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大阪教組教研全体会

2008年07月10日 | 活動
7月5日(土)大阪市中之島中央公会堂で、大阪教組教研全体会が開かれました。
「愛・平和・パッチギ」ということで、井筒和幸映画監督と大阪教組副委員長との対談形式で講演が行われました。
映画「パッチギ」は2作とも観ました。
在日の人たちの生活が丁寧に描かれていたと思います。イムジン河はどこにでもある。
そのイムジン河をどのようにしたら渡ることができるのか、私たちに突きつけられた課題だと思いました。「朝鮮人になれる?」というキョンジャのセリフ、フォーククルセダーズの「イムジン河」、最後はハッピーエンドというか、明るく終わるところがいいんですよね。
「パッチギ!love&peace」は京都から東京へと場所が変わりました。
この作品のときは、ネット上での誹謗中傷が酷かったそうです。キョンジャはアンソンの息子の病気を治す費用のためにも芸能界へと入ります。映画出演をするのですが、恋人が徴兵で戦争に出向く時「立派に死んできてください」のセリフに苦悩するキョンジャの姿、そして舞台挨拶で、「済州島で徴兵から逃げた父がいるからこそ今の自分が存在している、父を誇りに思う」というキョンジャ。思い出しながら講演を聴いていました。
「パッチギ」は頭突き・ヘッディングという意味なんですが、今では、けんかする時に「パッチギかましたる」と言うそうです。元々は「パッチャナ」目の前にある困難を乗り越えるとかぶち当たっていくという意味だそうです。
映画の感想で「朝鮮人が日本にいることを知らなかった」という文があったのを受け、教育の重要性を力説されました。学校でアジアの歴史をしっかり教えることを強調されました。また、憲法9条の話では、2項があるからこそ9条が生かされるということも。
偏差値教育の弊害などを訴える教育論など多岐に渡る話で予定の時間以上となりました。
印象に残った話の一つ、「KY」空気読めない、と言うのは人を無視する言葉だと…その人にその人の空気がある、さまざまな空気がぶつかり合うことが新たな空気を創りだすこと、そうですよねぇ。
井筒監督の話は2回目ですが、自分の信念を力強く話されるのに、いつもうなずいています。教育の果たす役割が大きいからこそ選んだ道だったわけですが…がんばろう!とパワーもいただきました。

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