のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

年金は、返ってくるのか――。残存年金額はいくらか。

2014年02月27日 09時05分14秒 | Weblog
年金について、

たくさんいる高齢者を

わずかな若い人たちで支える

不公平が

よく語られます。

しかし、高齢者を支える年金基金は、

高齢者自身が

貯蓄していたはずのお金です。

しかし、客観的に見て

長い時間をかけて

“運用”という

名において、

政府が

使いこんじゃったのです。

そして安倍政権以後は、

政権を維持する

という目的のため

金を為政者に都合のいいように

使ってます。

そこに目隠しするから

不公平に見えるだけです。

若い人は、

その後始末として、

結局、税金で負担させられます。

老後のため、

年金の拠出金を負担した。

政府は、

国民の福祉以外のことに

使用した

その関係は、

“福祉”のための財源だと言いながら、

消費税をアップするのと似てます。

増税で集めた金の使い道の

実際のあり方は、

法人税の負担軽減や

米国国債購入費に消えています。

“福祉”は、

どこまでも消費税を上げるための大義名分だったのです。

国民の血税をお小遣い感覚、

すなわち、“マイ・ポケット・マネー”として浪費できる

「俺たち支配者。お前たち、奴隷」

感覚には

ほんと、驚いてしまいます。

年金基金といえど、

国民から預かった金ですし、

政府役人にすれば、

“マイ・ポケット・マネー”

ということなんでしょうな。

予定された使われ方とは違う支出のされ方をします。

そして基金が枯渇すれば、

税金による

補てん、つまり、穴埋めですな、

それを画策します。

さて、

年金に関して

マイ・ポケット・マネーとして

費消される仕組みの

「第一歩」である

費消の正当化について話をさせて頂きます。

正当化は、

まず、費消する大前提として、

貨幣価値が下がる

ということが上げられます。

すなわち、寝かして置けば置くほど、

損をするのだ、

という主張に始まります。

このようにして、

そのお金を運用しない手はない

という一見、

合理的なことを根拠に

政府は、

年金基金を“投資資金”として

活用するわけです。

その結果、

投入した年金のお金が

どんどん不良債権化していきます。

武田邦彦氏が

それに関する分析をされてますので

紹介します。

☆ 記事URL:http://takedanet.com/2014/02/post_78ab.html

ブログ記事のタイトルは、

「年金の完全理解と大改革(4) どのぐらいなくなったのか?」です。

さて、どのくらい年金が無くなったのでしょう。

武田氏は、

年金関係で推定残存額は、

160兆円だと紹介されます。

さて、

それ以降の説明がポイントです。

返ってこない

お金は、

上記残存額の内、

約90兆円あると言われます。

それで、

税金で300兆円ないし総額800兆円の補てんが必要なのだと…

「俺、会社の金を90万円ほど使い込んだ。

母ちゃん、だから1千万ほど

金を振り込んでぇや」

という振り込め詐欺からの電話のようですな。

この説明で

国民は黙って金を払うわけです。

こんなうまい話、

取り仕切るのですよ、

2世、3世議員が

わんさか登場するはずですよ。

話、横道に逸れました。

戻します。

返ってこないという

お金の説明です。

武田氏は、

年金基金を投資した先の

事業体の特殊性を上げられます。

すなわち、

地方自治体の他、

「住宅金融公庫、年金福祉事業団、日本政策投資銀行、国際協力銀行、都市基盤整備公団、日本道路公団、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、社会福祉・医療事業団、電源開発公団、日本鉄道建設公団、日本育英会、緑資源公団、地域振興整備公団」

といった公益法人の特殊性です。

僕の知らなかった点です。

これらの法人は、

評価CCの「赤字事業体」なんですな。

職員一同、毎日、

こんな歌を歌っていると言います。

「しらけ鳥 飛んでいく 南の空へ

みじめ みじめ みじめ♪」

どんなに好意的に見ても、

儲からない。

もっとも、

CC評価の公企業への投資額、

すなわち、「厚労省が『焦げ付いた金額』を発表できないのは、ほぼ戻らないお金だが、まだ『貸している状態』だから、それが「焦げ付く」と正式に認めることができない」

という事情があるのですね。

一言で言うと、

投資した年金を返却できない厳しい現実が

あるわけです。

しかし、ありのままの事実は告げず、

追加の年金資金投入によって

返却を装う、つまり、黒字に見せかける手品をしている――

ということですかね

(これって、自転車操業そのものの世界です)。

1990年から25年間の計算で、

上記法人等に

投入された税金や国債(国民から)の金額が

すでに500兆円に達するみたいです。

その内、年金基金が

100兆円占めるとのことです。

年金1に対し、税金5の負担率になっているということです。

いかに年金が

背負ってきたものが大きいか

この率が

示しています。

高齢者の負担を若い世代が

引き受けているような

言い分が

如何に欺瞞か

この数字から見ても明らかです。

と同時に、

今の若い人たちが

年金を

払い込む給与所得に

余裕が無いという事態の深刻度が

理解できるというものです。

なんでもかんでも

税金だとして、

誰が負担するのしょう。

大企業ですか?

違いますね。

その税金の名目は、

「消費税」になるわけでしょ?

収入の最も少ない人たちの肩にのしかかってきます。

それで、

国の未来が

楽観できる人というは

目が歪んでいるんじゃないでしょうか。

では、現状認識として

どう理解すべきでしょうか、

結論を述べます。

上に述べたお話は、

アベノミクス以前の状況です。

推定残存額160兆円の内、90兆円は

回収不能。

で、ここまでなら、

残存額は、

70兆円です。

武田氏は、

分かりやすく、

切りのいいところで丁度50兆円だと言われます。

こういう分かりやすさが

同氏への反発を生むのでしょう。

しかし、それは言わないことにします。

20兆円は、

いわば履かされたゲタの値段というわけでしょう。

年金基金から年金運用利益を

返却している

事実を考えると、

我々は、

自分の足を食ってるタコのような存在です。

無くなった足を

20兆円とする乱暴さぐらい

目くじらを立てないことにします。

ここは、

武田氏の推測値を選び、

50兆円が残ったとしておきます。

さて、

それに対するアベノミクスの影響です。

黒田バズーカで

貨幣価値は、

2.2分の1になりました。

それを適用しますと、

残存額は、

20兆円ほどと試算できます。

つまり、自分が積み立てた年金をまったく運用しなかったと想定して、

その額の約10分の1ほどになったというわけです。

(こんなことなら、

お金を積立てなきゃよかった…)

と考える人が

これから沢山増えてくると思います。

高度経済成長の時代たって、

みんながみんな左うちわで生活できた

わけではないです。

年金拠出は、

自分の食べる物を削ってでも

払った人が

沢山いるわけです。

しかし、政府は、

使っちゃって無くなってます。

返す目途が立たない。

だから、尊厳死絡みとは思いますけれど、麻生副総理のような

「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」(2013.1.21 )

などという趣旨の暴言が

出てくるのです。

若い人にも

お年寄りの方にも知って欲しいのは、

そのような暴言の背景です。

為政者は、

ほんとのことを、

言う勇気がないのですよ。

それだから

偽善を働くのですな。

「日本を取り戻す!」

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