ほぼ不定期日記

散歩ばかりしている男の嘘日記

今度のキヤノンは居着くのか?金目鯛のようなレンズ

2018年01月20日 | ほぼカメラ噺

朝飯を喰って風邪薬を服み布団に戻って横になりうつらうつらしていたが 

突然鳴り出した電話の呼び出し音に飛び起きてダウンジャケットを羽織る 

頼んでおいたレンズを届けに来た配達の方のシルエットが磨りガラスにぼんやり透けて見える 

用意しておいた料金と判子を持ってドアを開け紙袋を受け取る 

紙袋の中にはテープでぐるぐる巻きにされたエアパッキンの塊・・・なかなかワイルドな梱包だ 

テープを剥がし封を解いたらレンズとフードが出てきた 

キヤノンのライカLマウント準拠ネジ式の 50mm F:1.4 だ なかなかの美品である 

濁り無く透き通った光学ガラスは金目鯛の眼球のようにトロリと大きい 


ちいさいけれどずっしり重い ガラスと金属の塊だ 

見るからに良く写りそう 

レンズ内にはホコリも少なく外装も綺麗だ 僅かに絞り羽根に油がにじんでいる 

さっそく当時のままの純正フードを取り付け α7 にくっ付けてみる おお! 


レンズ本体は黒とシャイニングシルバーと銀梨地でフードはセピア色 

昔からキヤノンのデザインは洒落ている 

ソフト帽を被りステッキを持ってスラリと立つ銀座紳士のようだ 

兵器めいた姿の α7 にはちょっとそぐわない 

やはりキヤノン7に合わせてデザインされているのだろう 

レンズ構成はカールツアイスのゾナー 50mm 1.5 とほぼ同じだが 

最後尾に薄いのを1枚足してあるのが当時の日本らしくて面白い 

これはやはりカールツアイスのトポゴン25mm の最前面に 

平面ガラスを1枚付け足して作ったキヤノン25mm と同じやりかただ 

ゾナータイプだということはピントはキリリとシャープでボケが強いはず 

あれやこれやを試すために明日はこれを持って散歩しよう 

今度こそうちに居着きますように 

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