ふわふわな記憶

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魔法少女リリカルなのはViVid Memory:67「バーニング・ドライブ」 感想

2014-11-29 06:00:00 | 魔法少女リリカルなのは
なのはViVid 67話「バーニング・ドライブ」感想
(前回の感想はこちら→魔法少女リリカルなのはViVid Memory:66「ネクスト・ツアー」 感想



 今月の扉絵は秋制服に着替え中のヴィヴィオ。ヴィヴィオの扉絵というのは特別珍しくはないですが、さすがViVidの主人公と思わせてくれるほどにヴィヴィオの扉絵って安心感があるんですよ。もちろん他のキャラが扉絵として描かれるのも嬉しいのですが、定期的にヴィヴィオの扉絵が見たいなぁという気持ちもあります。

 特に今回の扉絵は好み。パンツが見えているからとかではないですよ、純粋にかわいいなぁと。それにしても制服って夏服と冬服の2種類のイメージがあったのですけど、秋制服というものがあるんですね。



 楽しかった学院祭も終わり、ヴィヴィオたちにはいつもどおりの学校生活が待っていた。登下校中に談笑するヴィヴィオたちの姿は仲の良さが伝わってきて微笑ましい。朝からコロナちゃんと一緒に登校できるって考えたら絶対寝坊せずに学校に行けると思うし、コロナちゃんの存在は学校の遅刻率減少に貢献してしまえるレベル。やはりコロナちゃんはすごいなぁ...。




 登下校中にイチャイチャするユミナちゃんとアインハルトのシーンが和む...。なのはシリーズにおける「友達」というものはやはり美しい。友達になるのって簡単なんです。「なまえをよんで...。」全てはこの言葉に集約されているんですよ。ユミナちゃんもアインハルトもお互いを名前で呼び合っていますし、もう友達でないわけがないんです。



 そして、いよいよインターミドル地区予選の準決勝が始まる。ヴィクター、番長、ジークの3人は圧巻の強さを見せつけ、決勝に駒を進めることになった。そして、予選10組では初参加のルーテシアが決勝に進出。この勢いでミウラも快勝かなと思われたが、まさかの大苦戦を強いられていた。




 相手は射撃一本を鍛え続けてきた生粋のシューター。リングを広く使い、早い射撃で徹底的に突き放すことで間合いに入れないインファイター封じの戦い方を見事に実践してみせる相手にミウラは防戦一方な展開を強いられる。

 なるほど、これは厳しい。やはりミウラの課題は「抜剣」の射程外からの攻撃に長けている相手。今までミウラが戦ってきたミカヤさんやヴィヴィオもシュータータイプではなく、力と力のぶつかり合いで、そんな真っ直ぐな戦いをミウラは制してきた。

 純格闘型のミウラにとってインファイトに持ち込めないのであれば試合にすらならない。レベルの高いアウトレンジシューターに対してはあまりにもインファイターは相性が悪いんですよね。




 第3ラウンドも相手にダメージを与えることができずに圧倒されてしまう。もうポイントでは追いつけないため、勝つためにはKOしなければならない。

 最終ラウンドもアウトレンジから放たれる「魔弾」に防戦一方を強いられるが、ミウラはタイミングをうかがっていた。インファイターである自分がアウトレンジシューターを倒すための「点火」のタイミングを。






 
「ドライブイグニッション」

 これこそがミウラの出した答え。そう、八神家のみんなと出会ったあの日からミウラはただただ前に進む。いつだって自分の全部をぶつけるために。人見知りで、口下手でドジでおっちょこちょいでなにをやってもダメな子だったミウラがあの日、自分の空を飛べる翼を受け取った。そして、不器用な少女は感謝の想いを乗せてただただ愚直に相手にぶつかっていく。



 不器用な少女の中に眠った可能性。その原石を「鉄槌の拳と斬撃の蹴り」という宝石に変えるための努力をミウラは積んできた。だからこそ、自分の全てを手足に込める。





 ロケット弾のようなダッシュで間合いに入り、1ラッシュで相手を撃沈させるミウラの試合の豪快さは本当におもしろい。純粋に自分の格闘スタイルを貫くミウラの姿にはやはり惹かれるものがあるなぁ。


 やっぱりミウラにはどこまでも勝ち上がってほしい。ひたむきに前に向かうその姿をずっと応援していたい。自分を嫌いだと言っていたミウラが「生まれて初めて自分を好きになれそう」と笑顔でそう言ったのも八神家のみんなにそしてストライクアーツに出会ったから。だからこそ、ミウラのストライクアーツをもっと見ていたいんです。

 でも点火があるとしてもアウトレンジの戦いを主体にしている相手には苦戦は避けられないでしょうし、今のミウラはジークたちトップファイターを相手にどれだけ戦えるのでしょう。まだまだ課題がありそうですが、ともあれミウラが無事に準決勝を勝ち抜き、決勝に駒を進めることができたのは嬉しい。


 次回は、リオの実家「ルーフェン」のお話になるのかな。リオの本領でもある「春光拳」って射砲撃も武器戦闘もある魔導武術でしたよね。武術や剣術の秘伝書も眠っている超凄そうな場所なので、修行にはもってこいの環境ですね。


 次回は、12/26発売号で掲載予定。来月はViVidのカレンダーが付録で付いてくるみたいなのでそちらも楽しみです。


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