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noriba-ba's garden

若草物語5

若草物語の旅の続き…。

 

若草物語の時代背景やオルコット家について

熱いレクチャーを受けたあと

一部屋ずつ見学していくことになった。

 

そこからは若いスタッフの女性が

先ほどの高齢の婦人に

「さ、ここからはあなたが説明するのよ。」

とでも言うように促され

多少自信なさげな様子を見せながらも

初々しい表情で案内をしてくれた。

 

まずは今いる食堂について…。

オルコット家は家族団らんの食事を大事にしていて

ルイザの母親はかなり料理上手だったとか。

特にこの地でたくさん収穫できたリンゴを

様々に工夫して作ったお菓子が

とても美味しかったらしい。

そのレシピがパンフレットにも載っていた。

 

(台所)

若草物語の中に出てくる姉妹の母親も

同じく料理上手だったので

おそらく彼女がモデルに違いない。

 

また、この食堂は演劇の舞台でもあった。

姉妹は地域の人々を招いて

たびたび劇を演じて観せていたらしく

この部屋に通じる階段から

役になった姉妹たちが登場する仕掛けだ。

 

その当時の衣装や小道具が入ったトランクが

2階の踊り場に今も保存されていた。

 

そう言えば若草物語の姉妹たちも

同じようなことをやっていたのを思い出す。

文章の得意なジョーが脚本を書き

メグやベスが衣装を作って

姉妹みんなで演じていたっけ…。

 

やっぱり、若草物語は自分たちの実体験をもとに

創作されていたのだと改めて確信する。


当時、娯楽の少なかった時代にあって

愉しみは自分たちで創り出すという考えは

あのターシャ・テューダーの人形劇にも通じる。

古き良きアメリカの文化なのかもしれない。

 

今日はここまで。

続きはまた次回。


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