Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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コンプライアンス

2019年07月23日 01時25分00秒 | Weblog
よしもと芸人の反社パーティーの件での謝罪会見を観て思ったのは、学級内イジメの大人バージョンだな…という事。この国の社会が全く成熟していない様をまざまざと見せ付けられて嫌になる。
 
企業がコンプライアンスを遵守する事で、反社の資金源を絶ったり、暗躍を防ぐ効果が有るのは喜ばしい事だと思う。しかし、そのコンプライアンスを、誤って破ってしまった人間を常に探しまくり、吊るし上げるメディアって、ジャーナリズムを語るただのイジメっ子にしか見えない。そして、そのメディアに食いつく一般市民は集団イジメの加担者に過ぎない。一般人がゴシップ週刊誌などを読みたがるから、ジャーナリスト気取りのイジメっ子達は嬉々として次のターゲットを探すのだ。皆んなが誰かを吊るし上げてイジメたくて仕方ないだけだ。
 
今回の反社パーティーに参加してしまってギャラを受け取った件なんて、僕の様なミュージシャンにだって普通に起こり得る事だし、今迄も怪しいイベントの仕事に行った経験なんて何度も有る。聞いた話では、親分らしき人のリクエストで「ゴッド・ファーザー愛のテーマ」を冷や汗かきながら何度も弾かされた…てな話も有る。そういうのは、我々の間ではもう笑い話だ。
 
参加してしまったとしても、「反社だ」と認識した時点で踵を返して帰れば良いのに…みたいな意見も語られてた様だが、あんた、その場面に居合わせてそんな事出来る勇気あんのかよ?と逆に聞きたい。そうやってイジメに加担してる奴らに、あんたらはそんなに清廉潔白なのか?と伺いたい。
 
芸能人の不倫報道とかにも全く興味が持てないのだが、オバちゃん達は昭和の頃から相も変わらず、令和になっても「嫌ぁ!あんな不潔な事っ!」とか言いながらお昼のワイドショーを観てるのだろうか?(笑) そして、大の大人が号泣しながら記者会見するのを観て溜飲を下げるのだろうか?中学のホームルームの吊るし上げ会議と何も変わらない。もう、いい加減、中学卒業したらどうだ?いい大人達が。
 
先日書いた様にこのブログが炎上した時も、また、「2ちゃんねる」でディスられまくった時も感じた事だが、一度火が付くと集団で襲いかかって来る。「あ、コイツは攻撃して良いヤツなんだな。」と勝手に認識され、攻撃してる側は「自分は正しいから、コイツを攻撃してるんだ。」という身勝手な正義感を振りかざす。普通に一般社会で起こったコレが、学級内で起こってるイジメのシステムと何処が違うのだろう?果たしていい大人がする事だろうか?
 
ま、僕には信念が有ったし、悪い事をした訳でもないので、いくらディスられようが屁とも思わず、淡々とリスクヘッジの処理をして行ったのだが、気の弱い人ならその人の人生を変えることになるかも知れないだろう。
 
今回のよしもと興業の件は、会社側が芸人を守るべきだった…という大多数の意見や、さんま師匠や松っちゃんが男気を発揮してくれて動いてくれたから、会社も動かざるを得なくなったわけだけど、歯切れはいまだに悪い。会社側の保身が見え隠れする。
 
世の中のコンプライアンスってのも度が過ぎて、それこそPTAのババァが学校にゴチャゴチャ細かい事を言ってる様な感じで、それにビクビクしてばかりの大人達が、世の中をどんどんツマラナイものにして行ってる感じがする。ジャズ・ミュージシャンがコンプライアンスを気にし始めたら、それこそ世も末だな…。でも、芸人だって同じじゃないの?オレは一休さんみたく「気にしない、気にしない」と生きてやる。

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