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イタリア旅行2/ローマ2日目・朝

2014年05月30日 02時41分36秒 | イタリア旅行2014
困ったものである。写真が多すぎるのと、残しておきたいものが沢山あり過ぎて、一日を一つにまとめられない。(笑)

二日目朝、今日から大忙しの毎日だ。ローマは観る所だらけ。寝る間を惜しんで朝から見学に出かける。ホテルで朝食と温かいカプチーノを戴き、バスに飛び乗る。朝はまだ冷え込む。満員のバスは昨夜僕がトボトボ歩いた道を逆走して中心地に向かう。


トッレ・アルジェンティーナ広場。
ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザーのこと)が紀元前44年にこの広場で暗殺されたと言われる。「ブルトゥス(ブルータス)、お前もか」の現場と思うと感慨深い。一番手前の神殿は紀元前241年の建築物と言うから、この石柱は2255年前からここに立ち続けている事になる。


ローマはもっと汚いイメージだったが、意外とクリーンで歩いていて楽しい。


カンポ・デ・フィオーリ広場の朝市。野菜やフルーツが美味そうだ。
この近くにポンペイ劇場跡(地下)が有り、そこでカエサルが殺されたとも言われている。


TV番組で観た、「野菜をパスタ型にくり抜き器」の実演販売。
日本に居る時は現地で絶対買おう!と思ってたけど、現地で実際見ながら、「で、くり抜いて何の料理作るねん??」と思ったら、熱が急に冷めた。大体、僕の物欲はこうして瞬時のクーリング・オフにより、買う前から消え失せる。


これはイタリアならでは!色んなパスタが有って楽しい。


ナヴォーナ広場。
いわゆる「温泉ライオン」の元になってる、口から水が出る噴水の数々。この西洋人のセンスだけは分からん。かと言って下半身ならもっと嫌だ。


オベリスクの周りにへばり付いた様な彫像が「四大河の噴水」。
ここは1世紀後半は競技場だった。広場は丁度トラックの形をしている。


「パンテオンはこちら」の標識。いよいよ、朝の部のメインイベント!


バ~ン!!「パンテオン」。
カッコいい!!と言っても、大概の人には伝わらないだろう。紀元前27年にアグリッパが建て(石柱の上にそう刻まれている)、80年に火災で消失、118年にハドリアヌス帝によって建て直された。そこから考えても1900年もの時が流れ、ここまで完璧な姿で目の前に建っている事に強い感動を覚える。興味の無い方に・・ハドリアヌス帝は「テルマエ・ロマエ」の市村正親である。


いよいよ中に潜入。緊張。因みに入場料無料。


キリスト教が国教となる前のローマは多神教であり、ここにも沢山の神が祀られていた。あまりの巨大さにたじろぐ。


ドーム型の天井の事を「クーポラ」と呼ぶが、その中央の天窓からのみの採光であるにもかかわらず、この様に明るい。設計技術の高さを物語る。ミケランジェロのライバル、ラファエッロの墓もここに有る。


パンテオンの裏側。
こういうのは決してTVでは映らない。こういうショットがマニアには堪らない。レンガ造りの壁に半円の模様が見えるが、これはこの巨大な建造物の強度を増すための古代ローマ独特の建築技術である。映り込んだ人と比べると、その巨大さが感じられる。


パンテオン近くのミネルヴァ広場へ。


広場の映像はTVでよく見たが、このサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会は盲点だった。美しい。


写真では見辛いが、ステンドグラスが素晴らしい。


ミケランジェロ作「あがないの主イエス・キリスト」。


パンテオンともお別れ。彼女と別れるくらい寂しい。(笑)


有名店ジョリッティでジェラートを食す。甘すぎずヨロシ。


イタリア下院が置かれる「モンテチトリーオ宮」。
なんかデモ隊と警察がにらみ合ってたが、ムシャムシャなんか食べたり、のんびりタバコふかしたりと、なんだかピクニックっぽい。オベリスクは紀元前6世紀にアウグストゥス帝が巨大な日時計としてエジプトから運ばせたものらしい。


少し歩くと、またオベリスク。人生いたる所にオベリスク。こいつは何のオベリスクか分からないけど、人がウジャウジャ描かれてて気持ち悪くて中々良い。


昼食は「La Carbonara」。勿論、ここではローマ名物のカルボナーラを戴く。


イタリアン・ビールを戴く。こちらは全て白ワインかと思いきや、ピザや軽食にはビールらしい。日本と同じじゃん。お味はスッキリ系。


遂に来た!本家本元のカルボナーラ!
学生時代から大好きで自分でもよく作ってきたカルボナーラ。うん、美味い!でも、元々シンプルな料理だけに感動を呼ぶほどではない。自分が作ったカルボナーラが如何に塩っ辛いかを思い知らされた。本家本元は意外とあっさり。

店に入って英語で話しかけると、店の人の「You must wait !」とか「Go Go Go !!」ってな乱暴な言葉遣いに驚くが、サーブ始めると忙しくてもにこやかなので戸惑ってしまう。結局、英語が苦手なだけなんだと後で分かった。また、イタリア人はルーズで怠惰なイメージがあったのだが、意外とテキパキと働く事に驚いてしまった。この後、どんどん僕のイタリア人に対するイメージは変わっていく。



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