真夏の夜の夢

2017-07-11 17:09:02 | 日記
毎年知らない間に始まって知らない間に終わる夏の高校野球。今年も知らない間に始まっていました。私はついさっきカーラヂオで今日の試合速報を知った。高専と真壁高校の試合は、36対0の5回コールドで高専が勝ったそうです。

負けた真壁高校の生徒は、36点取られる間にどんな事を考えていたのか。多分弱小高校で、部員も9人に満たないから他の部活からのレンタルや不良の生徒が駆り出されている様なチームなのかもしれない。ほとんどのチームメンバーにとって「どうでも良い試合」だったのかもしれない。

それでも3年間真面目に続けてきたメンバーは居るだろうし、3年でも下手で2年にバカにされている生徒もいた事でしょう.

そういう彼らは、36点取られる間に何を考えていたのか。それだけが気になります。

真壁高校に限らず、今日までの試合で負けた高校球児(助っ人含む)は、明日からやることが無くなる訳です。選手だけでなく、マネージャーとかも同様にやることがなくなる。

みんなどんな気持ちで試合を終えたのだろうか。

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7連勤2日目。
ミヤタは数分前の事も覚えていなくなりました。さらに食事も一人では出来なくなりました。大人しくなったのでまだマシですが、誰も彼もミヤタの食事介助を避けていて頭に来ました。

何で私ばっかりやらされるのか。

今日も午後からウザイパートのクソババアが燕にきた。

何で手指消毒する時に「しゅっ!しゅっ!」と声掛するのか。
人を小バカにするのもいい加減にいろ、

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最近よく思い出す事があります。

私は中学3年間、授業中シャーペンを使わず鉛筆を使い続けていました。

あれは中1のころ。クラスで3、4番目に可愛いと言われていたハラダさんの隣の席になった。

ある時「のびいぬ君、鉛筆借りるね!」と私の鉛筆を勝手に使い始めた。私の鉛筆は、かじった後がビッシリついていた。

ハラダさんは鉛筆を返すとき、「何でココ凸凹してるの?」と聞いてきました。

多分ハラダさんはお嬢様だったので、「鉛筆をかじる癖」という物を知らなかったのかも知れない。

かじった部分を普通に触りながら、私に質問するハラダさんを見て急に恥ずかしくなった私は、「買った時からそうなってた」と答えた。

そんなわけないですけどね。

しかしハラダさんはその嘘を真に受け、「へーこういうの売ってるんだ、知らなかった!」みたいなリアクションをした。

私とハラダさんのそのやり取りを見ていた生活班の何人かは「それ、かじった跡だよ」とは言わなかった。

多分、ハラダさんの気持ちを考えてその場では言わなかったのかも知れません。

それから、私は鉛筆をかじるのを辞めた。

暫くしてハラダさんが「のびいぬ君の事を恨んでる」という噂を耳にした。多分、鉛筆の凸凹の秘密を知ったのだと思う。

ハラダさんとは1年の時だけ同じクラスで、2年、3年と進級するに従って話もしなくなって、そのまま卒業した。

高2の頃、私の高校の体育館で女子バレー部の地区大会が開かれた。

そこでハラダさんと再開して「まさかのびいぬ君がバレー部に入ってるとは思わなかった」みたいな事を言われた。

それっきり、ハラダさんとは会っていないし人づてに噂を耳にした事もない。もしかしたら結婚して子供が居たりするんだろうか。

そしてその子供が鉛筆をかじるようになり、「そういえば·····」みたいに僅かにでも思い出したりするんだろうか。

こんな事を最近よく考えて、勝手に恥ずかしくなっている。

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本日の名言
「怖いよこの人達」by 小木博明 マスナイより引用