望の富士山(blog版)

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R1.8.6 木曽駒ヶ岳にたどり着くまでに色々あった (6日その2)

2019-08-10 19:47:03 | 山歩き

西駒山荘に戻ると食うかいさんは朝食中だった。

早速小屋番さんにデジイチのモニターを見せて、先ほどの様子を報告した。

小屋番さんから食うかいさんに「どうして行かなかったんですか? 今日は今シーズンで一番良かったかもしれませんよ」とキビシイお言葉

「いやぁ、寒かったんで、彼に任せて、オレは二階から」

「ホント、勿体なかったですよ。直ぐ傍だったのに!」

小屋番さんが望遠鏡を槍ヶ岳にセットしてくれたというので、二人で見せてもらった。

私が見ていたのは望遠鏡なので、これと左右逆になっていた

再び山荘に戻り、布団を畳んだり、レインウェアやダウンをザックに戻して歩き出せるようにした。

玄関に荷物を置いて、今度は美味しい水を汲みに行くことにした。

先ほどの激焼けの余韻が残っていたし、今日の登山もバッチリの好天だ。ウキウキだった。

カモノハシは1.8ℓ入るが、軽くしたいとフルには入れなかった。これを後で悔やむことになる。

さぁ出発というところで小屋番さんに記念撮影をお願いした。

そういえば、お名前を聞いていなかった。

小屋番さんは宮下さん、そして小屋主は彼の息子さん(こちら参照)

小屋主さんは昨日は下山していて、今日は子供(お孫さん)と一緒に登ってくると言う。

その辺りまで聞いてから食うかいさんと宮下さんが話しているのを聞きつつ、玄関へ戻り出発しようと思ったら・・・

スパッツが無い。(T-T)

もう一度ザックの中身を出したり、2階の部屋に戻ったり、石室も見たが無い。

どこだ・・・

多分ザックのサイドポケットに突っ込んでいたはず。昨日、夕陽を見に行った時ハイマツ帯を通った。その時に落としたのだろう。どうにもならないので諦めて出発することにした。

約30分のロス、食うかいさんに申し訳ないし、自分に情けないし・・・

7:02 木曽駒に向けて出発! CTは2時間弱なのだが、どうだろうか。

小屋の直ぐそばから、この眺め。まだまだ雲海が拡がっている。小屋泊まりで無いと見られないね。 ※ コンデジ画像。

撮っているうちに先を行く食うかいさんが見えなくなった。

あの辺まで行くのか。

んん、食うかいさんがホントに見えなくなった。往路を忠実に戻っているはずなのだが、

取り敢えず目立つところ、遭難記念碑でザックを下ろした。

お~いお~い

かなり頑張って声を出しても返事は無かった。

試しにスマホの電波を入れてみるとアンテナが立った。SoftBankは相変わらず入りが悪いが、ラッキーだ。

電話をかけてみたが、「電源が入っていません」とのアナウンスが返ってきただけだった。小屋でバッテリーの残量がヤバいと話していたので、必要な時以外は切っているのだろう。

ひょっとして、もう少し先か?

広場にたどり着いたところで一休み。パンを食べてどうするか考えることにした。今朝は急いで出たのであまり食べていない。空腹だとろくな考えが浮かばないしね。

取り敢えず食うかいさんが電波を入れたときに現在位置がわかるように、ラインを送っておこう。

遠目に人が見えた。先に行ったなら、きっと出会っているはずだ。

60代位の夫婦が到着した。水色のTシャツを着た男の人に会っていないかと尋ねると、知らないという。

食うかいさんは後ろだ!

望遠で先ほど通って来たルートを探してみた。

ほんの数分で、動いている何かが見えた。食うかいさんだ!

先ほどの夫婦と出会った。事情を聞いているだろう。

食うかいさんもこちらを撮っていた

数分後、食うかいさんは到着。小屋を出てから将棋頭山へ向かったという。前日に私は夕陽を見に行くつもりでいたところだが、特にこだわりは無く、今日は寄らずに木曽駒を目指すと思っていた。食うかいさんはのぞむがそこに行きたいと思っていたが、振り返ると居ない。きっと何か忘れ物をして、小屋に戻ったのではと思っていたそうだ。

思い違いって怖いね。

食うかいさんが休憩中にこの周りの大展望を撮影♪ ※コントラストを強調しています。

南アルプスと富士

これから向かう宝剣山荘、右は中岳。木曽駒は見えないそうだ。

御嶽山

乗鞍

リスタート

8:09 八合目分岐 昨日はここを左下から登ってきた。今日は駒ヶ岳方面へ進む。CT通りなら1:20で山頂だが

ゴゼンタチバナ?

ハイマツの間を登る

シャクナゲは6月くらいかな

結構大変だ

テント泊の方とも出会うようになった。

木曽駒が見えてきたのかな。

昨日通った濃ヶ池が見える。食うかいさんが考えたように朝、ここを通って正解だね。

チングルマ

うわぁ、登るな~。ハイドレーションで水分補給しながら進んだ。

食うかいさんは登りで休まない

9:04 食うかいさんが座っている。どうやら登りが終わったみたいだ。

現在位置はここ

行動食を食べてデジイチタイム!

岩を前景に

木曽駒方面から来た50~60代位のソロ女性は食うかいさんと話しが弾んだ。彼女は昨夜頂上山荘に泊まって、今日は一日この辺りを動き、もう一泊するとのこと。

「この先は結構大変な下りですよ。頑張ってください」

「え~、下ったら登らないといけないわぁ、どうしよう」

なんて話しもあったり

9:30 リスタート

先ほどまでのキツい登りは終わり、この辺りは馬ノ背なだらかでキモチイイ!

チングルマ

左側に中岳、その奥に宝剣岳

駒ヶ岳からくると指導標があるんだね。逆に言えば、駒ヶ岳はもうすぐってことか

岩を越えて

食うかいさんとも意見が一致したが、この緑色のロープはホントに有り難かった。南アルプスでも付けてくれないかな~

食うかいさん撮影

これは私のスマホ。山頂直下は結構キツかった。

9:58 木曽駒ヶ岳到着!

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2 コメント

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判断 (食うかい)
2019-08-10 22:43:37
それにしても美しい青空
いつまでもどこまでも広がる雲海
微笑むアルプスの山々でしたね

さて、「しょうぎのかしら」がややこしくていけなかったね。
でも、俺は今回
伊那前もしょうぎ頭も
山頂は独り占めしちゃいました。

今回小屋もだけど「独占」がテーマだったかと思うくらいでした。

この木曽駒への道も厳しくてね~
よく寝たからがんばれたのかな?

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食うかいさん (のぞむ)
2019-08-11 07:45:55
ホントにステキな青空と雲海でした。小屋泊まりで、早朝から歩かないと見られない風景でした。
食うかいさんも私も昼寝とあわせて合計10時間近く寝たわけで、2日目は元気でしたね。
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