ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

読書覚書2020 #14-15

2020年12月31日 08時54分00秒 | 読書めらめら

「柳生忍法帖(上)(下)」
著者 山田風太郎
めらめら度★★★★☆
20201027TUE-20201230WED

甲賀忍法帖」「伊賀忍法帖」「くノ一忍法帖」に続いて、4作目の「忍法帖シリーズ」を読破。今回の忍法帖も凄かったねェ。よくもまァそんなことを思いつく、てな展開の連続だ。剣術ズバズバ、妖術バリバリ、欲望エロエロ、拷問グログロ。史実がどーとか、モラルがどーとか、差別用語がどーとか、そんな些末な突っ込みを超越したエンタメである。柳生十兵衛が、女たちの守護者となり、悪を斬るッ!

柳生十兵衛のアウトローなカッコ良さと、エロ・グロ・ナンセンスの融合が堪らなく面白かった。山田風太郎の「忍法帖シリーズ」は、基本的に、それぞれが独立した作品になっているらしい。しかし、「柳生忍法帖」には、続編があり、「魔界転生」「柳生十兵衛死す」と合わせて「十兵衛三部作」と呼ばれているそうだ。直ぐにも読みたいけど、山田風太郎作品って、中々、古本屋に出回らないんだよなァ。


KADOKAWA「柳生忍法帖 上」880円

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