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nobressの元オーナーが送る くだらない世界

夏が終わった

2011年09月06日 | Weblog
今日の帰りは寒かった 台風が過ぎて一気に秋になった

この季節 この頃になるといつも思い出すのが 神楽の練習である

夏休みが終わり 2学期になるといつのまにか 神楽の団長さんから電話があった

「今年もたのむで」

小学校5年から中学校3年までやってた 夜に友達とあって練習して ジュース&菓子は食べ放題 そんなことにつられてやってたんだろうか いや違う 本番になったときに 1つの舞が終わると「はな」というものがうたれていた それに釣られていたんではないだろうか 「はな」とは 相撲で言う「懸賞金」みたいなものであり
いい舞をしたあとには それを舞った人 グループに お金が払われるのだ 「はな」をうつひとの名前 もしくは企業名いりで

「○○様より いちきんで2万円 ○○君へくださ~る」

てな具合で お金が入ってくるのだ ただし何割かは神楽団へ入っていたのだろう
これがまたすごいときには 「またまたつずきまして いちきんで10万円 ○○社中へくださ~る」 となるので 神社はおお盛り上がりであった すごかった

それが目当てだったんだと思う 時はバブル前 景気がよかった 一晩でこんなに・・・・? くらいのおひねりをいただいた 貯金して大学にいった

まあそれはよしとして 練習中にあった不思議なことを 思い出したので書こうと思う

夜の8時位から練習は始まる 僕は弟と懐中電灯をもって近くの神社へ 123段の階段をのぼっていく 頂上についたらすでに大人たちは 酒を飲みながら練習している 僕たちも練習をしてほかの子たちがやってるのを見ていた

そんな感じでまったりと練習するのだが たまに暇になる

あるとき鬼役のたつるくんが言った 神社のまわりを探検しようと

夜だったけど周りには人もいるし 怖くはなかったので探検した

神社を1周するのが探検だった

左回りに社のまわりを歩くつもりだった

それまで気が付かなかったのだが 本殿のうしろにもうひとつ小さな社があった

鶯色の屋根で 出雲大社のミニチュアみたいだった

その小さな社を守るように 両サイドには大きな杉の木が3~4本ずつはえていた

その各杉の木の手前には 石段が3段ずつあった

この石段をこえて(たったの3段だが) 小さな社を見て さらに反対側の石段を下ってやっと1周する感じだ

とりあえず右手の石段に足をかけた・・・

その瞬間 神社を囲む山全体が静かになった 風がやんだ

不思議だなと思い 一旦うしろにさがった 山がもとのざわざわに戻った

また石段に一歩目をかけた・・・

山が静かになった

これは行ってはいけないな・・・ より 行けなかった

たつるくんはビビッてた

なにかある ではなく 踏み込んではいけない所だったんだろう

いま思えば本当に不思議なことでした

この神社 友達と夜に星座標とかもって星を見にきたこともあるのだが

僕は聴いた 木が地面から水をおいしそうに吸い取る音を・・・・

あちこちから