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総務常任委員会先進都市研修

2010年11月22日 | 枚方市議会
日にちが前後しますが、11月8日~9日は、総務常任委員会先進都市研修がありました。
研修先は、8日(月)東京都墨田区「中小企業支援策について」 9日(火) 東京都荒川区「安全のまちづくりについて」 でした。
墨田区は、2012年開業予定の東京スカイツリーを核とした新しいまちづくりが始まっているそうです。地下鉄からあがって、吾妻橋からスカイツリーの写真をとっている人の多かったこと。
東京タワーを越えた時から、観光客が増えたそうです。
墨田区は、近代産業の発祥の地で、現在も多種多様な業種の企業が集積する中小零細企業のまちです。1979年(昭和54年)3月に全運動ガイドマップをつくり、小さな博物館・工房ショップ・すみだマイスターを観光客に紹介しています。
後継者の育成塾として、フロンティアすみだ塾を開設して、7年目。講座の卒業生は「産業振興会議」に参加し、区民と共に意見を出すことで区の産業施策を支えているということでした。
荒川区は、「東京一安全なまち・あらかわ」を基本計画の先導プロジェクトに掲げ、防災、防犯の両面から様々な事業を展開し、、区民のだれもが安心して暮らせるまちの実現をめざしています。
1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災を契機とし、「わがまちはわが手で守る」という意識のもと、地域の力で地域住民を救助する「区民レスキュー隊」の発足や、廃止された交番等を活用した区民・区・警視庁の連携による防犯活動の一環としての「安全・安心ステーション」の設置などに取り組んでいます。
区長が、枚方・交野に縁があるということで、挨拶にこられました。珍しいことですよね。
荒川区は木造密集地域が多いということで、住宅用火災警報器を区内の各世帯に1個ずつ配布する事業も行われました。自主防災組織に対する助成金も多く、墨田区もそうですが、さすが東京23区です。災害に対するキーワード「自助・近助・共助・公助」です。以前より、近助が増えました。でも、やはり地域の力が一番です!
隣同士の区への視察ということで、今までになくゆっくりする時間があり、よかったです。

11月11日(木)は、枚方人権まちづくり協会の会員研修会に参加しました。
立命館大学国際平和ミュージアム・醍醐寺三宝院が主な研修先でした。
立命館大学国際平和ミュージアムは、初めての見学となり、福館長から最初にミュージアムの展示概要と課題についてお話をお聴きました。
戦争とは何か、から平和とはどういうことか、を説明していただきました。その後ボランティアガイドによりいろいろ説明を受けながらの展示見学でしたが、時間が充分ではなかったのが残念でした。日本軍「慰安婦」についても展示があり、民主党が過去に提出した法案の文まであったのにはびっくりしました。
醍醐寺三宝院では、立派なお庭をゆっくりと見せていただきました。この作庭作業で中心的役割を果たしたのが、なんといってもと呼ばれて強い差別を受けていた人たちで、15世紀~16世紀では、このような規模が大きく、組織的な作業を伴う仕事に従事していたことがわかっています。しかし、17世紀後半以降は、庭者が作庭に関係する事例が見えなくなり、江戸時代の厳しい身分制の下、差別を受けた人たちがそうした作業の中で、重要な役割を担うことができなくなったからだということです。

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