「2類相当」から「5類」引き下げで、ワクチン接種や診療控えが増加

国内の新たな感染者は18万5694人、感染者の累計は2737万4464人
国内では20日、18万5694人の感染が確認され、15日連続で前の週の同曜日を上回りました。

愛媛県の3535人、岩手県の2699人、島根県の1777人はいずれも過去最多を更新しました。
感染者の累計は2737万4464人になりました。
また、新たに確認された死亡者は231人で累計は5万3730人です。
重傷患者は17人増えて493人でした。

都内の新たな感染者は2万513人、感染者の累計は380万1630人
都内では20日、2万513人の感染が確認され、15日連続で前の週の同曜日を上回りました。

新規感染者が2万を超えたのは8月25日以来です。
都内の感染者の累計は380万1630人になりました。
このうち、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者の感染者は2081人で全体のおよそ10.1%でした。
また、新たに確認された死亡者は20人で累計は6541人です。
都の基準で確認された重症者は7人増えて44人でした。

世界の感染者6億5424万人超え、死亡者は666万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者数は日本時間21日5時21分の時点で6億5424万1800人となりました。
また、死亡者は666万8832人になりました。 

「2類相当」から「5類」引き下げで、ワクチン接種や診療控えが増加
新型コロナウイルス感染症は現在の2類相当から5類への引き下げが検討されています。
引き下げられた場合には全額公費負担が自己負担になります。
自己負担となるのは
　ワクチン接種　無料⇒　9600円程度（全額）
　抗体検査　　　無料⇒　1800円（3割負担で）
　PCR検査　　　無料⇒　2500円（3割負担で）
　治療薬（ラゲブリオ）5日分　 無料⇒　28000円（3割負担で）
　入院費用　　　 無料⇒　数万～10数万円（3割負担で）
などです。
物価や電気ガス料金などの値上がりが続く中で、医療費が全額公費から自己負担となれば、ワクチンを接種せず発熱など新型コロナ感染症の症状があっても診療を控える方が増えることになり、その結果感染者が急増する恐れがあります。
2類相当から5類引き下げても医療費は全額公費で負担するような特別措置を講ずるべきかと思います。