茄子とキノコの煮浸しを蕎麦に乗せる朝

午前６時に目覚めたが寒くて布団から抜け出せない　

午前７時にようやく起床する　

台風が近づいているせいか節々が痛む　夏風邪も抜けない　

茄子と霜降りヒラタケとシシトウを煮浸しにして蕎麦に乗せネギを散らし谷中生姜を添える　

煮浸しにする前に茄子は胡麻油で軽く炒めたので皮目の紫がきれいに残った　

野生のキノコを「茄子と調理すると毒が抜ける」というのは間違いだ　

毒が抜けるのではなくてキノコの旨味が沁みこむので相性が良いだけだ　

それと同じく縦にきれいに裂けるキノコは毒が無いというのも間違いだ　

キノコにはいまだに謎が多くて未発見のキノコも次々と見つかっているほどだ　

食べられる野生のキノコを性格に見分けられる人は少ない　

さらに毒の無いキノコでも腐敗しやすいので食あたりを起こしたりする　

地域によっては危険な放射性物質を当然含んでいるので食べないほうが良い　

そのうえ野生のキノコには必ず虫が入り込んでいる　

土の中に住む繊虫や羽根虫の幼虫などだがキノコと同じ色をしているので見つけられない　

マツタケに巣食う繊虫は匂いまでマツタケと同じなので食べても判らないくらいだ　

だから森の中に入って野生のキノコを採って食べるようなことはしないほうが良い　

スーパーで安全な栽培キノコを買うの賢明だといえよう　

これだけ言えば森に入ってキノコを採る人も少なくなるはずだ　

そして私ひとりゆっくりとキノコ撮りを楽しめるに違いない　

こういうのを高度な情報戦というらしい　

世界は情報戦に満ちている　

敵かと思ったら味方だったり やっぱり敵だったりと油断ならないのが常である　

飼い犬に手を噛まれないように注意を払って生き伸びなくては　

フリースを羽織る