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THE GIRL WHO KICKED THE HORNETS' NEST

2013-04-01 06:04:59 | PAPERBACKS
MILLENNIUM TRILOGYの第三弾

「ドラゴン・タトゥーの女」で始まる三部作の最後の作品です。

第一作はバンゲル家の行方不明の姪を捜すミカエルに実は国際
的なハッカーでもある捜査員のリスベットが助手として働く、言わば
序曲のような内容でしたが、第二作ではその優秀だがミステリアスな
リスベットの素性が明らかにされ、なおかつ同時に国家の機密にも
関わってくる国際売春組織の実態が明らかになるという新たな展開
のまま第三部に突入、という内容です。

第二作も実に面白かったです。今回はアクションシーンが多いです。
あっと言う間に読破。あわてて第三部も読み始めたところです。


三部作。読み甲斐がありますがあっという間に第三部へ。


国際売春組織に絡むZALAという謎の人物を追いかけていたミレニ
アムの記者が殺され、またリスベットに刺青を入れられてしまい、
リスベットに復讐をしようと企んでいた悪徳後見人も殺されてしまい
ます。使用された銃からはリスベットの指紋が検出。全ての容疑が
リスベットにかかっている中で、彼女の無実を信じるミカエルが瀕死の
重傷を負ったリスベットを助けますが、同時に負傷した元ロシアの
スパイであるZALAも救助されて同じ病院に収容されます。

ここから後はリスベットを葬ろうとする父親や元公安部が動き、
これに対しミカエルやリスベットのハッカー仲間が団結しリスベットを
守る法廷での戦いへと展開していきます。後は読んでからのお楽しみと
いうところですが、プロットが非常に良く出来た作品で三部作という
より全体でひとつのストーリーととらえたほうが興味が湧きます。

それにしてもこのリスベットはタフで強いです。女に対して暴力を
振るう男を決して許しません。完膚なまでに叩きのめします。
無駄口を叩かず、頭が切れて非情なまでにクール。邪魔をするものは
容赦しない。そのあたりが何だかスカッとしますね。


リスベット、クール!

憎んでも憎み足りない父親を追い詰めたものの逆に銃弾を三発も
受けて埋められてしまったリスベット。それでも自力で這い出して
父親に斧で切りつけます。このあたりの凄惨なシーンはまさしく
恩讐や憎悪そのもので生きているリスベットの姿であります。

全体にこの三部作に登場する女性たちはタフで強い印象が残ります。
たしかそもそも第一作の原題が「女を嫌う男」とか何とかいうのでは
なかったかな。それをまた英語で違うタイトルになり、日本語バー
ジョンではまた違う題になっています。ややこしいなあ。



今夜も寝不足になりそうです。




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