いよいよ、年の瀬もせまり、2021年も残り10日ほどとなりました。
11月から再開された、日本野鳥の会北九州支部の定例探鳥会には、毎回欠かさず参加してきましたが、先日(12/18(土)の若松区の頓田貯水池探鳥会は日にちを間違えて参加できませんでした。日曜日(12/19(日)と思い込んでいて、土曜日開催に気が付きませんでした。とんだ??!!大失敗でした。
近場の鳥見もと思っていましたが、サボり癖が染みついて、全く出掛けていません。
旬のネタも仕入れていませんので、久しぶりに、冬鳥のカモ類を掲載します。
「カモ」の語源については次の説がある。(1)浮(うか)ぶ(む)鳥の略点。(2)古くはカモメ類とカモ類は明確に区別されず、鴨群(かもむ)れの約、という。(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、296頁。)
12月2日の、オシドリの続きです、此処には、カルガモ、ホシハジロ、マガモ、キンクロハジロ、ヨシガモのほかコガモのペアも見られました。
全般に数は少ないように思われます。またミヤマホオジロなど小鳥類もまだあまり見られません。
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1.カルガモ(軽鴨、学名:Anas zonorhyncha、英名:Spotbill duck、科属:カモ科マガモ属、体長:61cm、時期:留鳥または冬鳥)
一般にカモ類は冬鳥。ところがカルガモは、夏でも冬でも「軽池」に見られたので「軽鴨」。
軽の地名は日本書紀にあり、「軽の池」の所在地は現在の奈良県橿原市大軽町とその付近とされている。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年 109頁)
2.ホシハジロ(星羽白、学名:Aythya ferina、英名:European pochard、科属:カモ科スズガモ属、体長:45cm、時期:冬鳥)
翼に白帯があるから「羽白」。星は背中の細かい横斑によるというが、虹彩が赤い雄の眼を「星」に見立てたのだろう。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、294頁。)
3.マガモ(真鴨、学名:Anas platyrhynchos、英名:Mallard、科属:カモ科マガモ属、体長:59cm、時期:留鳥、冬鳥)
カモを代表するカモの中のカモだから、「真」がついて「真鴨」。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、296頁。)
4.キンクロハジロ(金黒羽白、学名:Aythya fuligula、英名:Tufted duck、科属:カモ科スズガモ属、体長:40cm、時期:冬鳥
金は虹彩、黒は体色、白は翼お白帯。3つ合わせて「金黒羽白」。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、132頁。)
5,ヨシガモ(葦鴨、学名:Anas falcata、英名:Falcated duck、科属:カモ科マガモ属、体長:48cm、時期:冬鳥
雄は姿が美しい。つまり「容姿のよい」カモなのでヨシガモ。「葦」の字は書き間違いではないか?
英名のfalcatedは「鎌形の」という意味。これは雄の三列風切が細い鎌の刃型であることによる、種小名も同じである。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年 336頁)
撮影機材:カメラ:Nikon D500
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR+Ai AF-S Teleconverter TC-14E II
撮影日時:2021年12月02日09:57~
撮影場所:北九州市小倉南区
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
カモ5種(北九州市小倉南区)
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