河口湖は、東京からも手ごろな距離で、見どころも多いこともあり、学生の頃からよく訪れていた観光地です。
これまでは車で訪れていたのですが、たまにはということで、今回は電車で行くことにしました。
（少し前の１０月下旬なので、写真ではあまり紅葉していませんが）
普通に行くと何回か乗り継ぎをしなければならないのですが、便利な列車がありました。
「ホリデー快速河口湖号」です。
ＪＲ新秋津駅から乗車したのはホリデー快速河口湖３号。大宮方面から武蔵野線・中央線を経由し、富士急行線に乗り入れる列車です。
国鉄時代の特急車両を使用。古いので乗り心地がいいとはいえませんが、快速なので普通運賃だけで乗れるため、まあお得といえるでしょう。
２時間以上かけて河口湖駅に到着。 富士急行名物の「フジサン特急」も停車していました。
少し速いですが、観光スポットに行く前に、早めの昼食。山梨といえばなんといっても“ほうとう”です。
河口湖駅前のほうとう店「不動」に入りました。
腹を満たしたところで、河口湖畔へ。 駅から歩いても十分行ける距離でした。
遊覧船に乗船。あまり大きくない船でしたが、上部のデッキに陣取ることができ、爽快です。
他のお客さんも、皆楽しそうです。
残念ながら富士山は、おもいっきり雲がかかっていました。
遊覧を楽しんだあと、船乗り場からすぐの「カチカチ山ロープウェイ」へ。これに乗って天上山の頂上へ。
カチカチ山というだけあって、いたるところにうさぎとたぬきが登場していました。
私が乗ったゴンドラにはたぬきが。
発車し、下方向を見ると、河口湖を一望。
頂上へ着くと、ショップがある他、記念写真や鐘、瓦投げなども楽しめました。
昔行ったときは単なる展望台でしたから、いろいろ営業努力をしているんですねえ。
肝心の景色は、やはり富士山の雲は晴れず。でも、気分のいい眺めです。富士急ハイランド全体がよく見えます。
再びロープェイで下山したあとは、周遊バスで「河口湖オルゴールの森」へ。
ここは、想像していたよりも規模が大きく、１日いてもいいくらい。
ヨーロッパ風の建物や庭園が、とても癒しの気分にさせてくれます。
ここは外の風景も良かったですが、それぞれの建物内部もすばらしい展示ばかりでした。
巨大な演奏機械や、様々なカラクリ人形など、どれも感心するものばかりです。
また、サービスも良く、展示品の説明や演奏が随所で行われていたほか、ホールでのコンサートなどもありました。
感心、感動の連続で、ここは本当に穴場のおすすめスポットです。
時間もあまりなくなってきたところで、定番の「河口湖ハーブ館」へ移動し、クッキーやハーブティーを購入。
電車で来た場合、帰りの電車や周遊バスの時間を気にしなければならないのがネック。
皮肉にも、夕方になったところで、富士山の雲が晴れてきました。
再び河口湖駅前で夕食を済ませたあと、ホリデー快速河口湖６号で戻ります。
帰りの列車はなんと１両独占状態。この日は土曜日だったのですが、泊まる人も多かったのでしょう。
と、短時間でしたが河口湖とその周辺を楽しんできました。
見どころが多いため、車で行って時間を気にせず、宿泊で楽しむのが一番ですが、たまには列車でいくのも気楽でいいかな。
（Ｎ．Ｎ）