たとえ話を用いて説明するのが上手いやり方である、という考えが横行している。野村さんは、具体例を出せば出すほど、本当に伝えたかった「急所」がぼやけて見えなくなってしまうと思うのだが、いかがか。
「思い出のマーニー」を見に行ってきた。女子高生探偵の「マーニー」が、様々な事件に遭遇する、という内容……、ではなかった。前半のゆったりしたストーリーに思考を合わせていると、後半の一気呵成な展開に置いていかれてしまうので、注意が必要。ところで、TVのCMでも流れていた、「許してくれると言って!」という台詞は、日本語としてOKなんだろうか? 何となく、違和感を覚えるのだけれど……。