に打ってました。この頃は、ハード専門誌化が凄まじく、各ハードに何冊もの専門誌がありました。なので専門誌に広告を打った方が、広告価値がありました。その為、街はサターンマガジン、サターンファンを中心にサターン雑誌に広告のお金が流れてました。そのぶんファミ通にお金が流れなく、辛口レビューになりました。PS版は、プリクラキャンペーンなどこだわらなければ、 SS版より断然クリアーしやすく、話の内容もわかりやすいフローチャートがついてるのに、8・9・8・8で33点という得点が減る珍現象が生まれています(サターンのレビューで、話がわかりずらい、難易度が高いとレビューされてたのに・・・)。
428では、広告を全面的に打ち、また各ゲーム誌の編集の方を出演させるという方法をしっかり行い、レビューで高い評価を受けました。
ゲームは、お金を払って、プレイして感想を言いましょう。
街の掲示板
街の掲示板というコーナーがセガサターンマガジンにありました。これは街の宣伝コーナーを雑誌でやっていたのですが、街の掲示板のすごいところは、このコーナーで役者のかたのインタビューを行っていたのですが、そのインタビューを抜粋して、街の公式サイトに載せるということを行っていました。なので公式サイトに載っているのは、インタビューの一部となっています。
はい、読みたいかたいますよね。
今読むには、国会図書館を利用するのがいいと思います。セガサターンマガジンが貯蔵されてます。しかし、確実に読めるとは断言できないので、あしからず。
筆者は自分のサターンマガジンを読みますが・・・。(軽い自慢)
平松正樹からの挑戦状
桂馬、青ムシで脚本を担当なされた平松氏ですが、この二つのシナリオで共通点といえば、おたくとアナグラム。アナグラムで桂馬はミスリードからのバットエンド、青ムシは、アナグラムチャンピオンだったりします。桂馬のシナリオで、人の名前が沢山出てくるところがあります。そこでの名前に共通点がないような気がしますが、ここにもアナグラムが潜んでいます。アナグラムで並び替えると、平松氏が好きなサッカーチームの名古屋グランパスのその当時所属していた選手の名前が出てきます。完全に名古屋グランパスの選手の名前にはならないですが、わかるかと思います。さぁ、どこにあるか探しましょう。
伊集院光氏の街評
お笑い芸人の伊集院光氏。不思議のダンジョンシリーズ、特にシレンシリーズの大ファンである氏は、中村光一氏の知り合いということもあり、他のチュンソフトのソフトも数々プレイをしています。街もプレイをしていて、その感想をラジオなどで話しています。伊集院氏は、街は楽しかったそうです。人と人が影響し合うゲーム性が面白いと感じたそうです。しかし、ゲームの中に入る鈴木結女氏の歌には納得できなかったという感想も話しています。いい話の途中で、この歌、エンディングでこの歌、これがなかったらなーという感想を話しています。伊集院氏は否定的な意見を言う時には、それなりの理由をしっかり考えて言葉を選んで話す人なので、それなりの考え、または聞いたことをまとめて話していたと思いましたが、この感想を話していたときは、鈴木結女氏の歌を批判する人はほとんどいなかった印象があったので、驚いたことを覚えています。
ちなみに1998年の伊集院氏の面白かったゲームランキングの2位を街が受賞しています。
1位は、ゼルダの伝説時のオカリナです。3位は忘れました。
細井美子がサウンドノベル初
街の主人公、細井美子のやせるおもいですがこれはサウンドノベルで初の試みがありました。それは主人公が女性ということです。かまいたちの夜から街が出るということで、ソフトの容量が増え主人公が増えました。そのため女性主人公として細井美子が初主人公として出ました。これは好評だったといいますか、やはり女性プレイヤーも多いと言われるサウンドノベルシリーズで必然という流れだったと思います。そのためその後に出るかまいたちのリメイクではあの女性の探偵事務所、弟切草のリメイクではザッピングとして女性主人公でプレイできるということになっています。その後のサウンドノベルでもかまいたちの夜2、かまいたちの夜3、428などで女性主人公が登場する話があります。
プログラマーから街制作裏側
街の登場人物として年齢不詳の警備員・セイさん役として出演なされている大森田不可止氏。この方はチュンソフトの名物プログラマーの方でした。今はチュンソフトを離れていますが、チュンソフト時代はかまいたちの夜スーパーファミコン版から携わっている方です。この方の仕事をまとめたHPをご本人が手がけているのでそこにはプログラマーから見た街が語られているので面白いです。またチュンソフトのかまいたちの夜公式ガイドブックなどでもインタビューが載ってます。
http://omo7.xyz/omo/#ssmachi
隠しメッセージ
街制作のプログラマーのいたのくまんぼうさんが街体験版に隠しメッセージを残したそうです。
プログラム解析しないと見つからないメッセージになっているそうで、まだ見つけた人はいない…?
隠しメッセージを見つけるのは、これを読んでいるあなただ!!
(見つけた方は教えてください)
※街の記事をまとめて読みたい方は左にある、カテゴリー 街 サウンドノベル を選んで下さい※
雪印コーヒー
桂馬がよく飲んでいるコーヒー牛乳ですが、このコーヒー牛乳は市販されてません。300mlのコーヒー牛乳の形で大きさは500mlです(300mlはパックにストローを挿す部分がついています)。このため脚本家の松平氏は雪印から許可をもらいにいくか迷ったそうです(あわよくばタイアップとしてこの桂馬バージョンのコーヒー牛乳を出してもらいたかったそうです)。しかし許可はもらわなかったそうです。雪印側も桂馬が飲んでくれて売り上げは結構上がったかもしれませんね。
撮り忘れ
街は約一ヶ月間で収録されたものですが、撮り忘れがありました。
撮り忘れがあったのですが、それがわかっても収録する時間がなかったので、ゲームショウのチュンソフトのブースの裏で撮り忘れの部分を撮ったそうです。そのためにその時の背景は合成だそうです。
この撮り忘れの部分は、酔っぱらった馬部が陽平の腰にしがみつくシーンです。探してみてください。
撮影方法
街の撮影方法は、カメラ(デジタルカメラではなく、フィルムカメラだそうです)で静止画を撮っています。ムービーシーンなどは、ビデオカメラで撮ってますが、基本的に静止画が使われています。各主人公の撮影方法が変わっていたようで、馬部、牛尾の松田氏は、一回、動きを入れた演技をして良いところをカメラで撮影してもらったそうです。(428は、ムービーで撮ってそこから静止画と切り取ったそうです)
ロゴ
街でオープニングに出る『街』というロゴですが、これははじめ違いました。
セガサターンマガジンでは、初めて街の広告が載った時に掲載された一回きりのものです。形は『街』の撥ね部分が下に流れていました。
見ずらいかもしれませんがこんな感じです。
こちらのタイトルの変更ですが、初めあったものを長坂先生の納得ができず、もっと力強い物をとして長坂先生ご本人が書いたものが製品版として使われたそうです。
ボツ
脚本で没になったものは20~30本になるそうです。この中には街の準主役のものが混じってもいました。又、脚本家は遊び心として追加のシナリオがあったようです。美子のシナリオで画像がまったく変わらないんですけど、内容は太りたいけど太れないシナリオもあったそうです。PSP版で追加された2つのストーリー。パトリックダンディとサギ山のはなしは、チュンソフトにあるストーリーの中でよくまとまっている2つだったので追加されたそうです。
原作?
馬と牛は洋画で原作があります。「THE WRONG MAN 間違えられた男」です。ヒッチコック監督です。
1956年製作のアメリカでの作品です。内容は、銀行強盗に間違えられた主人公が・・・。という感じのお話になっています。実際にあった話をベースに作られた映画だそうです。ご興味のかたは、見てみましょう。ちなみに白黒映画です。
ラジオドラマ、PSP追加シナリオの主人公のパトリック・ダンディのような人は、実在していたそうです。
エリザベス女王と親戚で、カメハメハ大王の末裔で(詳しくは父がカメハメハ大王の筋で母方がイギリス王家の血を引いているそうです)、プリンス・ジョナ・クヒオ大佐35才と名乗る結婚詐欺師。鼻を整形し髪を金色に染め、軍服を着て外国人になりすましていますが、どうみても日本人にしか見えないそうです。服役を繰り返し(5犯はあったそうです)、シャバに出るたび詐欺をしている、懲りないオヤジです。はいているパンツは星条旗柄だそうです。
詳しく知りたい方は
本 結婚詐欺師クヒオ大佐
映画 クヒオ大佐
を一読あれ
又、七曜会にも原案?があったりします。
G・K・チェスタトン作
木曜日だった男
を一読あれ
こちらは原作というよりかは、この小説の中で出てくる秘密結社の中の人が街のような曜日で呼ばれているところが一緒で、話の内容は違います
話も難しいですが楽しいので読んでみたらいかがでしょうか?
竜雷太
街の中で一番顔が知られている竜雷太氏。
白峰組組長での出演ですが、チュンソフト社長だった中村光一氏がファンだったので実現したのですが、その前にもかまいたちの夜の広告で竜雷太氏は出ています。あるドラマの役柄のゴリさんがかまいたちの夜に挑むという流れの広告でがチュンソフトと竜雷太の初コラボとなっています
この名前を知っていますか?
やまざきとしひさ
いけだあきお
なかむらともこ
おおのたかふみ
はぎのさきともみ
ほんだのりこ
みすみたかし
この人をどこかで入力すると・・・。あなたは、街マニアです。機種も重要ですよ。
水曜日の白靴下
撮影当時女子高校生の中で流行っていたルーズソックス。水曜日は普通の白靴下を履いていた。これに、中村光一社長は、製作総指揮の麻野一哉氏に水曜日になぜルーズソックスを履かせないんだと聞いたそうですが、麻野氏は、水曜日は変人だからルーズソックスを履かないと説得したそうです。
美子の身長
美子の身長は作中エステデエリザベスで155.1センチとなっています。しかし、街の公式ガイドZAPS内の細井美子プロフィールでは158センチという微妙なズレがあります。これは脚本家の方が作中で155.1センチと設定をしたのですが、それを知らなかったチュンソフトの広報の方が攻略本を作る際に細井美子役の伊藤さおりさんの実際の身長を攻略本のデータとして渡してしまったから生まれたズレだそうです。実写サウンドノベルなのでこんなズレが生まれてしまったんでしょうね。
街製作の陰にセガ
街製作する上で、色々な場所に撮影許可をもらいに行かないといけなかったそうですが、当時のチュンソフトはまだまだ小さい会社だったために、難色を示すところも多かったそうです。そこで、当時のセガの社長、入交社長がセガの名前出して許可をもらってもいいよというはなしをもらって、取材許可(デパートやゲームセンターなど)が下りたという話がありました。しかし、その後、街のPS版の発売。サターンとプレイステーションの覇権を争っていた時にこれは裏切り行為かという話もありましたが、その後のチュンソフト、セガのコラボを見ていると仲がいいので、その当時は、仕方がない話だったのかもしれません。
シルエットモード誕生秘話
PS版から追加されたシルエットモードですが、これの誕生は飯野賢治氏が絡んでいます。当時から中村光一氏と仲が良かったそうです(パロディキャラ飯田賢司郎として、街に出演中)。街SS版が売れゆきが悪く、これを改善しようと中村光一氏から相談された飯野賢治氏が、実写だと感情移入が出来にくいからではないか?ドラマを見ているようだからシルエットモードをあったほうがいいという案で追加されたそうです。 SS版プレイヤーは、そんなことをしたら勿体なさすぎる、飯野賢治氏は街をやったことがないのでは?ということを散々言われましたが、少しでもユーザーが増えると思っての発言だったと語ってます。飯野賢治氏は風雨児だったなー。パワーがありましたね。ご冥福をお祈りします。
つらかった撮影は・・・
篠田正志の最後のシーンで、一致するそうです。ゲリラ的撮影したそうで、また役者の草野廉太氏の友達がその撮影中偶然通りがかるという災難もあったそうです。
友人 「おまえ、なにやってるの?」
草野 「早くどっかいけよ」
という会話があったそうです。
サターン版花火への道
サターンで追加シナリオ花火に行く方法は
1 9人のエンディングを見る
2 キャラクター選択画面で、高峰隆士にカーソルを合わせる
3 そこで3秒まつ
4 十字キー左を押す
花火を楽しみましょう
役者魂
街の中でモテモテの陽平ですが、キスシーンも何回かありました。静止画なのですが美奈子とキスシーンは、しっかりキスしたそうです。そのあとの高峰隆士ともキスをしっかりしたそうです。製作陣に役者ならどのシーンもしっかりやらないととハッパをかけられたそうです。
また、ゴロイチこと権田玄三と三次こと狐島三次のかたは静止画の演技でもしっかり演技するかただったそうで、叩くシーン、蹴るシーンはしっかりやっていたそうです。その生贄は、桂馬とサギ山です。
ファミ通のクロスレビュー
ファミ通のクロスレビューで街は、 SS版で9・8・8・9の34点を獲得しました。しかし、続編と呼ばれる428では、オール10点の40点を獲得しました。両方をプレイしたかたはわかると思いますが、好き嫌いがあったとしてもこの得点の差が生まれるのはおかしいと感じるかもしれません。これを説明しようかと思います。チュンソフトは街を出す上で、広告をセガサターン専門誌を中心に打ってました。この頃は、ハード専門誌化が凄まじく、各ハードに何冊もの専門誌がありました。なので専門誌に広告を打った方が、広告価値がありました。その為、街はサターンマガジン、サターンファンを中心にサターン雑誌に広告のお金が流れてました。そのぶんファミ通にお金が流れなく、辛口レビューになりました。PS版は、プリクラキャンペーンなどこだわらなければ、 SS版より断然クリアーしやすく、話の内容もわかりやすいフローチャートがついてるのに、8・9・8・8で33点という得点が減る珍現象が生まれています(サターンのレビューで、話がわかりずらい、難易度が高いとレビューされてたのに・・・)。
428では、広告を全面的に打ち、また各ゲーム誌の編集の方を出演させるという方法をしっかり行い、レビューで高い評価を受けました。
ゲームは、お金を払って、プレイして感想を言いましょう。
街の掲示板
街の掲示板というコーナーがセガサターンマガジンにありました。これは街の宣伝コーナーを雑誌でやっていたのですが、街の掲示板のすごいところは、このコーナーで役者のかたのインタビューを行っていたのですが、そのインタビューを抜粋して、街の公式サイトに載せるということを行っていました。なので公式サイトに載っているのは、インタビューの一部となっています。
はい、読みたいかたいますよね。
今読むには、国会図書館を利用するのがいいと思います。セガサターンマガジンが貯蔵されてます。しかし、確実に読めるとは断言できないので、あしからず。
筆者は自分のサターンマガジンを読みますが・・・。(軽い自慢)
平松正樹からの挑戦状
桂馬、青ムシで脚本を担当なされた平松氏ですが、この二つのシナリオで共通点といえば、おたくとアナグラム。アナグラムで桂馬はミスリードからのバットエンド、青ムシは、アナグラムチャンピオンだったりします。桂馬のシナリオで、人の名前が沢山出てくるところがあります。そこでの名前に共通点がないような気がしますが、ここにもアナグラムが潜んでいます。アナグラムで並び替えると、平松氏が好きなサッカーチームの名古屋グランパスのその当時所属していた選手の名前が出てきます。完全に名古屋グランパスの選手の名前にはならないですが、わかるかと思います。さぁ、どこにあるか探しましょう。
伊集院光氏の街評
お笑い芸人の伊集院光氏。不思議のダンジョンシリーズ、特にシレンシリーズの大ファンである氏は、中村光一氏の知り合いということもあり、他のチュンソフトのソフトも数々プレイをしています。街もプレイをしていて、その感想をラジオなどで話しています。伊集院氏は、街は楽しかったそうです。人と人が影響し合うゲーム性が面白いと感じたそうです。しかし、ゲームの中に入る鈴木結女氏の歌には納得できなかったという感想も話しています。いい話の途中で、この歌、エンディングでこの歌、これがなかったらなーという感想を話しています。伊集院氏は否定的な意見を言う時には、それなりの理由をしっかり考えて言葉を選んで話す人なので、それなりの考え、または聞いたことをまとめて話していたと思いましたが、この感想を話していたときは、鈴木結女氏の歌を批判する人はほとんどいなかった印象があったので、驚いたことを覚えています。
ちなみに1998年の伊集院氏の面白かったゲームランキングの2位を街が受賞しています。
1位は、ゼルダの伝説時のオカリナです。3位は忘れました。
細井美子がサウンドノベル初
街の主人公、細井美子のやせるおもいですがこれはサウンドノベルで初の試みがありました。それは主人公が女性ということです。かまいたちの夜から街が出るということで、ソフトの容量が増え主人公が増えました。そのため女性主人公として細井美子が初主人公として出ました。これは好評だったといいますか、やはり女性プレイヤーも多いと言われるサウンドノベルシリーズで必然という流れだったと思います。そのためその後に出るかまいたちのリメイクではあの女性の探偵事務所、弟切草のリメイクではザッピングとして女性主人公でプレイできるということになっています。その後のサウンドノベルでもかまいたちの夜2、かまいたちの夜3、428などで女性主人公が登場する話があります。
プログラマーから街制作裏側
街の登場人物として年齢不詳の警備員・セイさん役として出演なされている大森田不可止氏。この方はチュンソフトの名物プログラマーの方でした。今はチュンソフトを離れていますが、チュンソフト時代はかまいたちの夜スーパーファミコン版から携わっている方です。この方の仕事をまとめたHPをご本人が手がけているのでそこにはプログラマーから見た街が語られているので面白いです。またチュンソフトのかまいたちの夜公式ガイドブックなどでもインタビューが載ってます。
http://omo7.xyz/omo/#ssmachi
隠しメッセージ
街制作のプログラマーのいたのくまんぼうさんが街体験版に隠しメッセージを残したそうです。
プログラム解析しないと見つからないメッセージになっているそうで、まだ見つけた人はいない…?
隠しメッセージを見つけるのは、これを読んでいるあなただ!!
(見つけた方は教えてください)
※街の記事をまとめて読みたい方は左にある、カテゴリー 街 サウンドノベル を選んで下さい※