のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

人生の黄昏時、人として輝くには? ~ 加瀬邦彦さんの自殺に思う

2015年04月26日 03時02分28秒 | 日々の思い
4月24日付日刊ゲンダイに掲載された二つの記事について

思うことを述べます。

一つは、

加瀬邦彦さんの記事です

(下記〔資料〕参照)。

「もはや『命あっての』時代ではない」

というタイトルが

胸に突き刺さります。

もう一つは、

50歳で『世界で最も美しい女性』に選ばれたという

サンドラ・ブロックさんの記事です

(下記〔資料-2〕参照)。

この2つ目の記事、

老年に入る者にとって光明ではないですか。

サンドラさんは、

50歳で『世界で最も美しい女性』に選ばれ、

「ただ笑うしかなかった」と、

応えられた由です。

確かに実はならないかもしれません。

しかし、人間として

輝いている内側からの光を

選者たちが

感じ取ったということでしょう。

誇りにしていいことです。

「内側からの光」の

ヒントは、

彼女の

「自虐ネタで笑いを取る」

というキャラクターにあるのかも、ですね。

ここで僕自身の体験で恐縮しますが、

50歳を超えたころ、

女子中学生の皆さんに

ファンクラブを立ち上げて頂いたことがあります。

「なぜ、よりによって僕のファンなの?」

と尋ねますと、

「学校の先生も友達も、みんなありきたり。

どこにでもいる感じ。

あなたは、ここで縁が切れたら、

もう2度と出会えない。

そんな人だと思う」という返答でした。

光栄の至りです。

顔が真赤でね、

本気の愛の告白に見えました。

しかし、

年齢差があり過ぎですな。

何とも思わなかった

というのがそのときの正直な心境です。

サンドラさんではないけれど、

「ばかげている」

と言うしかなかったということですね。

ただ、人間の持つ内側の光は、

案外に

女子中学生のような子供も含めて、

世間の人は感じ取ってくれるんだなという感触は得ました。

それは、

僕の心の財産です。

さて、今、家に引きこもってます。

もうかつての輝きは失せました。

自分でも自覚できます。

しかし、老年には老年の輝きがあるような気がします。

何んとしても見つけなければ、その光をと

かなり強く思います――。



〔資料〕

「加瀬邦彦さんも当てはまる 自殺者 4人に1人が70代 もはや『命あっての』時代ではない」
 
   日刊ゲンダイ(24日付(23日発行))


(クリックすれば、画像が拡大表示されます)


〔資料-2〕

「50歳で『世界で最も美しい女性』に選ばれた」

   日刊ゲンダイ(24日付(23日発行))


(クリックすれば、画像が拡大表示されます)


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