高校生の頃 家にあった NHK の本「今日の料理」には
ゲストが作る自慢の料理コーナーというのがあって
そのなかでも良く憶えているのは
宇野重吉の「越前蕎麦」と笑福亭松鶴の「はりはり鍋」だ
笑福亭鶴瓶のお師匠さんの故笑福亭松鶴が作るはりはり鍋は
クジラ肉の薄切りに片栗粉をまぶして鍋に入れ
ほかには水菜を入れるだけというシンプルなものなので
仕上げに松鶴師匠が「コショウをばパラパラッと・・・」と
鍋の上にかけるという文章が面白くて不思議で
「どんな味なのだろう?」と大阪育ちの父に訊いたら
「そう・・・はりはり鍋はコショウを入れなくては!」
と答えたことなど思い出したりした
そして松鶴師匠が「もう1品は・・・」と言いながら
鶏皮を油がいて芥子醤油と和えただけの酒のアテも
思い出すと父の好きなものだったなぁ~など思い出し
これも大阪の味だったのだと納得したり懐かしくなったりして
その味を想像すると涎が出てくるのを止められず
ちょっと作りたくなってくる献立なのだが
今日のお昼は宇野重吉の作っていた越前蕎麦にしてみた
↓

「固めの蕎麦を茹でて大根おろしを乗せてから鰹節のイイやつをパラパラ」
宇野重吉の言うままに作ってみた
太くて歯ごたえの強い蕎麦はイメージ通りのものがあった
乗せる大根おろしの大根が青首なのが残念だが
鰹節は R 画伯からモラった高級品だし
おまけに海苔は三浦の地海苔とくれば
「もう・・・堪らないのである」などと
池波正太郎みたいなことも言えるのが楽しいうえに
車で出かけた日本海の旅も思い出したりする
夜明け前に家を出て白馬に泊まり
糸魚川から親不知
黒部から富山を目指し
富山で友人と旧交を温め
倶利伽羅峠を越えて金沢に泊まり
越前海岸若狭巡って彦根で宿泊
米原関ヶ原各務原犬山多治見恵那と走り抜け
中津川飯田駒ヶ根伊那諏訪茅野韮崎甲府を通り
ひたすら走り続けただけの途中
東尋坊のレストハウスで食べた越前蕎麦が
「ああ・・・これがあの宇野重吉が作っていた」と
忘れられない思い出の味となった旅だった
そんなことを思い出すのも料理の楽しみなのだろうと思う
ゲストが作る自慢の料理コーナーというのがあって
そのなかでも良く憶えているのは
宇野重吉の「越前蕎麦」と笑福亭松鶴の「はりはり鍋」だ
笑福亭鶴瓶のお師匠さんの故笑福亭松鶴が作るはりはり鍋は
クジラ肉の薄切りに片栗粉をまぶして鍋に入れ
ほかには水菜を入れるだけというシンプルなものなので
仕上げに松鶴師匠が「コショウをばパラパラッと・・・」と
鍋の上にかけるという文章が面白くて不思議で
「どんな味なのだろう?」と大阪育ちの父に訊いたら
「そう・・・はりはり鍋はコショウを入れなくては!」
と答えたことなど思い出したりした
そして松鶴師匠が「もう1品は・・・」と言いながら
鶏皮を油がいて芥子醤油と和えただけの酒のアテも
思い出すと父の好きなものだったなぁ~など思い出し
これも大阪の味だったのだと納得したり懐かしくなったりして
その味を想像すると涎が出てくるのを止められず
ちょっと作りたくなってくる献立なのだが
今日のお昼は宇野重吉の作っていた越前蕎麦にしてみた
↓

「固めの蕎麦を茹でて大根おろしを乗せてから鰹節のイイやつをパラパラ」
宇野重吉の言うままに作ってみた
太くて歯ごたえの強い蕎麦はイメージ通りのものがあった
乗せる大根おろしの大根が青首なのが残念だが
鰹節は R 画伯からモラった高級品だし
おまけに海苔は三浦の地海苔とくれば
「もう・・・堪らないのである」などと
池波正太郎みたいなことも言えるのが楽しいうえに
車で出かけた日本海の旅も思い出したりする
夜明け前に家を出て白馬に泊まり
糸魚川から親不知
黒部から富山を目指し
富山で友人と旧交を温め
倶利伽羅峠を越えて金沢に泊まり
越前海岸若狭巡って彦根で宿泊
米原関ヶ原各務原犬山多治見恵那と走り抜け
中津川飯田駒ヶ根伊那諏訪茅野韮崎甲府を通り
ひたすら走り続けただけの途中
東尋坊のレストハウスで食べた越前蕎麦が
「ああ・・・これがあの宇野重吉が作っていた」と
忘れられない思い出の味となった旅だった
そんなことを思い出すのも料理の楽しみなのだろうと思う
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