Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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インプットには信頼出来るソースのみに絞り込みましょう。

2019年07月20日 14時48分00秒 | lesson
いやぁー、今日もレッスンで新たな課題が出来ました。色んな生徒さんを教えて来ましたが、絶対音感が有って(という生徒さんは僕のレッスンでは結構居ます)、しかもコンサート・キーのままアルト・サックスを吹いてる生徒さんを教えるのは難しい!「そこのG#キーはね…」と言っても、その生徒さんにとっては「B」なのでややこしい!こういう方の為に効率よく上手くなる方法を考えるのが、今、レッスンにおいては最大の課題です。
 
さて、本題。
 
以前、このブログで「レッスンとライブ」という記事を書いて炎上した事が有ります。
 
毎日1000人程の読者が訪れ、コメントが何件も入りました。殆どが非難です。この記事の何をそんなに非難されるのか最初は全く理解出来ませんでした。
 
この記事の要点は2つ。
・自分の先生のライブを観に行く事で、先生が本当にレッスンで教えてる事を実践してるかをチェック出来る。
・生徒それぞれが勉強の為にライブを観に行く事で、ライブ・シーンにある程度の安定をもたらし、ジャズ界の盛り上がりに繋がる。
 
特に問題の無い記事だと思うし、これに同調してくれた多くの有名ミュージシャン達が、SNSでシェアしてくれたお陰で、多くの読者が訪れるという結果になり、gooブログでも「今注目の記事」というのに選ばれて、一時的にある種の人気ブログとなりました。(で、余計に非難コメントが増えた)
 
ただ、僕の事をよく知らず、演奏も聴いたことの無いような人達の、「おめぇの様な無名ミュージシャンのライブに行く訳ねーだろ。」「先生のライブなんて、義理で1回くらい行けば十分。」「何が言いたいのか分からない。」的な書き込みが相次ぎ、ジャズ・シーンの心配以上に、日本人の日本語の読解力の低下の方が心配になりました。
 
よく読めば分かる事だとは思うのですが、集客出来ないという自分の愚痴を書いたわけでなく、先生のライブを観てその教えを確認するべきだし、それが先生への信頼に繋がる筈だし、また、コメントしたあなた方ジャズ・ファンが今後も気持ち良くジャズのライブを聴いたり、趣味で演奏したりし続けられるだろうか?を危惧して書いた記事であり、それ程ジャズ・シーンが低迷してたという事です。ライブ・ハウスが次々と閉店して行けば、そんな事は出来なくなりますよね?という…
 
今もこの考え方に何の変わりも有りませんが、現在は、こういう事を書くのが面倒臭いので書かなくなりました。また、僕が問題提議した所で世の中何も変わらない事をこの件で理解したってのも有ります。ま、記事に有る通り、元々僕の生徒さんはちょこちょこ観に来てくれるので、アカの他人の事なんか知ったこっちゃない…という冷めた気持ちにもなりました。
 
また、このブログには海外旅行記など自分にとって大切なコンテンツも沢山有ったので閉鎖は避けたく、炎上したものを鎮火させる為に、あるテクニックを使いましたが、まぁ、それはまたの機会に。w
 
ジャズ・シーンを危惧して…の様な仰々しい事を口走ってしまいましたが、そういう事は、それこそ有名ミュージシャンの皆さんに任せて、今の僕には自分の納得行く演奏をする事にしか興味が無くなりました。他人の活動にもほぼ興味が無く、ひたすら興味が持てる音楽を聴きまくり、それを自分の中にインプットする作業の繰り返しです。山中の庵に籠って制作を続ける陶芸家の様なもんです。
 
「インプット」という点では、生徒さんにとってもそれは同じ事かと思います。
 
よく、「参考になる良い教則本を教えて下さい。」という質問を受けますが、教則本を買い揃えるのは、受験勉強で参考書を買い集めるのと同じです。情報ばかりが増えるだけで、限られた時間でその全てがインプット出来るとは到底思えません。
 
だから、今付いている先生の言うことを信じ(元々、信頼してるからこそ弟子入りしたと思うのですが…)、取り敢えず、まずはその人の教えのみをインプットする事が至極合理的だと思うのです。信頼出来ないなら辞めれば良いと思うし、ある程度この人からは大体学び取ったなと感じれば卒業しちゃえば良いと思います。因みに僕のカリキュラムには「卒業」というものが有ります。教え切ったのに、ダラダラ内容の無いレッスンはしたくないので。
 
今の僕の生徒さんの殆どは、僕のライブを観た、ネット記事を隅々まで読んで僕の事をリサーチした…など、綿密な僕の身体検査(笑)を済ませてから入会した方々です。だから、信頼関係は既に成立していると思います。
 
また、情報過多の世の中ですから、こういう信頼関係が無ければ、レッスンってのも今後は成立しないんじゃないか?と思っています。なので、情報開示は今後もして行くつもりです。

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