諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

今日、麻原彰晃達の死刑が執行された。

2018年07月06日 12時03分07秒 | ニュース
♪ショーコー ショーコー ショコショコショーコ あ・さ・は・ら、ショウコー 
♪ショーコー ショーコー ショコショコショーコ あ・さ・は・ら、ショウコー


そうか、麻原彰晃が死刑執行されたか。今年中に執行されると思っていたが、やっぱりお盆前だったな。うーん。

私が法務大臣だったら、やっぱり今の時期が一番良いと思う。夏休みのレジャーシーズンの前じゃないと、色々あるだろうし。

オウム真理教には色々考えさせられた。私はオウムの本を読んで、麻原彰晃は座禅を組んで本当に宙に浮く事が出来ると思った。この人は神に近い人なのではないかと思った。

実際会った事は無いが、信者達は秋葉原で何度も見かけた。

長髪の清楚で美しい女性を中心に円陣を組み、「パソコン安い、マハポーシャー 、ピピリピピッピ、ピッピッピィー」とシュプレキコールをあげていた。ライバルの電器店の前でた。

あんな真似は私には出来ない。これが信仰心と言うものなのだろう。彼らは麻原を神と信じていた。信じていたからこそ、あんな真似が出来た。凄さと恐ろしさを感じた。

今回、麻原と一緒に死刑執行された弟子は6人。殆ど私と同世代の人間。

私、多くの宗教の人と出会って来たが、信者でこの人は悪質な人間だと思った事は一度も無い(教祖やヒーラーは別)。どんな宗教でも信じる人達の心は純粋で良い人。尊敬できそうな人が多かった。

でも純粋な人は濁っていないから、悪にも簡単に純粋になれる。否、悪とは思っていない。神を純粋に信じている。神の為なら全てが正義と信じている。その心が宗教戦争を生んで来た。

大抵の宗教は戦争兵器となりえる。キリスト教も仏教も聖戦と称して殺戮を行った。神道も天皇が神だとして戦争を行った。

宗教は心を狂わせる疱瘡の様な物。良薬の部分は確かに有るが劇薬としての副作用も有る。

先日、病院に行く途中、運動がてらに仙台の中央通商店街を歩いていたら、托鉢のお坊さんが立っていた。

私は300円程度のお金を捧げて聞いてみようと思った。

「本当に貴方は仏教を信じているのですか。仏教も多くの人を殺してきた。大仏に金箔を塗る為に罪の無い蝦夷を侵略して殺した。そんな悪の象徴の大仏を貴方は拝むのですか。多くの仏教徒は織田信長に殺された。それは祟りではないですか。仏教は悪だから罰が当たって殺されたのではないですか」と。

よっぽと聞きたかったが、多分答えられないと思う。今までの経験上、宗教の人はその神に付いて何にも知らない。上の者の命令で動いているだけ。この托鉢のお坊さんもそうではないのか。

また暫く歩くと共産党の方々がビラを撒いていた。車椅子に乗った方もいる。津波の行方不明者を探す為の募金活動をしている人もいる。それぞれ自分の信念に基づいて行動しているのか。それても上からの命令か。その集団に居たいが為に活動しているのか。

何か分らない。私は何を信じて生きて行けば良いのだろう。私の心が濁っていて、疑り深いからこんな事で考え悩むのか。何も疑わず考えず黙って信じて活動した方が幸せなのか。

今日、麻原と一緒に死刑が執行された6名の幹部達も純粋ゆえに麻原を疑わず、麻原を神と信じて正義と信じて悪を決行したのだろう。

彼ら一人一人、悪い人物では無いと思う。彼らは麻原と言う名の疱瘡に掛かった病人に過ぎないのではないのか。

しかし、彼らの疱瘡は先ず治らない。放っていては多くの者に疱瘡をうつす。日本中に疱瘡が蔓延する。やはり殺すしかないのかも知れない。

疱瘡は純粋で心の澄んだ者がかかる。

人間なんて大したもんじゃない。イエスも空海も大したことはない。人を神と信仰してはダメ。人は濁流を生きる。濁っていないと生きられない。

今日の麻原達の死刑執行でこんな事ばっかり考えちゃってます。

何が正しいのか分らないままに。


ではでは。

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やっぱり馬鹿大家リストに載... | トップ | 麻原彰晃。その狂気の源。その1 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大島弓子さんの漫画なのですが、 (キジトラ)
2018-07-08 19:10:09
今回の日記を読んで思い出したのですが、大島弓子さんのダリアの帯 と言う漫画(短編)と、サマタイム(短編) を読んでみたらどうでしょうか?。

どちらも、心の拠り所を探す話、または再確認する話だと思います。

ダリアの帯では、発狂した妻とともに隠遁生活を送る元サラリーマンの話。

サマタイムは、世界はもう核戦争で滅んでいて、主人公の体も吹っ飛んで無くなり魂だけである事を自覚しながらも自分の夢の中の世界に(←現実の世界ではない、自分の妄想の世界であると分かっていながら)、そこへ帰ると言う話です。

サマタイムでは、同郷の幼馴染のアパートの部屋で、幼馴染から自分への結婚のプレゼントの箱と震えた文字で残されたメモ用紙から、この世界は全て自分の妄想の世界であると言う事に気づく、幼なじみからの現実のメッセージをしっかり受け止めて理解もするわけですが、自分の妄想の世界から飛び出す事はしない、自己完結の世界へと、ある意味孤独と言うか、救いようがない話ではあるわけですが、ぜひ網永井さんの感想もお聞かせいただきたいです。(でも暗い話だな~と思います)。
蔵書。 (綱永井寵生)
2018-07-11 01:13:08
キジトラさんへ

少女コミックは滅多に読みませんが、なぜか蔵書に大島弓子が有りました。「つるばら つるばら」です。
最初の短編の「夏の夜の獏」は新鮮でした。精神年齢で登場人物を描いている。
8歳の主人公が20歳の青年。痴呆の祖父が1歳の赤ん坊。19歳の兄や母は自分よりも若く描いている。それぞれの感覚でストーリーが流れる。しかし8歳ゆえに愛するお手伝いさんを兄に取られる。そして両親の離婚。主人公は8歳に戻って泣く。優れた描写だと思います。ちょっと嵌りそうです。
お知らせいただいたコミックも読んでみたいですね。
その本は私も持っています。 (キジトラ)
2018-07-11 19:54:57
大島さんの本は6割ほどは読んでいると思います、けっこう難しいですよね。

最初読んだ時はよく分からなかったのですが、年を取ってから、こういう意味あいも含んでいるのかな~と私なりに解釈したり、分からないままだったりしています。

つるばらつるばらはハッピーエンドかもしれませんが、でもその過程がきついな~と私は思いました(主人公は自殺未遂をしていますし)。

夏の夜の~は、主人公は父親のGFを玩具、母親の再婚相手を保護者と言っていて、両親ともに、大人になりきれないまま、そのまま一生いくんだと達観している所がキツイなと思いました。

主人公の兄は、最後に小箱さんの隣に並んで初めて大人の男性として描かれているわけですが、愛する女性を見つけてはじめて成人男性としての意識になれたということを、(今まで子どもとしてしか描かれていなかったのに)表現されているのかな~と思いました。

自分よりも大切な人を見つけた時に成人男性としての意識を持つことが出来た、子どものままの両親の元から飛び出して愛する女性の隣へ・・・・・。小箱さんも主人公の兄が心が子どものままの存在であったら例え妊娠したとしても、主人公の兄との生活を選ぶ事はなかったのでは?、と思います。

あと、サマタイムは怖い話ではあるのですが、世界はいらない、自分の世界を保つと宣言する、ある意味世界と拮抗する自我を持った男性の悲劇なのか、それとも・・・・な話なのか私には分かりません。孤独な話ですが、人類を虐殺する世界に戻るよりは・・・・、という話なのか・・・・・・。

EEカミングスの詩で、世界はいらない、あなたが私の美しい世界だから と言う内容の詩があるのですが、EEカミングスの詩の世界に相通じる話なのかもしれないな~と思います。

あと大島さんにしては珍しく、宮沢賢治のいちょうの木の話を原作にした漫画があるのですが、その中で、外套を失くして呆然としている女の子(いちょうの実)に、もうひとりの女の子(いちょうの実)が私と一緒に行きましょうよ、私の外套を時々貸してあげるわ、死ぬときは一緒に死にましょうよと話しかける場面があるのですが、人が生きていれば、自分が誰かにそう言ってもらえるかもしれないし、逆の立場で相手にそう言ってあげたい気持ちになれるかもしれないな、と読んでいてそう私は思いました。(でも大島さんの本は難しくて何を言いたのかよく分からない話、バナナブレッドのプティングとか も多数ありますよね。

オウム信者の心情。 (綱永井寵生)
2018-07-14 19:23:51
キジトラさんへ

少女コミックと言えば、ドジで今一冴えない主人公が詰まらないギャグを飛ばしながら、クールで美人で時には意地悪なライバルと男を争い、何故か男は主人公を選びハッピーエンド的なストーリーばかりで、読んでいて恥ずかしいものばかりでした。お目目パッチリも私には無理です。

大島弓子は少女コミックの王道から外れているのでしょうけど、こう言った考えさせられるストーリーが無いと、何れは少女コミックから卒業されてしまう。編集者もその点は十分承知しているのだと思います。

「山羊の羊の駱駝の」のストーリーは、「愛犬が近所の人を噛んで、親が保健所に連れられ行き薬殺した。親が信じられなくなる。そこに天使の格好をした募金を集めている男を見た。天使と信じ込んで現る手段で大金を募金し続ける。最後は置き引きで捕まる。男は募金の一部ををアフリカに送ってはいたが、その募金で仲間と暮らしていた。主人公が警察沙汰になり日本での募金活動が出来なくなり、海外へと旅立つ」的なストーリーですが、人間、親が信じられなくなると信じられる対象を探す。オウムの信者はそれが麻原彰晃だった。どこまでも信じて死刑になった。

以前から人を信仰すべきでないと思っていますが、大島弓子もそれを言いたかったのだと思います。

結構、私と心情が似ているかも知れないです。
世間体、外聞と一体化した両親 (キジトラ)
2018-07-16 08:53:03
私は、その話は、若い頃に読んだものですから、大島さんの意図する構図が見えなくて、よく分からない、哀しい、寂しいマンガだとしか分からなかったのですが、

今は、世間体や外聞と一体化した親、これはもう親じゃない、母親もなぜ娘にお金がいるのか直接聞かないのか?、どうしてこういう事をするのか?、そういう娘の心情や立場に思いをはせないのか、

母親も父親と一緒になって、想定外の事が起きてパニックになるだけで、早い段階で娘から事情を聞く事が出来たら、クラスメートたちにすぐにお金を返す事も出来ただろうし、そこまで大事にならなかっただろう、と思います。

想定外な事をする娘はいらないとばかりに外へ出されてしまうわけですが、心の拠り所を見つけた娘は孤独ではない、あの天使さまと同じ事をしていると本人は肯定できているわけですが・・・・・。

一貫して、主人公の両親は娘ではなく世間体、外聞を見つけ続ける、というのはスゴイ事だと思います。両親は一度も娘の事は見る事はなかった、けど、娘は優しい天使さまのまなざし、天使さまに優しくしてもらえた出来事を胸に抱いて自分の人生を何とか乗り越えていこうとする、

男女関係ではなく、人間としての優しさや労わり、思いやりを人間として欲していて、それは親からではなく、他人から、と言うのが、ちょっと情けないわけですが、でもそれでもないよりはマシでしょう。

ホストにはまってお金を散財する女性もそういう心理状態なのでしょうか?。人が人であるためには、健全な人間関係が必要ですから・・・・。
つけたしなのですが、 (きじとら)
2018-07-16 09:04:38
物語の最後で、母親が娘の方をまっすぐヨレヨレな状態ではあるのですが、見ている場面があるのですが、次の場面では、娘、主人公は横を向いて母親とは目線を合わさずそっぽを向いているコマがあって、私はそこで、娘はもう母親(父親も)からの関係で何かを期待するとか、こうして欲しい、ああして欲しい(愛して欲しい、優しくして欲しい、など)

という事はムダだと理解して、両親から離れて(捨てられて)、同級生たちからも離れてひとりで生きていく覚悟を決めると言う事なのかしら?、とも思っている。

同級生のひとり、ひさこさんも、同級生たちのパーティからひとりだけ帰るわけですが、主人公とひさこさん以外は、見たいものだけ見て、聞きたい事しか聞かない、相手への愛情なんて、例え同級生でも親でもそんなものはない事(まともな人間関係はない事)を露呈して話は終わり、みんなそれぞれ孤独で自分の事しか考えていないんだから、下手に関わっちゃいけないよ、と言う話とも取れるわけです。哀しい話ですよね。

難民のために募金してお金を送った天使さまは、悪い人ではない、人間愛に基づいていて(変人と周囲から見られていたとしても)

人への純粋な善意が、そういうふうに曲解されて誤解されるややこしい世の中だから、気をつけましょうともいう話なんですかね?。

大島さんの話は理解できる人は理解できるけど、私のような感性の弱い人間には難しいです(でも絵が好きなので、だいたいは目を通しています)。
薬殺された犬。 (綱永井寵生)
2018-08-02 02:36:51
きじとらさんへ

繋いでいてた愛犬を近所の子供が苛めて、その子供を噛んだ。父親が世間に示しをつける為にその愛犬を保健所に連れて行き薬殺した。
愛する者よりも世間体が大事。私も幼い頃、同様の事を父親にやられました。心を殺された感じです。子より金の心配をしてました。
だからあの主人公は親を信じられなくなっている。だから天使に縋りたかった。これも私は同様な経験をしました。残念ながら矛盾を見つけてしまい、信じられませんでしたが。

主人公は最後に托鉢をしています。犬の様に親に薬殺はされなかったが、親は世間体を気にして彼女は捨てられた。

愛が得られなかった彼女はその悲しみから、愛を与える側になった。これは親に対しての反論だったのではないかと思います。

コメントを投稿

ニュース」カテゴリの最新記事