我輩は猫である 名前はまだない ふとしたことで広島に生を受け ふとしたことで八丁堀にあるホテルの地下の倉庫に落ちてしまった ここはどこだ? 最初に思ったことである
我が猫目もだんだんなれてきたころ わかってきた 「はは~ん ここは レストランの倉庫だな どうりでさっきから いい匂いがしてくるとおもった・・・」 まず最初に落ちたところは 玉砂利がしきつめられた 空調設備のある 汚い中庭であった 丁度いいではないか この玉砂利はトイレにもってこいだ そこで一発 「ぷりっ」と糞をたれてやった 我輩はこういう所は パンクスなんである 好きなアーティストはもちろん sex pistols・・・ 「あれっ この格子の先は なんだ いろいろな箱があるぞ」 我輩の黒白に光る体は格子をすりぬけ 薄暗い部屋に落ち着いた 倉庫だった 瞬間 バチバチっと
まぶしくなったかと思うと いわゆる人間というやつが入ってきた 我輩と目が合った 人間(男)は急いで倉庫を出て行ったかと思うと 遠くでこんなことをいいやがった 「ねこがいるっす」 我輩は追われた 落ちてきて早くも ここを出てけというのか・・・?
人間とは勝手なものである 大きいものに対してはひれ伏すのに小さいものに対しては 好き勝手なのである 「こんな外道どもにつかまってたまるか!」 我輩は格子をすり抜け もとの玉砂利に落ち着いた しばらくたって人の良さそうな男が 格子の中にはいってきた 我輩は精一杯の威嚇をした が 次の瞬間男は「み~ちゃんえさですよ~」 とばか丸出しで我輩に 晩飯をもってきた いまどき み~ちゃん はないべ・・・ 昭和の30年代の名前でないかい・・・? しかも持ってきたのは ねこまんま 猫をばかにするのもいいかげんにしろ と我輩は威嚇した
そんなこんなで ここから出られる手段も無く 数日けつ”くろいをしながら いろいろな事をかんがえていた・・・ 最初に我輩が憂いたのは やわらちゃん のことである 猫でもこれくらいの事は知っている 家庭でも金 政治でも金 このくされ外道め なんでもトップをとるのがいいのかい?? 銅・銀がいるから金なんではないのかい・・? それをこやつは 金・金・金・そんなに金がほしけりゃ 我輩の友達の去勢された金をやるわい!!! まったく人間というやつは・・・ 午後になり2畳ほどのすきまからはいってくる日差しも暑くなってきたころ 例の男が白い箱を持ってやってきた 「み~ちゃん く~ら~ですよ~」 よくみると 発砲スチロールにてんこ盛りの氷であった 「これはありがたい こいつなかなかやるな さぞかし女にもこんな外道技でせまっておるのだな」
などと考えながら 我輩はそのクーラーによりそって 夢をみていた 友達のことだ 去年の今頃 猫界のスーパーアイドル のりこが またたびで捕まった あれだけ やめとけといったのに あぶりで捕まった 数日後我が友 まなぶが またたびで捕まった 死に行く女猫をほって 彼は逃げ出した こんなことも夢に出てきた アメリカの親猫マイケルが またたびの過剰摂取で死んだのだ やつは変わった猫で もともと黒毛だったのを白毛に変えやがった さらに猫っぱなを高く作り変えてやがった なぜにそんなにまでして 自分を良くみせたいのだ どうだっていいではないか・・・・ 短い夢であった あの男は 今度は どんな猫飯を持ってくるのだろうか 楽しみでもある まてよ 猫と人間 その間でも期待し期待される そんな単純なことが出来上がってるじゃあないか それを人間どもは われわれには無い しゃべる という表現力を使い 単純な意思疎通 というものが出来なくなってきている・・・ 猫がこんなことを思うのもなんだが もっとピュアな人間にもどってもいいんじゃあないかい・・・?
このねこ み~ちゃんは7月22日捕らえられ 闇に葬られました・・・・・
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うそです ちかくの猫公園へはなされました めでたし めでたし
我が猫目もだんだんなれてきたころ わかってきた 「はは~ん ここは レストランの倉庫だな どうりでさっきから いい匂いがしてくるとおもった・・・」 まず最初に落ちたところは 玉砂利がしきつめられた 空調設備のある 汚い中庭であった 丁度いいではないか この玉砂利はトイレにもってこいだ そこで一発 「ぷりっ」と糞をたれてやった 我輩はこういう所は パンクスなんである 好きなアーティストはもちろん sex pistols・・・ 「あれっ この格子の先は なんだ いろいろな箱があるぞ」 我輩の黒白に光る体は格子をすりぬけ 薄暗い部屋に落ち着いた 倉庫だった 瞬間 バチバチっと
まぶしくなったかと思うと いわゆる人間というやつが入ってきた 我輩と目が合った 人間(男)は急いで倉庫を出て行ったかと思うと 遠くでこんなことをいいやがった 「ねこがいるっす」 我輩は追われた 落ちてきて早くも ここを出てけというのか・・・?
人間とは勝手なものである 大きいものに対してはひれ伏すのに小さいものに対しては 好き勝手なのである 「こんな外道どもにつかまってたまるか!」 我輩は格子をすり抜け もとの玉砂利に落ち着いた しばらくたって人の良さそうな男が 格子の中にはいってきた 我輩は精一杯の威嚇をした が 次の瞬間男は「み~ちゃんえさですよ~」 とばか丸出しで我輩に 晩飯をもってきた いまどき み~ちゃん はないべ・・・ 昭和の30年代の名前でないかい・・・? しかも持ってきたのは ねこまんま 猫をばかにするのもいいかげんにしろ と我輩は威嚇した
そんなこんなで ここから出られる手段も無く 数日けつ”くろいをしながら いろいろな事をかんがえていた・・・ 最初に我輩が憂いたのは やわらちゃん のことである 猫でもこれくらいの事は知っている 家庭でも金 政治でも金 このくされ外道め なんでもトップをとるのがいいのかい?? 銅・銀がいるから金なんではないのかい・・? それをこやつは 金・金・金・そんなに金がほしけりゃ 我輩の友達の去勢された金をやるわい!!! まったく人間というやつは・・・ 午後になり2畳ほどのすきまからはいってくる日差しも暑くなってきたころ 例の男が白い箱を持ってやってきた 「み~ちゃん く~ら~ですよ~」 よくみると 発砲スチロールにてんこ盛りの氷であった 「これはありがたい こいつなかなかやるな さぞかし女にもこんな外道技でせまっておるのだな」
などと考えながら 我輩はそのクーラーによりそって 夢をみていた 友達のことだ 去年の今頃 猫界のスーパーアイドル のりこが またたびで捕まった あれだけ やめとけといったのに あぶりで捕まった 数日後我が友 まなぶが またたびで捕まった 死に行く女猫をほって 彼は逃げ出した こんなことも夢に出てきた アメリカの親猫マイケルが またたびの過剰摂取で死んだのだ やつは変わった猫で もともと黒毛だったのを白毛に変えやがった さらに猫っぱなを高く作り変えてやがった なぜにそんなにまでして 自分を良くみせたいのだ どうだっていいではないか・・・・ 短い夢であった あの男は 今度は どんな猫飯を持ってくるのだろうか 楽しみでもある まてよ 猫と人間 その間でも期待し期待される そんな単純なことが出来上がってるじゃあないか それを人間どもは われわれには無い しゃべる という表現力を使い 単純な意思疎通 というものが出来なくなってきている・・・ 猫がこんなことを思うのもなんだが もっとピュアな人間にもどってもいいんじゃあないかい・・・?
このねこ み~ちゃんは7月22日捕らえられ 闇に葬られました・・・・・
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うそです ちかくの猫公園へはなされました めでたし めでたし