goo blog サービス終了のお知らせ 

のんびりロンドン⇒あくせく東京(食べ物系)

2004年~2008年までロンドン駐在。東京に帰ってきてからも…食べ物の話を中心にノンビリやらせて頂きます。

Les Bouquinistes (パリ/フレンチ)

2008-08-01 07:33:49 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★★(絶対再訪すると思う!)
Les Bouquinistes
53, Quai des Grands Augustins
75006 Paris
Tel:01 43 25 45 94

三ツ星レストランGuy Savoy(ギー・サヴォア)のセカンド・レストラン。
当初は違うビストロに行く予定だったものの、マリアージュ・フレールでお茶をした後に通りかかったら、ふらふら~っと入ってしまいました。
今回は、"お得ランチ〟前菜+メイン=26ユーロのコースを頂きました。

まずは前菜。
僕は「マグロとサーモンのタルタルのサラダ」を選択。もう見るからに美味しい。マグロもサーモンも、やや脂が乗りすぎてるかなと思わなくもないものの、付け合せのトマトの冷製スープがスッキリと洗い流してくれます。
妻がチョイスした「インゲンとベーコンとポーチドエッグのサラダ」は、絶妙な茹で具合のインゲンに、ベーコンの絶妙な塩加減とポーチドエッグの甘みとトロリ感が絶妙に絡んだ逸品(妻談)。要は絶妙なようです(笑)。



メインは二人とも子牛のステーキ。
子牛といってもキチンと牛の旨味が詰まってるし、柔らかいし、火の通り具合も絶妙。付け合せのニンジンの甘み、胡瓜?の苦味、リンゴの酸味などがソースに絡んで…。あぁっ、ボキャブラリーが足りないけど、とにかく美味しい!


サービスも文句無く、さすが三ツ星のセカンド。これで26ユーロは、本当にお得でしょう。

が、問題は、実は「前菜+メイン+デザート=29ユーロ」のコースも存在するという点。
あの時は、ちょっと体調下り坂かつ、この後でアイスクリームを食べに行きたい店もあったため、デザートはいらないか、と思ったのですが、今から考えれば何で3ユーロ足してデザートを食べなかったのか…!!

ロンドン生活4年半で最大の後悔の一つとなりそうです…。

ランキング参加中!
にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

Bistrot Saint-Honore (パリ/ブルゴーニュ料理)

2008-07-31 09:21:28 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★(きっと再訪すると思う。いつの日か…)
Le Bistrot Saint-Honore
10, rue Gomboust,
75001 Paris (see map)
Tel: 01.42.61.77.78.

日本人に人気が高いブルゴーニュ料理のビストロ。数年前に"るるぶ〟に載っているのを見て以来、ずーっと行きたいと思っていたお店です。
ロンドンに住んでいる間に、ブルゴーニュのワイナリー巡り+ブルゴーニュ料理三昧の旅をするはずだったのに、なんやかんやと実現できなかっただけに、ここで食べるぞ!と妙な気合を入れて伺いました。
頂いたのは、前菜+メイン+デザートで28ユーロのコースです。

まず、前菜はエスカルゴ。ブルゴーニュ料理の特徴である、たっぷりのバターとニンニクでコッテリです。ちゃんと美味い。
そういえば、大学4年生の時に初めてパリに来て、生まれて初めてエスカルゴを食べ、なんだこりゃ?凄い美味しい!!と思い、その後の数年間は狂ったようにエスカルゴを食べていたなぁ…って、完全にオジサンの回想ですな。


メインは、"るるぶ〟を見てから恋焦がれてきた子牛の赤ワイン煮込み。
思ったよりスパイスが効いていますが、ホッとする味。期待を裏切らない美味しさです。一緒に頼んだPinot Noirと本当に良く合い、この一皿だけでクイクイッと殆ど一本空けてしまいました…。


デザートはクレーム・ブリュレを選択。甘さ控えめで卵が効いている、昔懐かしいプリンという感じで、これもホッとする味。


これで28ユーロは充分なお値打ち。パリ在住邦人にも人気が高いようですが、間違いなく日本人が好きそうな味だと感じました。

食後、オーナーと思しき男性(2代目だそうな)と話していたら、「日本人か?いやー日本のミシュランのような権威ある本に紹介されてから、日本人のお客さんが激増してhappyだよ!」と見せられた本は…"るるぶ〟。
日本のミシュランねぇ…実際、美味しい店だったので、ま、いいか。

ブログランキングは?
にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

Cuisine de Bar (パリ/カフェ?)

2008-07-30 08:20:47 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★(きっと再訪すると思う。願望だけど…)
Cuisine de Bar
8, rue Cherche-Midi
tel: 01 45 48 45 69

パリの超有名なパン屋さん「Poilane (ポワラーヌ)」の隣にあるオープンサンドが有名なカフェです(偉そうに書いてますが、全て嫁さんの受け売りです。為念)。
旅行2日目のブランチで伺いました。

このお店、有名なオープンサンド(tartines)は、本当に美味い、お洒落、安い!
ランチタイムは、サラダ+タルティーヌ+ワイン+コーヒーのセットで12.5ユーロ!抜群のコストパフォーマンスと言わざるを得ないでしょう。





僕はパンをあまり食べない(ご飯&麺類大好き)ためパンの微妙な美味しさっちゅうもんが良く分からないんですが、ここのパン=お隣の超有名店のパンは、間違いなく美味い。パンの耳が硬いんだけども、それが何とも言えず美味しいんです。
以前、嫁さんが両親を連れて来たとき、歯の調子が悪くてパンの耳を残したところ、皿を下げにきた従業員が「あ~もったいない!このパンは耳が美味しいんじゃない!」と言いながら、食べ残しの耳を食べてしまったそうな…う~ん、思わず納得。

イギリス情報じゃないですが、取り敢えず押しておいて!
にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

アンダルシア旅行(番外編) ― Dehesa Santa Maria (コルドバ/スペイン料理)

2008-01-26 21:23:11 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★★(また再訪したい!)
Dehesa Santa Maria
Avda. Libertad, 10 Local 4
Córdoba
957400651

イベリコ豚料理専門店、のようです。
ホテルの受付の女性に薦められ、他に店を探すのもカッタルイし、しょうがなく…といった感じで行きました。が、素晴らしいコストパフォーマンスに衝撃!
このお店、スペイン・ポルトガルでチェーン展開しているようです。HPにメニュー価格が載っていないのを見ると、店(街)によって値段が違いそうですが、大した差ではないでしょう。

以下、珍しくベタ褒めしますが、この店は、どう間違っても高級店ではありません。ハモン・イベリコも明らかに熟成の足りない促成品でが出てきます。僕の痩せた舌でもドングリだけ食べさせたイベリコ豚を何年も熟成させて作った最高級品ではないことが直ぐに分かります。
しかし!そんなことはどうでもよいのです。美味しいイベリコ豚料理がこの値段で気軽に食べられる…。このスペイン食文化の深さが素晴らしい。子連れ客も多かったですが、こんなもの食って育った子供が英国の田舎町とかに移り住んだら、発狂するんじゃないんでしょうか。子供にこんなものを食べさせてはいけません。


まずはハモン・イベリコ。上記の通り高級品じゃないですが、この量で6ユーロくらい。何も文句はありません。



ウナギの稚魚ガーリックとスペイン風オムレツ。これも味自体は、ロンドンのEl PirataとかLa Ruedaの方が美味しいような気がしますが、量が凄くて値段も6ユーロくらいと衝撃的に安い。


そして、これがこの旅で最大の衝撃、イベリコ豚のヒレステーキ。いや、マジで美味い…。はぁ…思い出しただけでため息が出ます。ガーリックソースが効いてます。これで11ユーロくらいだったと思う。

翌日の晩も再訪。イベリコ豚を使った普通のハムも美味しい。イベリコ豚のBBQ、最後のイベリコ豚(ロース)ステーキは溶けました(ちょっと脂っこいので量を食べると厳しいですが…)。




こんな濃い料理を二晩続けて食べるとどうなるか…Gパンきつくなって(しかもウエストではなくて腿の部分というのがいかにもヤバそう…)、帰りの飛行機が苦しかった(笑)。しかし、そんなに濃くても飽きない。絶対また行きたいお店です。

↓よろしくお願いします!ってランキングが上にいくと何か良いことが…?
にほんブログ村 海外生活ブログへ にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

La Bonne Humeur (ブラッセル/ベルギー料理)

2007-12-16 11:40:21 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★(機会があればまた来ます)
La Bonne Humeur
244, Chaussee de Louvain, 1000- Bruxells
02/2307169

日本でもwebや雑誌で採り上げられ、評判の高いお店。よって女主人も凄く日本人慣れしていますが、この辺は好みの別れるところ。
女主人のキャラ、店構えともに、前日に行った店よりも庶民派な雰囲気。お値段も少し安めです。


ランチで行きましたが、昨晩はやや食べ過ぎたので、前菜(グレー産小エビのサラダ)とムール貝(ガーリック&クリーム)のみ注文。

ここも美味しいですね。こちらのお店の方が、よりレアっぽい感じでムール貝の身はもっとプリプリしています。が、その分、スープのコクは弱い感じ。一度きり一皿食べただけで比べられませんし、好みの問題ですが、個人的には昨晩のお店の方が良かったです。



問題は立地。お店の周囲は、下町っぽい雰囲気が強いような。夜は皆さん歩いて来るんでしょうか?今回は昼間だったので良かったんですが、夜であれば、なんとなく僕は歩いて来たくないと感じました。また、女主人のキャラが…僕はやや苦手なので、★一つ減らして三ツ星評価です。

Au Vieux Bruxelles (ブラッセル/ベルギー料理)

2007-12-16 10:30:13 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★(きっと再訪すると思う)
Au Vieux Bruxelles
Rue St-Boniface 35, Brussels, 1000
02/503-31-11

「やまと」に振られて行ったお店。ほぼ向かいにあります。「振られて…」の展開は実は二度目。8月に部下のT君と出張で来た際にもラーメンにありつけず、ブラッセル駐在の先輩に連れてきて頂きました。
夏場はムール貝の季節ではないにも関わらず非常に美味しかったため、是非もう一度、冬場に来たいと思っていたのですが、またまたスーパーサブとして登板することになりました。

お店の中はこんな感じ。飾り気はあまりありませんが上品でいい感じです。店構え的にはデキル予感。
早めの時間だったので写真を撮った時点では空いていますが、ほどなく満員に。予約なしだと入れなかった人も多かったようなので、予約はしておいた方が無難なのかもしれません。


食前酒、ベルギービールを頂いた後、当然ながらムール貝を注文。僕は「ガーリック&クリーム」、妻は「プロヴァンス風」です。プロヴァンス風は、トマトベースにちょっとピリ辛の味付け、ガーリック&クリームは文字通りコッテリしてます。


お味の方は、素直に感動!
「旬」とは恐ろしいものです。普通、二度目に食べると感動は落ちるものですが、夏場に食べた時と同じ店、同じ料理?と思うほど美味しい。身の張り方、スープへの出汁の出方、とにかく美味しい。バケツ一杯のムール貝を瞬時に食べ終え、スープまで全部飲んでしまいました。ガーリック&クリームは最高です(カロリーは考えないように…)。

次回、出張で行った際にも、気まぐれな「やまと」ではなくて、こっちを目指して行こうかな。

La Ferrandaise (パリ/フレンチ)

2007-10-09 07:57:21 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★(きっと再訪すると思う)
La Ferrandise
8, rue de Vaugirard, 75006 PARIS
+33 (0)1 43 26 36 36

2006年のパリ・ベストビストロ賞のお店。今回の旅は「ビストロを攻める」というのが目的だったので、ここも外せないお店でしょう。結局、2軒しか行かなかったんですが…。体調が冴えないにも関わらず、Le Comptoirで昼食をとった後、1軒お茶をしてからJean-Paul Hevinでケーキ+お茶(下の写真)、さらに夕食でこの店に来たので、さすがに胃にもたれました。しかし、ジャン=ポールエヴァンのモンブラン、最高です。


さてお食事ですが、文句なしのビストロ料理という感じで満足感高し。
まず付け出し?としてラディッシュ(ディップつき)が出されましたが、これがお洒落。期待感が高まります。
前菜は、僕はマグロのタルタル風、妻は温かい鶏手羽グリルが乗ったサラダを選択。
マグロも美味しかったですが、妻の手羽グリルは甘辛く日本的な味付け。野菜との相性も良くて、こういう食べ方もいいものなのねと勉強。


続いてメインは、僕は牛ヒレのステーキ、妻はレバーのステーキをチョイス。いずれも"文句あるか〟という感じでドドーンと来ました。ヒレステーキは食べきれるか心配になったものの、さすがに牛にこだわる店だけあって(店内は牛の写真だらけ)、とても美味しく難なくクリア。妻のレバーは、火加減も風味も文句なしでした。


デザートは、僕はミルフィーユ、妻はあんずのコンポートを注文。美味しい…けど、もうお腹一杯…。店を出る直前の最後の会話は「明日の昼に予約してる"mon vieil ami〟は無理っぽくない?」「だね…」でした。


いずれにせよ、料理も美味しく、落ち着いて食事できる雰囲気も良く、店員さんの印象も良いなど、とても良いビストロだと思います。

Le Comptoir(パリ/フレンチ)

2007-10-08 03:33:10 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★+(機会があればまた来ます+)
Le Comptoir
9, carrefour de l'Odéon 75006 Paris-France
+33 (0)1 44 27 07 97

「パリで最も予約が取りにくい」と有名なビストロ。6月のパリ週末旅行の際にお邪魔しました。6ヶ月も前から予約を取るほどの根性はないnon-be夫妻は、当然のごとく予約なしで入れるランチを選択。開店(12時)10分前頃から並ぶと難なく着席できましたが、僕らが食事している間にも長蛇の列が…。開店前に並ばれることをお勧め致します。

さてお食事です。
まず前菜は、僕も妻もテリーヌを選択。普段はあまりテリーヌは注文しないものの、どのガイドブックにも載ってるし、という感じで選びましたが、美味しい。フォアグラのマッタリ感がとても良いです。味も“繊細過ぎず”という感じでとても好み。


続いてメイン。僕はラムのソテー、妻は豚の挽肉を焼いたもの、というと何のことか分かりませんが、メンチカツの中身を薄く焼きそれをロールしたようなモノでした(表現力が乏しすぎる…)。いずれも美味しいのですが、ちょっと味が濃い。隠し味(隠れてないんですが)として醤油?を使っているような気がしました。それが焦げた部分は香ばしくて美味しいものの、ちょっとクドイ感じ。
もっとも、この日は、妻は発熱、僕は徹夜明けの金曜日にユーロスターの最終便でパリに入ったので体調が悪く、それがこの感想に結びついているような気もするので、バイアスが掛かった意見かも。もう1回行って確かめてみないと!

ナポリ(中編) ピザ三昧

2007-04-12 08:43:19 | 大陸-西洋料理

ナポリと言えば、やはりピザです。
先輩曰く「ピザ観が変わる」と。
ピザ観まで変わってしまうかどうか分かりませんが、とにかく安くて美味いです。日本でも、代官山のサルヴァトーレのピザとか大好きですが、2,500円くらいしていたような気がします。
ちなみに、いまサルヴァトーレのHPを見てみたら、ピッツェリアをチェーン展開してるんですね。昔、東麻布にあって3人兄弟でカンツォーネを聞かせてくれていた時とは隔世の感がありますねぇ(妻談)。Pizzeriaでデリバリーでも美味しいのでしょうか。気になるところです。

話がそれましたが、ナポリでは、高いところに行っても5ユーロ(超ユーロ高水準でも800円!)くらい。当然ながら、日本の優秀なナポリピザよりも雰囲気も含めればやはり上ですし。
今回は、味を比べるために定番「マルゲリータ」をひたすら食べ続けましたが、それでも飽きない。以下の2店はガイドブックにも頻出の有名店ですが、それ以外のフラッと入ったお店も本当に美味しかったです。

Brandi
SALITA S. ANNA DI PALAZZO 1-2
(Ang. VIA CHIAIA)
NAPOLI
+39 (0)81 416928
クリントンさんもご贔屓というマルゲリータ発祥の店。
やや高級目の路線で他と比べると値段もやや高め。
といってもマルゲリータが5ユーロくらいだし、格好もラフなもので全然OK。
高級路線らしく、味もやや上品か。


Trianon Da Ciro
via Pietro Colletta - Napoli, Centro storico
+39 (0)81 5539426
こちらは超庶民派の食堂といった風情。
マルゲリータが3ユーロ程度。安い…。
味はBrandiよりもややハッキリした感じ。
焦げ目も付いてたりして気取った感じが全くしないところがまた良い。
ロンドンで会社の近くにこんな店があったら、週に3日以上は絶対に通うと思うのに。




numero 75(アヴィニョン[フランス]/フレンチ)

2006-07-18 00:50:46 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★★(必ず再訪する!)
Numéro 75
75, Rue Guillaume-Puy, 84000, Avignon
+33 (0)4 90 27 16 00

アヴィニョンのやや外れた場所(といっても旧市街の中)にある、昔の邸宅を改造したような造りのレストラン。ホテルの人のお薦めということで行ってきました。
結論から申し上げると、かなり良い!

まず、雰囲気が良い。それなりに気取ったレストランですが、ホテルで一風呂浴びてかなりの軽装で乗り込んだ僕達夫婦(妻はスッピンだった!)も違和感なく溶け込めるユルイ空気感も。日中の火照りと夕暮れの涼風が混じりあう時間帯に頂いた食前酒のPastisは初めて美味しいと思いました。なるほどプロヴァンスのお酒です。
 

食事の方は、3コースで30ユーロのものを頂きました。
まず前菜。僕はトマトにアンチョビなどの詰め物をしたモノを中心とした盛り合わせ。このトマトが絶品!結構日にちが経ってしまっているのですが、まだ生唾が出てきます…。妻が頼んだのはナスやコジェットなどのグリル。これも野菜の味が凄く濃い。
 

続いてメイン。僕は仔牛のグリル、妻はツナステーキ、ホタテグリル添えを注文。仔牛のグリルは、こっちに来てから二番目に美味しいと思いましたが、ホタテの火の通りが絶妙。これも印象深い一皿。なお、僕達夫婦はお行儀悪く皿交換を敢行するも特に問題ない雰囲気。
 

そしてデザート。僕はパンナコッタ、妻はアップルクランブルに何かのソルベ(覚えてない…)。いずれも前2皿と比べると印象薄いですが、美味しかった。
 

これでグラスワインやミネラルウォーター等を入れて79.40ユーロは大満足。いつかまた来れたら、絶対に再訪すると思います(お店が残っていればですが…)。

ちなみに、担当のサービスの女性は、笑顔が素敵だし誠実で極めて好感が持てましたが、英語は殆ど話せないため、どんな料理が出てくるかはかなり“博打”状態。でも、そのユルさもまた良かった。冬場の室内席だと雰囲気も随分と違いそうですが、アヴィニョンに行かれる際、特に夏場のテラス席は是非お薦めです。



Château Eza (エズ[フランス]/フレンチ)

2006-07-18 00:46:39 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★★(必ず再訪する!)
Chateau Eza
Rue de la Pise F-06360 Eze Village, France
+33 (0)4 93 41 12 24

コート・ダジュールのエズ村にあるシャトーホテルのレストラン。
ランチ(47ユーロ)を頂きました。

前菜はタコのマリネサラダ« Pulpo Moscadini »。トマトの酸味とロケットの苦味が夏の南仏に良く合います。


2皿目は«Asperges Vertes étuvées,lard fermier rôti,vinaigrette aux éclats de Noisettes.» HPからコピーしているので正確な訳がよく分かりませんが、アスパラとフランス風?ベーコンのロースト、ヘーゼルナッツソースといったところ。アスパラはやや遅めではありますがgood、ただベーコンが少し脂っこい感じがしました。


メインは«Onglet de Veau cuit au Sautoir,fricassée de Penne, Courgettes et Olives,jus d’un rôti, croustillant de Parmesan.»これも意味が分かんないですが、仔牛のソテー、ペンネ、オリーブとコジェット添え、パルメザン風味?といったところだと思う。強く印象に残る味ではなかったものの十分に美味しい。


デザートは«Panna-Cotta et Sorbet Citron vert.tartare de Fraise, Arlette à l’ Anis Vert»パンナコッタ、シトロンソルベ添え、ストロベリーソース(この訳は自信有り。そのまんまなので)。濃厚なパンナコッタを酸味の強いソルベとストロベリーが締めてなかなか美味しい。


これに食前にテラスで飲んだビールと、グラスワイン、コーヒーなどを入れて144ユーロ。雰囲気や素晴らしい眺めを考えれば十分なコストパフォーマンスだと思います。

しかし、エズ村だけでなく、「鷹巣村」と呼ばれる村々は本当に素敵なところが多いです。シャッターを切ると殆ど絵葉書ショットみたい。おみやげ物屋さんもお洒落で、思わず買いたくなってしまいますもんね。英国との格の違いを見せつけられ、また絶対に来よう!と誓いました(でも、難しいだろうなぁ)。


Fischereihafen Restaurant Hamburug(ハンブルグ/シーフード)

2005-07-05 09:52:41 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★+(機会があればまた来ます+)
Fischereihafen Restaurant Hamburug
Groβe Elbstraβe 143, 22767 Hamburg
+49-(0)40-38-1816

ハンブルグ在住の友人曰く“ハンブルグ一”のシーフードレストラン。
市場街の外れ、人通りのやや少ない場所にあるうえ、外観も“港にある漁業会社の事務所風(HP参照)”と、入るまでは「本当にハンブルグ一?」と感じてしまいますが、一歩なかに入るとなかなかの高級店です。服装はすこしだけ気を遣った方が無難かも。
ちなみに、写真は食事の前に訪れた、高原選手の所属するハンブルガーSVのホームスタジアムです。レストランと関係なくてすみません。発炎筒が焚かれる一見荒れた展開ですが、お姉ちゃんは嬉しそうにビールを買ってくる…ブンデスリーグ、なかなかに平和です。プレミアもお行儀よいですが、ブンデスリーグもまた違ったホノボノとした雰囲気があって良いですね。この日は高原選手も得点し、大満足なサッカー観戦でしたが、サッカー観戦→レストラン直行=服装はちょっと浮きまくり…でした。

肝心のお料理ですが、結構よいです。まず、前菜は牡蠣を頂きましたが、これはまずまず。
妻がメインに頼んだシーバスのグリル・ホワイトソースは、素材の良さ、火の入れ具合は問題ないうえ、ホワイトソースもカリカリに焼かれたベーコンがアクセントになって、かなり印象に残る料理になっていました。

一方、私は、せっかくハンブルグに来たのだからと、タルタルステーキと思われる料理を注文。大学時代の第二外国語にもかかわらずドイツ語を全く解読できなかった結果、タルタルステーキとハンバーグ(ハンブルグが語源!)の中間のような料理が出てきました。お味はまぁ美味しいのですが、味がやや単調でメインとして頂くと少し飽きるかも。前菜用のポーションもあるみたいなので、これは前菜として試してみてから、シーフードをメインとした方が良さそうな印象。

このほか、サラダ、デザート、コーヒーとハウスワインを頼んで、2人で100ユーロ程度。ロンドン在住者からすると充分なコストパフォーマンスに感じられました。

ハンブルグは、欧州に住んでいても観光で訪れる方はあまり多くないかもしれませんが、良い街ですね。かなり気に入りました(高原選手が得点したという要素も大きい気はしますが)。街の中心に人工湖を抱く街並みは美しいし、海運オーナー系のお金持ちが多く住んでいるためか、どことなく上品で落ち着いた雰囲気が漂っているのも好印象。高原選手が在籍している間に再訪し、このレストランももう一度試してみたいと感じました。

Kronprintz Rudorfshof (ウィーン/ホイリゲ)

2005-04-04 03:26:33 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★(きっと再訪すると思う)
Kronprintz Rudorfshof
Cobenzlgasse 8, Grinzing, AUSTRIA
+43-(0)1-524-74-78

ウィーン郊外にあるホイリゲ。
ホイリゲとは仕込んでから1年以内の新酒(ワイン)のことで、ホイリゲが飲める居酒屋風の店も、総称して“ホイリゲ”と呼ばれているそうです。
訪れたのは、ユングやフロイトも通っていたなど由緒正しく、日本のガイドブックには必ず載っているお店。ウィーン市街のSchottentor-Universitat駅から市電38番で20分強、Grinzing駅を下車してすぐのところにあります。駅の周りは鎌倉(北鎌倉とか長谷とか)のようなノンビリした雰囲気。ウィーン市街はかなり高密度なだけに、こういうノンビリ感はホッとして良い。

お店に着くと、やや肌寒いながらも屋外席を確保。“農家の庭”といった風情であまり眺めは良くないけど、ノンビリ感を満喫するには、やはり屋外席でしょう。席に着くと、早速、Weisswein(白ワイン;250mlのミニジョッキ)とWiener Schnitzel(ウィーン風カツレツ。ここのは豚肉でした)、それに店内で恰幅の良いお母さんがグリルしていたバーベキューを指差しで注文。

白ワインは、ホイリゲというだけあって軽い!発酵途中なだけにやや発泡気味なのも良い。これは、屋外でノンビリ感に浸りながら飲むには打ってつけです。いくらでも飲めちゃいます。
食事の方も悪くない。期待を良い意味で裏切ってかなり得点アップ。Wiener Schnitzelは下味もキッチリついているし、何より揚げたてのサクサク感がgood。前日にAugustinerkeller(ウィーン中心街のケラー兼レストラン)で食したものに憤慨していただけに一層美味しく感じられた。バーベキューもかなり満足(ただ、この満足感には、ロンドンであまり美味しい(=日本人好みの)牛肉を食べられないので、プレミアムが乗っていると思う)。
これに、発泡ワインを追加して、2人で40ユーロ弱だったので、コストパフォーマンスも悪くない。

今回訪れたのは、やや時期はずれかつ時間帯も中途半端(15:00~16:00頃)で、他にあまりお客さんもいなかった状況を前提に書いてますが、「この近辺はかなり観光地化され過ぎていて落ち着いてホイリゲを楽しめない」と仰る方もいらっしゃるので、観光シーズンに訪問すると状況は違うのかも。ただ、僕達の訪問時は、地元のお婆ちゃん3人組が店内でズーッとトランプに興じていた姿が印象的な「ほのぼのホイリゲ」でした。また行ってみよう。

al Caminetto (ウィーン/イタリア料理)

2005-03-31 07:39:04 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★(機会があればまた来ます)
al Caminetto
Krugerstraβe 4, 1010 Wien
+43-(0)1-513-97-79

リストランテとなってますが、雰囲気はトラットリアに近く気軽に入れる(ちなみに同店にはTrattoriaバージョンもある模様)。

ランチに立ち寄ってパスタを頂いただけなので、しっかりと評価することは難しいですが、コストパフォーマンスは充分取れる感じ。
スパゲッティはきちんとアルデンテに茹で上がっているし(これがイタリア以外のヨーロッパでは意外と難しい)、既述のDa CONTEと同様、ニンニクやオリーブ油の使い方が“日本で慣れ親しんだ(美味しい)イタリアン”に近い。
やはり中欧のイタリアンは、基本的に外さないのでは?

ウィーンに住んでいれば、それなりに通うと思う。

Da CONTE (ウィーン/イタリア料理)

2005-03-29 03:05:18 | 大陸-西洋料理
勝手評価:★★★★★(必ず再訪する!)
Da CONTE
A-1010 Wien Kurrentgasse 12
+43-(0)1-533-64-64

ウィーン市街のリストランテ。
着席するとオーナーシェフが現れ、料理の相談。イタリア訛りの英語が聞きとりにくいが、どうやらメニューみたいなものはないらしい。取り敢えず、『ムール貝入りボンゴレビアンコ(ということになると思う)』と『スズキのグリル』を頼む。ワインもほぼお任せ状態で決まっていく。ここまで、勢いに押されて値段交渉などなし。ガイドブックにも載ってる店だし、大丈夫だよな…と思いながらも、非常に不安が高まる。

まず、ワイン。これは美味しい!これならいくらでも飲めそう。値段は大丈夫なのか?
前菜として出されたブラスケッタ…美味しい!ここのシェフはかなりデキル予感。

そして『ムール貝入りボンゴレビアンコ』。僕達夫婦的には完璧!! ロンドンの酷いパスタを食べ続けている身にしてみれば涙モノです。プラハでイタリアンを食べた時にも感じたのだが、もしかして中欧のイタリアンはレベルが高いのでは?というか、ニンニクの利かせ方やオリーブ油の使い方など、日本人の口に合っていると思う。それに加えて、ここのオーナーはセンスがある。これだけの為でも、絶対にまた来ると思う。

メインは『スズキのグリル』。これは奇をてらわない極めてシンプルなグリルだったけど充分に美味しい。このシェフであれば、好みのソースとかを注文しておけば、もっと良かったに違いないと、少しだけ後悔。これは次回のお楽しみだろう。

で、問題のお会計。上記以外に、野菜スティック(前菜)、プロシュート盛り合わせ(目の前でスライスしてくれてこれも美味)、ルッコラ等のサラダ、食後のカプチーノを入れて150ユーロ程度(うちワインが50ユーロ程度)。食べ始める前に想定していた予算はオーバーしたものの、食べ始めた後に予想した予算は大幅に下回って大満足でした。

…ところが、お会計の段になり、カードが使えないことが判明!この価格帯のリストランテで現金商売か?と少しビックリしたものの、お店の人は慣れたもので、すぐ近くのATMまでご案内。いつもカードが使えないのか、機械の故障なのかは不明ですが、行かれる方は、一応、Cashを用意しておいた方が良いかも。