中と外

長々と続けてるこのブログですが、あんまり書いたこと無い、少しだけお仕事柄に即したお話をちょこっとしたいなと。

そう思ったのが一個の動画を見て、あ、分かりやすいなーって。

あたしの今のお仕事は楽器関連に携わる分野なのです。系統は前職と違っても、一応17年この分野にいることに。ひょー！人生の半分か！

で。あたしの好きなバンドにギルガメッシュっていうバンドがいまして。
千葉県出身ですよ。

で、そのドラムの方がYOUTUBEアカウント持ってて　自分らのバンドの音源はもとより、色々打ち込みだったり上げてるんですが。

いま丁度ワールドツアー真っ最中で。で、企画でZOOMっていうエフェクターで有名なメーカーのハンディムービーカメラを携えてそれのレポートをしながらのツアーをしてましてね。ま、楽器やってたらブランドの名前ぐらいは誰しもが聞いたことあると思いますがね。


数年前からこのカメラの部門にも力入れてて。
物としては徐々に良くなってきてるみたいで。
で、楽器メーカーなので映像はもとより、演奏してる音を録る技術をうたいながらのカメラです！的な。あれですかね、うたってみた！とか演奏してみた！に便利ですよ、的な。

マイクの構造とかに特徴があるんですがそこら辺はメーカーの人間でもないですし、話すと長いんで割愛しますが、何が言いたいかというと、、

まずその前に一曲見てもらえますかね？
絶頂BANG!って曲なんですが。　いわゆるCDの音源はこちら。イントロからヘヴィなベースがうにうに、歪んだギターがギャンギャン、といろんな音が聞こえてますね。


で、あたしが　お！ッて思った動画がこちら。ドラムに照準を当てたステージ側からの音

どうですかね？ドラムの音スンゲー聞こえてますけど、ベースとかギターの音、CD音源と比べたら激小さくないですか？

これ、ベースとかギターが録れてない、のではなく、ちゃんとドラムだけ録れてる、が正解。
もちろんライブやるくらいなので音でかいんですが、このカメラはピンポイントにここの場所を拾いたいって言う時に　外部の音はそこまで拾うことなく集音できるタイプのカメラってのもありますかね。

ライブハウス行った事ある人なら判ると思いますが、客席の音ってすごい爆音ですよね。
あの爆音、ギターのアンプとか、ベースのアンプとかから直接出てる音だと思ってる人かなりいると思うんですが、違います。
実際は、ギターとかベースのアンプから出ている音なんて思ったより小さいんですよ。

じゃーどうしてるかというと
アンプから出ている音をマイクなり信号で拾って増幅させて大きなスピーカーから出ている音を体感している、てのが客席の音で。

実際の中にいる人たちはお客さんが体感している爆音より静かな中で演奏してるんですわ。

なので良くアマチュアバンドとかで　演奏中　自分の音が聞こえないからって言って勝手に自分のアンプのツマミいじってでかくすると、その拾ったでかい音が外の音にも反映されてしまい割れた音になったり　その部分のパートだけでかくなって客にしたら迷惑な音になってしまう、っていうことがありまして。

一番分かりやすいのがこれ。後ろのマーシャルの壁。なってるの一台～二台ですね、マイキングされてるの。もしこれが全部なってたら、他のパートの音聞こえないに決まってますからね（笑）

ふとこの前お仕事で　取引先の新人担当さんが上記のこと知らなくて説明してあげるときにこの動画見せたら　結構早めに理解してくれたので、いい動画だなってなんとなく思ったよって言う日記です（笑）

話カメラに戻って。

結構弾いて見た、とかうたってみた、系の動画を普通のカメラで録ったら集音近すぎると音割れとかしますしね。
そういえば昔、オリジナルの曲をギターで弾いて録音しようとしてへんてこなマイク使って録ったら、飼っていたインコの鳴き声がすげー入ってて、そのデモテープの名前がインコって名前でした　懐かしい！

今回例に上げたZOOMのカメラ、

音に拘って動画を投稿する人なら面白いカメラだと思いますよ。っていうお話。まる

あ。ちなみにギルガメッシュで一番好きな曲は斬鉄拳です！
聞かせてやるぜ俺の叫び！