のぶさんの旅に道連れ

ちょっとした旅でも、いろいろな発見があります。

長崎路面電車

2013-08-25 21:31:31 | 長崎

長崎市内の散策では、移動手段として、主に路面電車(長崎電気軌道)を利用しました。

東京にも、路面電車としては唯一「都電荒川線」がありますが、多摩地域に住んでいる私(のぶさん)には利用する機会がありません。

普段は見られない路面電車の風景を、乗車しながら楽しみました。

 

まずは、路面電車の線路です。大通りの真ん中を堂々と敷かれています。2本の線路の間には街灯付きの架線柱が立っています。

 

一般的な停留所の風景。「駅」ではなく、バスと同じように「停留所」扱いのようです。電車の停留所なので、“電停”と呼ばれていました。

 

車体が小さいので、車内は、はっきりいって狭いです。バスより狭い。

座席に座ると、向かいの座席が目の前に迫ります。古い車両だったのでドアは折りたたみ式。

ちなみに、写真を撮った時はまだ空いていましたが、長崎駅や観光スポット周辺は満員状態も多く、利用率は非常に高いと思われます。

 

運転頻度の高さは、うれしい点のひとつ。一本逃してしまっても、山手線のように次々とやってきます。

すぐ後ろに次の電車が迫ってきていることもしばしば。

 

ここからは、路面電車の風景です。

まずは、繁華街の思案橋付近。右折をしたい車が連なっています。警笛を鳴らしながら慎重に近づいてきました。

電車といえど道路真ん中を走っているので、信号は守ります。車と一緒に信号待ちで停車。

横断歩道がある所では、歩行者の往来にも気をつけなければなりません。

出島付近の急カーブに差し掛かる電車。車体が小さいので、小回りは利きそうです。

グラバー園の付近の線路は単線です。路盤が昔ながらの石畳だったり、芝が生えたりしていて、ちょっと変わった雰囲気。

原爆資料館の最寄り電停、浜口町の先は、なんとビルの中を走ります。

車体にラッピング広告のある電車も数多くありました。地元の企業やイベントPRがほとんどなので、見ていて新鮮です。

 

最後に、JR長崎駅前の電停です。

長崎電気軌道は、どこまで乗っても一律120円。(最近まではなんと100円だったそうです!)

観光に便利な1日乗車券(500円)もありました。

生活や観光の足として密着した、頼りにされている鉄道なんだなと感じました。

長崎の他にも、路面電車が活躍している都市はあります。ぜひ乗車してみたいですね。

 

                                                                    (N.N)

 

 

 

 


真夏の長崎グラバー園

2013-08-18 23:27:09 | 長崎

前回省略した、「グラバー園」についてです。

長崎市内の観光スポットといえば、やはりグラバー園。市内観光では、真っ先に行ってみたいスポットです。

 

「グラバー園」は、幕末の時代にスコットランドから来日したトーマス・グラバーが建てた邸宅をはじめとした、当時の貿易商が暮らした洋館が移築されて

展示されています。当時を想いながらの散策にぴったりの庭園ですね。

 

さて、園内には、日本最古の木造西洋風建築である「旧グラバー住宅」をはじめ、「旧オルト住宅」「旧リンガー住宅」「旧三菱第2ドックハウス」など、ひと目

見ただけで憧れてしまうような、立派な邸宅を見ることができます。

もしこんな立派な家に住むことができたら・・・想像するだけで楽しいですね。

建物の中は、各部屋が見学でき、当時の資料なども展示されていました。

 

「グラバー園」には、これら邸宅だけでなく、他にも散策を楽しむ様々な要素がありました。

まず、入口を入ったあとのエスカレーター。緑の中でエスカレータに乗ることはあまりありませんからね。

現在、「動く歩道」がリニューアル工事中ということで、完成したらこちらも楽しみのひとつでしょう。

 

こちらは、グラバーさんの像です。

 

写真の「祈りの泉」をはじめとして、園内にはいくつかの泉や池が。やはり“水”のある風景はいいですね。

 

猛暑の中で威力を発揮していたのが、所どころ設置されていたミストです。

最近では、暑さ対策として全国各地で設置されるようになってきました。

ほんの一瞬の涼しさですが、観光客にとってはうれしい装置。

 

眺めの美しさも、特長のひとつです。

港となっている入り江の対岸に、稲佐山(霧が出て夜景は残念でしたが)がよく見えます。

時々、海からの心地よい風が届き、木陰では涼しさが感じられました。

 

長崎は、造船の町としても有名です。建造中の大型船の姿も見えました。

 

ひととおり散策して、裏のゲートから出ると、珍しいエレベーターがありました。

下にある町とグラバー園とを結ぶ、斜めに動くエレベーターです。

窓が付いているので、内部の様子が楽しめます。

 

猛暑の中、流れ出る汗を拭きながらの散策でしたが、ノスタルジックに浸ることができました。

最後に、「グラバー園」に行くと必ずといっていいほどセットで訪れる。「大浦天主堂」です。

撮影禁止のため内部の写真はありませんが、ステンドグラスが魅力的でした。

 

 

                                                                   (N.N)

 

 

 


真夏の長崎市内散策

2013-08-11 22:01:07 | 長崎

8月上旬、真夏の長崎市内を散策しました。

暑いので、ちょっと行っては涼しい所に入って休み、を繰り返しました。

それでも、異国情緒あふれた長崎市内は、見どころが多く楽しいひととき。

 

スタートはJR長崎駅。県庁所在地に相応しい、立派な造りです。お土産屋も充実。

 

さて、市内で最も大きい観光スポットといえば、「グラバー園」だと思うのですが、見どころが多いため、次回に回します。

今回は、「グラバー園」以外で、訪れた所を紹介します。

 

まずは「出島」を見学。

小学生の頃、鎖国時代に唯一外国と貿易をしていた所として学習しましたね。

最近では、当時の商館長の館なども再現され、ますます見学が楽しく感じられます。

 

昼食は、港近くの「出島ワーフ」で。猛暑ですが、海からの涼しい風が心地よいです。

海鮮丼のお店に入ったのですが、暑さでバテた体力を回復するため、豚角煮丼を注文。

 

続いて、“坂の町”である長崎を象徴する道、「オランダ坂」を歩きました。

長崎は、海からちょっと行けば、すぐ坂道に入ります。地元の方々は、毎日このきつい坂を歩いているのですね。

オランダ坂を上った先には、「東山手洋風住宅群」が。

 

長崎のシンボルといえばこれ。「眼鏡橋」です。この日も、橋が水面に反射して、見事に“めがね”の形に。

あまりに有名な橋なので、特別なのかと思いきや、渡ってみると至って普通の石橋でした。

 

長崎駅近くに戻って、「日本二十六聖人殉教地」です。豊臣秀吉の時代のキリシタン狩で殉教した人々の像が。子供の姿も。

 

そして、長崎といえば忘れてはならないのが、原爆の被爆地であるということ。

原爆資料館を見学し、核兵器の悲惨さと平和について学習しました。

その後、平和公園に移り、原爆落下中心地と、平和祈念像へ。

平和祈念像周辺は、8月9日に行われる式典準備の最中でした。

原爆で崩壊し、戦後に再建された浦上天主堂です。

 

長崎といえばもうひとつ、1000万ドルの夜景で有名ですね。

昨年には、「新世界三大夜景」に認定され、見たいと思っていました。

期待を胸に、稲佐山のロープウェイに乗り込んだのですが・・・

なんと、夜になってから霧が発生し、期待の夜景があまり見えず・・・。

市街中心部とその周辺しか見えませんでした。

昼間は猛暑でしたが、夜になって気温が下がり、霧が発生してしまったのか・・・。

やはり、夜景は空気の澄んだ冬場がいいのでしょうか。

 

今回の散策で訪れた、繁華街の思案橋の店を3つ。

長崎出身の福山雅治が帰省時に必ず寄るという、「思案橋ラーメン」です。

中華街には寄らず、ここでちゃんぽんを食べました。

福山のみならず、名立たる有名人のサイン色紙がたくさん貼られていました。

カステラの「福砂屋」本店。

福砂屋は東京にもあるので買おうと思えばいつでも買えますが、やはり本店で買ったカステラは格別?!

 

そして、喫茶店の「ツル茶ン」。

名物のトルコライスが美味しいと有名な店で、日本テレビの「ケンミンショー」でも紹介されており、ぜひ行きたいと思っていました。

もちろんトルコライスを注文。

 

最後に、今回宿泊した「ベストウエスタンプレミアホテル長崎」。

坂とともに暮らす町・長崎を部屋から眺められました。

 

                                                                 (N.N)