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「 スカーフェイス 」

2011-11-18 23:41:57 | 日記

 

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少々古い映画なんですが、近頃ブルーレイで再販売になったという新聞広告をみて、無性に見たくなったという訳(笑)どうも影響されやすい性格な物で、、、

『スカーフェイス』(原題:Scarface)は、1983年のアメリカ映画。監督はブライアン・デ・パルマ。1932年のギャング映画『暗黒街の顔役』(こちらも原題は『Scarface』)をオリバー・ストーンが脚色。主演はアル・パチーノ。キューバからアメリカにやってきたボートピープルの青年トニー・モンタナが、コカインの密売でのし上がり、自滅して て行く様子を描いたピカレスク(悪漢・悪者)ロマン作品である。

当時、高校生だった私は、映画の初頭部分の暴力シーンがとても、インパクトがあったのを鮮明に覚えている!おそらくこの映画が、暴力シーンのはしりだったのでは無いかと思えるぐらい、コロンビアマフィアによる、拷問シーンは、おっかないとりかたであった。気の弱いご婦人の方は、かなりショッキングなシーンになっているのでご注意を、、、(笑)

主人公モンタナを演じるのは、名俳優のアルパチーノ!この人はやはりシブい。ゴッドファーザーシリーズで一躍、時の人になった彼にとって、同じピカレスク作品ではあるものの、ゴッドファーザーを脱皮したいという意欲がうかがえる作品になっている事には、間違いない!

監督はブライアン・デ・パルマ、脚本はオリバー・ストーンという豪華な顔触れ、面白くない訳が無いのだ。二人の巨匠がメガホンを取ったことにより、場面場面に緊張感がみなぎり、とにかくカメラワークがいい。主演俳優に限らず、脇もしっかりと固められた空きのない展開なのだ!

裸一貫、度胸だけで頂点に上り詰めていく主人公のモンタナ!彼が育ったのは決して恵まれないキューバ革命の貧しい時代!犯罪を犯すことでしか自分の在りかを見いだせない己を憎み、家族や愛する恋人、後に妻にするその人たちに、決して心を開けずにいる様がアルパチーノの名演技によって、見事に醸し出されている!

独りよがりで、一生懸命に家族や妻に尽くすのだが、いつも空回りで、距離が一向に縮まらない?一人苛立ち、逆にどんどんとその道は遠ざかって行く!愛すれば愛するほど、、、最後には一番信頼する友を自分の手であやめてしまう!何とも悲劇である。

映画の序盤シーンで、大ボスに見染められるシーンのなかで、「絶対に裏切るなよ!」と忠告されるシーンがある。マフィアの中での一番重たい十字架!いや、どの世界にも通じるのかもしれない。ただ、終盤のシーンで、その大ボスから暗殺命令が下り、暗殺しようとする相手の車に、女・子供が同乗してしまうシチュエーションが、、、

大ボスの部下は、一切のためらいも無く任務を遂行しようとするが、モンタナは違った。悪人ではあるが、女・子供は、命令の中には含まれていないと、ボスの部下を逆に殺してしまうシーンが印象的だ!「絶対に裏切るなよ」といった大ボスの忠告を、彼は自身の正義を持って破壊してしまうのだ!その行為はすなわち、破滅を意味するのだが、最後に彼は、家族を選んだのかも知れない!大ボスとの契りでは無く、人を愛する契りを選択したシーンであった!

物語は終演へとなだれ込んで行く、命を掛けて選択した道なのに、その命である友や、家族を彼は自らの手で失っていくのだ、とても破滅的に、最後は己の命さえも、、、彼が命を削って掴み取ったものは、何一つ形に残る事も無く、、、
暴力で掴み取った絶大なる権力は、所詮、権力によって、もろくも崩れ去ってしまう!必死の思いで取り繕った、家族愛や夫婦愛とて、絵に描いた飾り物でしかなかったのである。

彼が命を掛けて守り抜こうとしたもの!それは、彼の心の中にだけにある理想の形でしか無かったような気がしてならない!思いどうりにならないのが、人生なのだから、、、

また、お逢いしましょう!


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