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3.1枚方市平和の日

2008年03月03日 | 活動
3月1日は「枚方市平和の日」です。
戦前、枚方は、兵器製造所など旧陸軍施設が3ヶ所もある軍需のまちでした。
その1つ、禁野火薬庫が1939年3月1日に大爆発し、多くの死傷者が出る大惨事となりました。
また、1954年にビキニ環礁で第五福竜丸がアメリカの水爆実験に被曝した日でもあります。
この惨事を風化させないために、そして戦争を知らない戦後生まれの市民が多くなった今日、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に語り継ぎ、市民とともに平和の大切さを考えていくため、枚方市は、1982年に非核平和都市宣言を行い、1989年(禁野火薬庫の爆発から50年後)に、3月1日を「枚方市平和の日」と制定し、毎年さまざまな事業を開催しています。

今年は、3月1日は土曜日となり、本来昨年8月1日に行なわれるはずであった「枚方市制施行60周年記念式典」が開催されましたので、
2月29日に、「世界平和を考える“命の重さ”~私の取材ノートから~」という題で、ジャーナリストの江川紹子さんの講演会がありました。
「複雑な現実の中で、過去に学ぶことが大切であり、常に想像力を豊かにすることが平和へとつながるのではないか」ということを述べられていました。
今、メディアは、さまざまな場面で、自分にとって味方か敵かという二者択一の中で報道が展開されていつのではないか、ということが言われていました。
コメンテーターに求められるのは、「短く、歯切れ良く、わかりやすく」で、
インパクトの強さが必要とされるそうです。
それが、小泉元首相や橋下知事であったりするわけです。
でも、本当にわかりやすくしようと思ったら、そうはいかないのでは、と言われていました。同時に、ゆっくり話を聴くことができなくなっている人が増えているということなのでしょう、ということでした。
オウム真理教の話や、イラク、アフガニスタンでの状況などを交え、水も飲まずに90分強の話にうなずくばかりでした。

29日は、夜に、枚教組平和を考える集会も枚方市民会館大ホールで行なわれ、
「報道されなかったイラク戦争」と言う題で、ジャーナリストの西谷文和さんの講演もありました。
DVDを見せていただきながら、報道されなかった事実をわかりやすく話していただき、なぜ戦争が起こったかも含め、よくわかりました。
西谷さんの平和への強い思いも共有できましたし、女性部の決意表明で「ナヌムの家」のことが紹介され、「従軍慰安婦」についてもともに考えることができ、
大変内容の濃い集会となったと思います。


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