いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

ご無沙汰していました

2016-02-05 | 日記

 すっかりご無沙汰していました。前回の更新日を見たら昨年の11月、ほぼ二か月近くたっていたのですね。

 久しぶりに更新します。

 

 実は昨年末から今年にかけて病院に行く回数が増えていました。気になることがあったのです。検査をした結果、幸いなことに目立った異状はなかったのですが、それまでどちらかといえば怠りがちだった健康管理に向き合う日々が続きました。そして夏からの懸念事項であったとある手術を行うために入院しました。

 入院の日はここぞとばかりと狙ったような大雪。昨年とは打って変わって正月も降らなかった雪がまとまって降り、たちまち冬が集中的に訪れたような感じでした。

 入院翌日の手術に向けてたちまちおかゆ中心の食事、そして食事も禁止となり点滴代わりのとある飲料水のみ。消灯時間は9時、それまでの生活とは打って変わったサイクルでしたが次の日の手術のことを考えたらそのようなことを感じている場合ではなく、とにかく手術がうまくいって無事に帰れますように、それだけを祈るようになっていました。

 そして手術当日。あっという間に時間がやってきました。着替えておそるおそるあのテレビでも見るようなライトが光る手術室に歩いて向かいました。名前を言って台に横たわり。。。麻酔の針を入れるまでがクライマックスのような気分だったのですがあっという間に

 「手術無事に終わりましたよ」

との声。びっくりしました。あっという間は本当はあっという間ではなくて、多くのことがなされたのです。寝つきがあまりよいほうではない私でもがっちりと麻酔がかかって、すっかり意識がなくなるまで眠ってしまっていたのです。痛みをほとんど感じることがなしに、それだけのことをしていただいたということ自体に驚きを感じたとともに、技術のすごさに感動、そして感謝した次第です。

 とはいえ、さすがに痛みが全くない状態ですむわけにはいかず、麻酔が切れた途端激痛が走ったりしました。夜中だったりしたので眠れなかったりもしました。ついに初めて睡眠薬の助けを借りる羽目に。。。お腹に傷があるのですもの、それで当然です。しかし今まで麻酔がしっかりきいていたのでそのような痛みを感じずにすんだのです。本当にすごいです、麻酔って。痛みを感じないって、こういうことなんだ、と感じました。いわゆる病気を治す、とともに、痛みの緩和の治療がこのごろなされているといいますが、その大切さと有難味を実感するようになったひととき。入院中には、看護婦さんたちにも、本当によくしていただきました。

 入院中に読んだ本で印象的だったのが、西加奈子さん著の『ふくわらい』でした。仕事はできるものの生きることに不器用な編集者の女性が、担当作家を始め出逢った人たちとの触れ合いを通して、自分をとりまく世界が見えてきて、大きな愛を実感する話。心性のまっすぐな主人公を始めとして、書かれている人物たちが個性と魅力にあふれていました。人生、なんとかなる、というおおらかな気持ちにさせてくれる話でした。

 退院日には、二度とこの部屋には来ない、と思いながらも、のんびりできたひとときが名残惜しかったりと、複雑な気分でした。でもやはり自由の身は嬉しいものですね。これからは健康にも気を付けて一瞬一瞬を大切に過ごそうと心に誓ったのでありました。

 退院後初めて自宅から見えた朝の空です。 

 

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2 コメント

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ひとあんしん (PIO)
2016-02-06 07:58:17
ご無沙汰しています。
無事に退院されて経過も順調とのこと、ほっとしました。
美しい空ですね~。
またお目にかかって音楽談議できることを楽しみにしています。
有難うございます! (のここ)
2016-02-06 13:29:30
PIOさん、こんにちは♪そしてお久しぶりです^^
お忙しくも充実した日々を過ごされているようですね。
はい、私ときたらこのようなことになり焦りを感じる日々を過ごしていたのですが、なんとか無事に退院できてほっとしているところです。その後の空の美しさにも本当に癒されました。
これから徐々に通常運転に戻していけたらと思っています。
また音楽の話したいですね。有難うございました!よろしくお願いします(^^)

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