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望の富士山(blog版)

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h28.8.14 薬師岳小屋への登りはガスガスだった (14日その1)

2016-08-16 10:55:35 | 山歩き

今年も南アルプスへ挑戦だ!

新しい所へ行きたい気持ちもあったが、勢いが無く(^_^;)、4年前に登った鳳凰三山にもう一度行くことにした。

本当は花が鮮やかな7月や8月の上旬に行きたかったが、仕事と天気の関係から昨年の北岳と同じお盆時期に行くことになった。

13日は昼食を済ませ、13時に出発。激混みの中央道に乗るつもりはなく、のんびり甲州街道を進んだ。いや、のんびりしか進めなかった。

17時過ぎに南アルプス市のコンビニで電子レンジで温めた弁当の夕飯を済ませ、南アルプス街道を進んだ。まだ明るい時間だったが、対向車に気付いてもらえるようにハイビームで進んだ。昨年駐車した芦安を通過して一部すれ違いが難しい林道を進み、夜叉神の森駐車場に着いたのは18:20頃。

駐車場はそこそこ車があるものの空きスペースは十分にあったので、トイレ前に駐車した。

さすがに標高1400m。出発時に来ていたTシャツ1枚では肌寒く、薄手の長袖を着た。

そういえば今日は風呂に入らなかった。そして明日は山小屋泊・・・ま、仕方ないね(^_^;)

19:05 お休みなさ~い

んん、雨だ(T_T)

車の天井に雨粒が落ちてくる音で目が覚めた。時計をみると22時過ぎ。あっちゃ~~~、出発前にチェックした天気予報では明後日まで大丈夫だったのになぁ。明日はどうなっちゃうんだ・・・

それでも疲れていたのか、休むことが出来た・・・と思う。

翌朝は4時のアラームをセットしていたが、その少し前に目が覚めた。まだ小雨が降っている。

ウィンドブレーカーを羽織り、傘をさして直ぐそばのトイレへ。周りを見回すと昨日よりも車が増えているようだ。

これではしょうが無い。まだ眠気もあったので4:30にアラームをセットし直して二度寝・・・

次に起きたときにはもう眠気は無かった。取り敢えず飯だ!

オニギリの朝食を取りながらカーラジオを付けたところ、一番に飛び込んできたのはスマップ解散のニュースだった。特にファンでは無いが、それでも彼らの解散は驚きだった。

食事中に乗り合いバスが続々と到着し、数人がトイレへ向かった。ゲートが開く5時半より前にここに着くのは昨年経験済みだ。雨はほぼ止み、段々青空が拡がってきた。これで心置きなく歩けるってもんだ。

丁度胃腸も動いてきたようだ。個室に並んで居たのは2人。イマイチの出だったが、どうにか出すことが出来た。

車内で着替え、日焼け止めを塗り、準備OK。2日分の食料、着替えを詰め込み、さらに三脚を付けたザックはくそ重たいが仕方ない。

6:04 出発

ここで登山届けを提出した。

薄曇りの天気のお陰で気温はそれほどでは無いが、くそ重たい荷物が肩に食い込み、辛いのなんの(T_T)

テント装備の方も居る。

登山道の脇にはわずかに花々が咲いていた。

フシグロセンノウ

 

これも見たことあるけどなぁ

 

キツい・・・

早くも降りてきた壮年女性二人組と出会った。彼女らは夜叉神峠小屋に泊まったとのこと。そういう楽しみ方もあるんだね。

草地に出て、4年前の記憶が段々よみがえってきた。夜叉神峠はもうすぐだ。

高谷山との分岐を右折したところでトレランさんに抜かれた。彼らの背中は軽そうで良いなぁ。

7:08 峠に到着。小屋に宿泊したらしき人たちが寛いでいた。青空が拡がっていたが、北岳はガスの中。ま、仕方ないね。

一つ目のパンを食べてエネルギーを補給し、リスタート。(7:18)

ここはちょっと濡れちゃうなあ

しばらくは歩きやすい登山道

大木!

こんなところ通ったっけ。4年前の記憶なんて曖昧なものだ。

ガスが濃くなってきた。

淡々と進む。

場所は曖昧だが、疲れてきたらクソ重たいザックを下ろし、スポドリ休憩。先は長いのだ。ノンビリ行こう。

8:38 杖立峠 ここでも一休み。

苺平までの時間はどっちが正しいの?エアリアは2時間なんだけどね。

傾斜も緩やかで、ガスガスの為、そこそこ歩きやすかった。

またトレランさんに抜かれたり、降りてくる人とも出会うようになった。

9:15 火事場跡、苺平まで40分の標示があった。

また、『当初の通過が2:30を過ぎていたら連絡をください』と南御室小屋の案内板が設置されていた。

そうそう、この枯れた沢を上るんだよね。4年前はここでゴツい三脚を担いだ三浦さんと出会ったんだよね。

歩きにくく結構キツい(^_^;)

お、キレイな花が咲きそうだ。

相変わらずのガスガス。幻想的って言えるのか

傾斜が緩んだ。

おしゃれなステップ。

千頭星山、甘利山方面への分岐。6月白鳳荘のご主人が教えてくれた道はここにつながるのか。

10:30 苺平 ベテランさんが休憩中。画像には無いが、数分前に休憩を取ったのでここは先へ。

この下りの途中でテント装備のデカイザックを担いだ壮年の方と話した。なんと昨日は広河原から白鳳峠を登ってきた。鳳凰小屋でテント泊だったが、雨に降られたという。この大荷物であの岩場を上ってきたのか、スゴい人が居るものだ。

11:00 南御室小屋。十人くらいが休憩中。

最初に小屋の方に薬師岳小屋に予約した○○(名字)が着いたと報告した。ここは薬師岳小屋と経営者が同じで、登山客がいつ頃着いたのかをチェックしているのだ。

耳にピアスを幾つも付けた壮年男性と若い女性のスタッフが応対してくれた。

明日の天気予報を尋ねると、残念ながら雨ですとのこと。出発前に見てきた予報は16日火曜から雨だったのだが、少しずれたのか・・・

こればっかりは仕方ない。出来る範囲で楽しめば良いのだ。

まずは楽しみにしていた南アルプスの天然水をゴクリ。これが超~~~~~~美味しかった。

ランチはこれ。そこそこ美味しいのだが、これだけでは足りない。パンとオニギリも食べた。

すぐに出発するのは勿体ない。小屋の周りにはお花がいっぱい咲いていた。

去年北岳肩の小屋付近で見つけたミヤママンネングサはここにも咲いていたのか。

ヤマハハコ

この鮮やかな紫色の花は何だろう・・・ヤナギラン(ヨッシーさんのレポ)

テント場の様子。

11:50 リスタート。カモノハシにたっぷり詰めた水が重い(>_<)

 

ここにはトリカブト! 早いな~

無雪期ってことは雪が積もったら別のルートがあるってことだね。

画像にちらっと写っている方々は数分後道を譲ってもらった。彼らとは小一時間後に小屋で出会った。

背中が重く結構キツい(^_^;)

周りはガスガス。お陰で歩きやすいんだけどね。

この大岩、思い出した~

4年前のレポを見ると『ガマの岩』とある。あの時はここでガスが晴れて北岳が見えた(画像)のだが、今日は何も見えなかった。

まだまだ登りは続く

上が見えた。もうすぐ森林限界を超えるってことだな。

お、もうすぐだ。

12:47 砂払岳

わずかに薬師岳のイワイワが見えた。

さぁ小屋までもうすぐだ

お、タカネビランジみっけ! 近くで撮るともう終わりかけだった。まぁ仕方ないね。

ペンキの→に従って進む

そうそうこんな道だった。

タカネビランジはあちこちにあり、片っ端から撮影したが終わりかけが多かった。これは比較的マシな株。

画像にちらり写っている若者はさくさく降りていった。若いって良いなぁ。

周りはガスっていたが、見上げると段々青空が拡がってきた。高い所に来たんだなぁ

そうそう、4年前はここで三浦さんが三脚を立てていたっけ。

お、一瞬見えた!

そうだよ。せっかく担いできたデジイチを使おう!

小屋はこの下だ。おっかなびっくり降りる。この時点で明日雨の中、ここを通りたくないなと思っていた。

前回は気付かなかったが、ここにシャクナゲの葉が沢山あった。調べてみた(これ)ところ、ハクサンシャクナゲ・6月下旬~7月上旬が花期とのこと。

ここは慎重に・・・

13:10 薬師岳小屋到着!

続きを作っていたら1日にアップロード出来る制限を超えてしまいました。(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夜叉神ルートは長い! (うーさん)
2016-08-17 10:51:01
こんにちは

今回はペルセウス流星群、タカネビランジ、北岳眺望が目的ですか?
薬師小屋まで長距離お疲れ様でした。(薬師小屋建て替えですか?)
最近このルートご無沙汰してますので、写真の数々懐かしく、
有雪期踏み跡が無い辻山迄苦戦して辿り着いたことなども思い出しました。
後半レポ楽しみです。

最近鳳凰は、6月御座石鉱泉ルートのお花探索が気に入っています。
地蔵岳迄ピストンするハイカーも多いですし、鳳凰小屋テント泊も
ゆったりできます。
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うーさん (のぞむ)
2016-08-17 13:43:54
ペルセウス流星群のことは頭にありませんでした。また14日の夜は雨でしたし、そもそも高山病で撮影どころじゃ無かったでしょうね。
6月御座石鉱泉ルートのお花探索も楽しそうですが、その時期は3連休が撮れないんですよね。
下山は往路を戻りましたが、辻山からの絶景はこれからアップします。
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