あんちゃんは スゴイ！！

昨日は、いきなり重い内容で長々と綴ってしまいました。読んでくださった方、疲れたかも？

でも、レオままにとっては「自分で猫を飼うとは・・・？」この問いかけに対する原点なので、

20年以上昔のことですが、あえて詳細な内容をお伝えしたかったのです。




さあ、今日は新婚早々、若くして後家さんとなってしまったあんちゃんの、その後の暮らしぶりです。

気丈にも、寂しがることなく、いきなり甘えん坊に大変身です。

こちらにメソメソする暇も与えないくらい、愛情独り占めを喜んでいる様でした。
（もしかして、人間に気を使ってくれてたのでしょうか？それとも、今まで遠慮してた？）



あんちゃんは、それはそれは賢い猫で、歴代の猫の中でもピカイチです。レオままもびっくり

其の１・・・アパート暮らしを理解（柱、畳では爪を研がない。ふすまと壁は飼い主が修理できるのでの約束）

其の２・・・流し台、テーブルには上がらない

其の３・・・猫なのにお散歩できる（ほかの人は駄目。レオままにしかついて来ない）

其の４・・・忠犬ハチ公よろしく、レオままが帰宅するときバス停にお迎え

其の５・・・食卓のご飯には手を出さない


等々、本当に叱ることがなかったのには仰天でした

特に、～猫なのにお散歩？～と疑問に思うかもしれませんが、たとえば・・・

２００m程離れたゴミステーションにゴミ出しに行くとき、彼女はしっかり私の
足元をついてきます。（もちろん、帰りも）

町内会費の集金や回覧板を回すときも、「アンちゃん、いくよ」の声掛けと手招きだけで１軒1軒ついてきてくれるので、よく一緒に行ったなぁ～

夕方、ひとけのなくなった公園で、全力疾走でおいかけごっこもしたよね～

とにかく、声を掛ければついて来てくれる感じだったので、私の妹が「魔法の靴」でも履いとる？と冗談を言ってましたね～。

そして、～バス停にお迎え～も超びっくりでした。

仕事に行くとき、家からバス停までついてきて、困ったこともあったけど、（言い聞かせたら、あきらめてくれた）

決まった時間のバスで帰ったときに、バス停の角にあんちゃんが待ってるのには参った。（あんちゃんこんなことができるの～？
確かに感心しましたが、あぶないのでやめてもらいました）



あんちゃんは、誰にでも愛想よしだったから、向かいの会社事務所にも時々出勤？してはかわいがってもらってたし・・・

隣のラーメン屋にも招き猫みたいに行ってましたね。

ラーメン屋のおばちゃんが「あんちゃんは勝手に中へ入ってこないで、いつも玄関マットに座ってるからいい子だね～」と褒めてくれたんだよ。



言葉をすべて理解してるみたいで、あんちゃんの前では、迂闊なことはしゃべれなかったわ。

とにかく、親ばか夫婦はスゴイ、スゴイとあんちゃんにメロメロになっていきました。





それに、なかなかのお嬢様育ちみたいで、食べ物はカリカリとカルカン缶詰と

旦那の晩酌にお付き合いして、マグロの刺身を２切れのみ。

クロやチャーがいた時は、ちくわも食べてたのに、その後はまったく食べず。。。なんで？？？

そして、おしとやかなだけかと思いきや、野生的な狩りも上手だった。

でも、1番笑ったお土産は、タクシーの運ちゃんが使ってるみたいな毛ばたきでしたね。



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８０ｃｍくらいあった毛ばたきをくわえていては、いつもの１０センチしかない窓の隙間からは入れなかったようで

得意げに「玄関を開けろ！」と大鳴きしてましたっけ・・・

そんな、こんなで、とっても楽しいあんちゃんとの生活が過ぎていきました。


そして１９９１年、新たな出会いが。。。。