タイは東南アジアで唯一の独立を保った国です。
通貨の歴史は古く、2世紀頃から銀貨、8世紀には金銀貨、13世紀にはバレット貨幣という独特な形の銀貨の流通が始まりました。
1853年に初めて紙幣が発行され、1857年には初めて西洋式貨幣の製造が始まりました。当初は2進法が採用されていました(128スロート=64アット=32シオ=16シク=8フアン=4サルン=1バーツ)が、1897年に十進法が採用され、100サタン=1バーツとなり、現在に至ります。
タイの近代紙幣は、表面にはすべてラーマ9世の肖像が使われてきており、年代ごとに描き直されてきました。2016年に崩御され、2018年以降の紙幣はラーマ10世の肖像に変わっています。(こちらは9世の肖像)
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