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「ホノカアボーイ ー Honokaa-Boy」

2008-07-01 14:25:56 | 書籍
ハワイ島の小さな町、ホノカアを舞台にした
物語で、前から読みたかった本ですが、今日
カミサンが見つけて買って来てくれました。
嬉しいなァ! 感謝です。

作者は吉田玲雄(ヨシダ・レオ)という東京
生まれで東京育ちのひとでお母さんはチェコ
出身の、二世の青年です。アメリカ生活が
長くアメリカの大学を卒業した後、ひょんな
ことからハワイ島に行き、小さな町ホノカアにある
1930年に建てられた古い映画館で映写技師とし
て働くことになるのですが・・・

古い日本とクラシックなアメリカが同居して
いるような、時間が止まったままの町が多い
ハワイ島。ゆったりとした時の中、心暖かい
地元の日系のひとたちとの交流や映画館での
出来事など、思い出の深い、1999年の夏の
ホノカアでの生活が描かれています。

東京で育ったのが下町らしくて浅草あたりの
ことが詳しいのも嬉しいなあ。

「今半のすき焼きよりうまいすき焼きを作って
もらった」なんて泣かせるね。

日本にいるより美味しい日本食を毎日食べていた
みたいで。こういうのを料理してくれる素敵な老
日本人がいるってのも実に泣かせます。

80才を過ぎた「ビーさん」、年から言えば
お婆さんだけど、彼のお母さん的存在で何かと
面倒を見る。この二人のコンビが堪りません。

ホント、ハワイ島には古き良き時代の日系の
ひとが多いんですよ。高齢だけど皆さん若いこと!

若いひとなら知っている、有名ブランドの吉田
カバン。そのデザイナー、吉田克幸氏のご子息
が著者です。写真家でもありモデルもしたり
してますが、噂ではこの本は映画化されるとか。
あ、もう映画化されたのかな。

ともあれ世間に知られる前に早く読んどかないと。

ハワイ島に三回も行っているのに日程の都合で
いつもホノカアはクルマで素通りしてしまい、
悔しい思いをしています。ホノカアの近くの
ガソリンスタンドで売っていた名物のフリフリ
チキンも買いに行ったら売り切れだったりと、
あの近辺は残念なことが多くて、もう。
その度にこの本のことを思い出していました。

この本を読んだらきっとまたハワイ島、しかも
ホノカワに絶対行きたくなる気がしています。

まあ結局行くんだけどね。ハワイ島好きですから。

やはり何か見えない縁があったのでしょうか、
吉田玲雄氏はその後ホノカアで結婚式を挙げたの
でした。


全部読む前からなにかホノボノとした予感!

P.S. 結局ハワイ島に行ってしまいました。
ホノカアでは映画のロケ隊に遭遇しました。
その時の様子はこちらの旅行記をどうぞ。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画化 (You)
2008-11-29 17:34:05
映画ホノカアボーイは来年春公開されるようです。ただ映画は原作ほどは切なくないとの噂です。
返信する
ホノカワの撮影現場 (nnakazawa)
2008-11-29 20:05:17
You 様
はじめまして。コメント有難うございます。

ホノカワの撮影現場に行きましたが、10月
から始まった現場のロケも11月中旬で無事
終了したようです。

公式サイトも立ち上がっています。

ハワイ島をさらに知らしめる映画になって
くれればと思っております。

では。
返信する

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