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銀座で見かけた白のスパッツ

2008-07-11 10:50:20 | その他
白いスパッツが渋い!


ついこないだの夕方、数奇屋橋から有楽町方面へ歩いてい
たときのことでした。後ろからひとりの男がスーと私の横を
おおまたで通り過ぎて行きました。

ウン!? 頭はパナマ帽子かカンカン帽、黒っぽい色のスー
ツに裾がダブルのスラックス。色違いのベストに、手には細身
のしっかり締め付けた傘を持ち、黒い靴には白のスパッツ。
バッチリとお洒落を決めた、まだ30代くらいの若い男性でした。

特に印象に残ったのが、久しぶりに見た白のスパッツです。
磨き上げた靴を埃や汚れなどから守るために靴の甲の部分を
中心にすっぽりと覆うものなのですが、もうずいぶん前に見た
のが最後です。今スパッツというと、違う意味で、衣類等に
使われますが、本来スパッツは靴のカバーのことです。

フレッドアステアとかサミーデイビスJr.とか、よく映画で見か
けたアレです。伊達というか、粋というか、男の靴のお洒落と
しては昔は結構見かけたものですがねえ。禁酒法時代のフラ
ンク二ティとかね、ラッキールチアーノとか判らないかも知れま
せんが。ハンフリーボガードあたりもスパッツがお似合いでした。

久しぶりに洋服の男伊達を見ました。今の若い娘あたりだと、
「何、あのカッコ、気障ぁ!」くらいしか言わんでしょうけど。

渋い! あのくらいの若い男の子がビシビシ決めて、颯爽と
歩いてくれないと。 だらしない格好しているのが多くて猫背で
歩いている若い男の子を見ると、情けなくなる。

お洒落にはお金をかけるべし! 教養は磨くべし!

前から写真を撮るのも気が引けたので足元の白いスパッツ
だけそっと撮らしてもらいました。ちょっとボケたけど。

今思えば、頼み込んで全身を撮らせてもらえば良かった。
あまりに突然な遭遇だったからね、気持ちの余裕がなく
久しぶりのスパッツを見て、何故か嬉しくなってしまった、
梅雨の夕方の出来事でした。

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4 コメント

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Unknown (光ちゃん)
2008-07-13 08:47:19
“お洒落にはお金をかけるべし! 教養は磨くべし!”
名言ではあります。
ただ私の場合は、なにせバンカラ学生だったせいか、“お洒落”をするなんて男の風上にも・・・といった回りの風潮に汚されて、いまだ苦手であります。
デブであることもその要因ですが。

ですから反面、大なる憧れだけはあります。
“お洒落”な大人の人には、未だに畏敬の念が起こります、“nnakazawa”も含めて。
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「躾」 (nnakazawa)
2008-07-13 16:00:39
「名言」はもったいなきお言葉です!

だらしない服装をしているのが世の流行みたい
に信じている若者が多いのは見ていて不快な
ものです。身だしなみには最低のお金をかけて
社会で恥ずかしくないようにしておくこと、
そうすれば、おのずと自分を内面から磨こう
として同時に勉強をするようになるんじゃないか、
と思ったものですから。

外国から見て、外見も内面もみっともないかたち
をさらけだしているのは如何なものか、と。

せめては外見くらいはシャッキとして、日本
男児ここにあり、ってくらいじゃないと世界
に遅れちゃう、と思うんですけどねえ。

いけませんな、こりゃどうも。
こんなこと言うのは年とった証拠ですね。
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“名言の極み” (光ちゃん)
2008-07-13 20:50:23
名言も尤もなら、ご高説も身にしみて感じ入っています。
信念を持った生き方、生き様を噛みしめて、拝読させていただきました。
以前にお話しした白州次郎さんや、伊丹さんあたりのイメージがダブって彷彿されます。
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磨けば光るのでは! (nnakazawa)
2008-07-13 21:23:22
靴も教養も磨けば光ります。
今すぐ光らなくても、後で
にぶい光を放つようになります。

偉そうなことを言うわけでは
ありませんが、やはり何でも
日頃の努力の賜物でしょう。

こつこつと。一歩一歩。
誰かがどこかで見ているものです。

簡単そうで私にゃあ出来ませんが。




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