利根川沿いの水の郷、千葉県佐原(合併で香取市に)にちょっと立ち寄り。小江戸情緒の雰囲気で有名な町です。
その中でも楽しみのひとつが、市内を流れる小野川の舟めぐりです。
さっそく、乗船場に到着。平日だったため、すぐに乗船可能。
舟に乗り込むと、船頭さんが「出発ちょっと待って」とのこと。
何故かと思っていると、目の前に架かる橋から、突然水がジャーっと流れ落ちてきました。
この橋は、樋橋(とよはし)といって、水は運ぶ樋がかけられているとのこと。現在は観光用に一定時間ごとに水を落としているそうです。
この落水を見てからの出発だったのですね。
舟は出発すると、昔ながらの建物が多い市内をゆっくりゆったり進みます。船頭さんが、見どころや歴史を語ってくれました。
祭りで使う山車の倉庫。新しいですが、昔ながらの蔵のような外観です。
ここ佐原は、東日本大震災でかなりの被害を受け、舟めぐりのコースも制限されているそうです。
家々の屋根瓦もほとんど損壊し、液状化もあったということですが、市民の方々の努力にり、復旧が進んでいます。
人々の団結力というものを、強く感じますね。
折り返して、先ほどの船着き場へ向います。
復路の景色のほうが、昔ながらの小江戸情緒を強く感じますね。護岸の石垣など、江戸時代のままの所もあるそうです。
船着き場付近の町並み。
舟めぐりのあとは、江戸時代に日本地図を作成したことでゆうめいな「伊能忠敬」の記念館へ。
もちろん内部は撮影禁止です。
伊能忠敬は、小学校の社会科で、江戸時代に測量して日本地図を作製した人とは習いましたが、この記念館では、その生い立ちや
測量の経過などを、あらためて知ることができました。
感激したのは、忠敬はもともとは佐原の商人だったのですが、50歳になってから夢の実現のため、なんと19歳も年下の天文学者に弟子入りし、
測量を始めたということです。そして偉業を成し遂げているのです。
我々サラリーマンにとっても、夢を与えてくれる人物ですね。
(N.N)
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