いそがしのトトロ

きたぐにのせいかつ日記。 

鹿児島へひとり旅 パート2

2023-10-10 09:33:01 | 旅行

ひとり旅4日目。

指宿から鹿児島中央まで”たまてばこ”という列車が走っている。帰りはその列車に乗ってみた。全指定で乗車券のほかに、指定席券2300円。

列車が真ん中で白と黒に塗り分けられている。海側が白、山側は黒。当然海側の席に集中する。車両の真ん中に、ベンチ式の展望席があるので、写真を撮ったりするのに移動してもいい。グッズや食べ物の車内販売があり、前の席のファミリーはサイダーをのんでいた。プリンを食べてみた。

豪華列車ではなく、まあまあかな。

鹿児島では時間があったので、鹿児島市内を循環している「シティービュー」バスに乗った。朝8時30分から夕方5時30分まで駅前のバス停から30分おきにでている。一周80分ぐらいで、仙巌園までいって駅にもどる。190円。乗り放題の1日パスは600円だ。帰る時、鹿児島で1泊するので、まず市内1周でどんなところか見るには便利だ。仙厳園は見てみたいと思ったが、ずいぶん広い。今回は無理かもしれないと思った。

鹿児島中央から霧島温泉には日豊本線で霧島神宮駅までいき、そこからバスに乗る。錦江湾のむこうに桜島がきれいに見えた。錦江湾には養殖をしているいけすがたくさんあり、ぶり・うなぎ・カンパチの養殖生産量は日本一らしい。

霧島神宮駅前から霧島温泉行のバスは少ないが、特急に接続していると書いてあった。神宮駅前には足湯があり、3人位いた。

20分ぐらい待ってバスが来たので乗る。私と白人の若者と2人だけだった。集落を通り、杉の木の茂る山道をくねくねと走った。霧島神宮まえで大きなトランクを持った観光客数人が乗りこんできた。

温泉街の入り口の“丸尾”で降りて、ホテルまで歩いた。大きな白いホテルだった。

宿泊客は結構多かった。お風呂はすごく大きい。露天風呂は白濁湯だ。食事会場もすごく広い。

夕食はバイキング。品ぞろえはいい。満足。でも広い会場で一人食事をするのは、やはり少し寂しいと思った。一人で食事をしている人も数人は見かけたが。

一日目

2日目

朝食

次の日は、何といっても霧島神宮に行ってみなければと思い、ホテル前のバス停から霧島神宮へ向かった。大きなトランクを持った観光客が何組か乗り込んできた。日本の観光客はほとんど車で移動しているので、こういったおおきなトランクを持っているのは外国客である。

バス料金の支払いに、苦労していた。

杉の並木がきれいだった。

霧島神宮はパワースポットとして人気があるというが、私にはあまり感じられなかった(個人的感想)

また温泉まで戻り、霧島周遊バスに乗った。どんなところか知るためには一通り見られる周遊バスが魅力的だ。バスの待合所の前に「温泉市場」があって、足湯や土産物屋、おそばなどの飲食店もある。温泉蒸しという、たまご・とうもろこし・さつまいも・まんじゅう・ソーセージを蒸したものを売っている。これが一番繁盛していた。

霧島周遊バスに乗ったのは私ひとりだった。1時間半ぐらいで出発地に戻る。

とにかくバスは数えるほどしかない。ホテル前の時刻表はこんな感じである。

道はくねくねと曲がり、対向車と道をゆずりあわなければならないような鬱蒼とした木立の中を行く。”えびの高原”に着くと開けた高原の雰囲気になった。

ここから新燃岳が噴煙をなびかせているのがみえた。ここで折り返した。”高千穂河原”というところで、2人乗ってきた。ここは霧島連山の登山口らしい。キャンプ場のようなところで青年たちが山のぼりの準備をしていた。

同じ道をもどって、「温泉市場」で降りたのは最終的に2人だった。この周遊バスは景色がずうっと同じという感じ。変化のないところが面白くない。こんなに乗る人がいないんでは大赤字だろう。運転手にも気の毒であった。

次の日は霧島温泉駅までバスで行き、肥薩線の霧島温泉駅から隼人まで列車。隼人で乗り換えて鹿児島中央まで日豊本線でいく。肥薩線は、吉松から八代までは豪雨の被害が大きかったため、不通になっている。

案の定、乗ったバスは終点まで私ひとりだった。

肥薩線の列車は空いていたが、まあまあ乗っていた。隼人からは特急で鹿児島中央にもどった。やはり特急列車は快適だった。乗車券500円 特急券660円でも仕方ないか?

鹿児島では、半日あったので、まず歩いて”維新ふるさと館”に行ってみた。

明治維新を寸劇にしたようなシアターの上映をみた。西郷隆盛・大久保利通・小松帯刀(?)のロボットが登場する。西郷隆盛はセリフに合わせて表情も動くし、身振りもリアルで驚いた。

西郷が鹿児島に戻って学校を作り、結局その仲間の求めに応じて明治政府と対立することになる西南戦争に突入してしまうというのがよく理解できない。

また今回はじめて山形の庄内藩と西郷のエピソードを知ったが、私のふるさと山形には西郷の像があるらしい。庄内藩には寛大だったらしい。会津藩をあんなに徹底的に追い詰めて、慶喜は生き延びたのに、それもよくわからない。

”維新ふるさと館”はすべて教えてくれて納得できるところではなかったが、あとは私が学んで行かなければいけないんだわ。

それからまた地図をみながら歩いて、天文館という繁華街に行った。調べておいた鹿児島ラーメンの店とうなぎ屋を探した。ラーメン屋とうなぎ屋は近所で、ラーメンも食べたかったが、おなかが空いてなかったので、夕食用にウナギ弁当を買った。3200円。

天文館から駅までは市電に乗った。観光客で満員だった。170円。

鹿児島中央駅直結の同じホテルにチェックインした。前より広い、ダブルの部屋をとってくれた。やはりここはいごこちがいい。

旅行最終日。駅でかるかんのお土産を買い、博多行きの新幹線に乗った。乗車率は30%ぐらいか。熊本で結構席が埋まった。新幹線が新大阪終点だとは知らなかった。

飛行機の出発まで2時間ぐらいあるので、博多から地下鉄で空港に行って、トランクをあづけてしまい、身軽になってまた博多までもどり、いろいろ買い物をした。今日の夕食に、阪急デパート地下で、お弁当を買った。

ここのお弁当はレべルが高い! 1000円~1200円。

出かける時はわくわくしたが、家に戻ってほっとした。

帰れるから旅は楽しいのだ  寺山修司(正確ではないかもしれない)

 

 

 

 

 

 

 

 

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