高野孟氏 / 「ホルムズ海峡の機雷除去に集団的自衛権を発動の錯乱」

安倍某の述べる危機には

背景となる文脈がないように見える。

ただ、いきなり、

抽象的にホルムズ海峡に機雷をまかれた場合を想定して

どうするのかと迫っている。

やり口がまるで下手な緊急の非常用品のお勧めのようだ。

「あなたは、地震で死ぬ可能性があります。車に轢かれるかもしれません。ガンの罹病も考えられますね。あ～、ついでに言いますとホルムズ海峡に機雷をまかれ、貿易で大損するかもしれません。そうなると、自殺っていう選択肢しかありませんな。わはは。保険金だけでは、損失全部カバーしきれんので、ここは一つ、集団的自衛権に賛成しておきましょう」（そんなことしたら、戦争になるっちゅうねん！！）。

しかし、本当に役に立つのかどうか…

出発点となる問題意識が怪しい。

さて、安倍某が注意を喚起しようとしているホルムズ海峡は、

ペルシャ湾とオマーン湾を区切る

くびれたところだ。

☆　地図サイトURL：https://www.google.co.jp/maps/@28.1561861,53.701469,5z?hl=ja

地図を見ながら、高野氏の

文章を読んで欲しい。



〔資料〕

「ホルムズ海峡の機雷除去に集団的自衛権を発動の錯乱」

　　　日刊ゲンダイ（２月１９日付〈１８日発行〉）コラム：高野孟氏・文「永田町の裏を読む」