猫の足音

夜寝る時、レオもクロも冬は私のベッドに入って寝ることが多い。

最初っから一緒に寝ることもあれば、途中からこっそりやって来て潜り込んでくることもある。

夜パトの帰りが遅い時、私がベッドに入って寝付くまでの間・・・

密かに猫を待っているのだが、し～んと静まりかえった夜中、猫の足音を聞くのが楽しみなのだ。






猫は足音を立てないというが、そんなこともない。

歩くと、ペタペタ・・・　ピトピト・・・　

階段はトントントン・・・　

走ると、ドドドドドッ・・・　ダダダダッ・・・

爪の音がカチャカチャ・・・　こんなのもあるなぁ

軽やかな足音は師匠、びっこのレオはヒョコタンヒョコタン・・・と、ちょっと不規則な足音

以外と足音で、分かるものだ。




今、廊下を歩いてる、あっ、リビングに入ったからお水を飲んでから来るのかな？

そして、今階段を上がってきた。もうすぐ・・・　もうすぐベッドにピヨンと来るぞっ

わくわくしながら、待つのが好きだなぁ







でも、いつも足音をさせているかというと、そうでもない。

悪さをくわだてて居るとき、おどかしてやろうと思っているときは、どんなに耳をすませても

聞こえないんだよなぁ・・・

気配さえも感じないことがある




障害物がいっぱいあっても、何の音もさせない・・・

しかし、目力はすごい！　背中越しに猫に見つめられると、ちゃぁ～んと視線は感じるのだ。







本当に猫って不思議でおもしろい。





さぁ、今夜も私をあっためてちょうだい

私はベッドの真ん中で今か今かとおまえたちが来るのを待ってるよ

レオは右側、クロは左側・・・　

一緒に寝るために、私は身を精一杯細くして、おまえたちを待ってるんだから・・・








でも、汚いのはゴメンだよ～

セミダブルのベッドがほしいなぁ・・・






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