西美濃わが街

岐阜県の揖斐川より西の「西美濃」地方に伝わる歴史と文化を紹介していきます。タウン情報・企業情報もあります。

「江口夜詩」について、その②

2006-03-13 18:40:27 | 人物
江口夜詩がなくなったのは昭和53年12月8日。
「西美濃わが街」では昭和歌謡界に大きな足跡を残した人物を偲んで、翌年3月に追悼特集をしています。
弟子の春日八郎さんが語る思い出や、娘さんがメモをとっていた江口夜詩の病床での手記などをを掲載しています。
お問い合わせはnisimino@ccom.or.jpへ

【河合たかしのふるさと便り】烏帽子岳・早春
【特集】一世を風靡した江口メロディー・夜詩追悼号
 江口夜詩さんが逝くを悼む/服部良一
 巨星・夜詩「急げ幌馬車」とともに去る/山田賢二
 詩と曲を語る
  ①歌手春日八郎氏との一時間/聞き手 江口浩司・児玉幸敏
  ②”夕日は落ちて”豆千代さん/児玉幸敏
 江口夜詩 病床日記(口述筆記)
 父と私/江口浩司
 座談会 江口夜詩をしのぶ
 瓢箪ブギ・養老音頭・関ヶ原音頭
【連載】
 籐渠漫筆抄その10/江馬庄次郎
 徳山伝説21 徳山谷の木地師/大牧富士夫
 シャッターチャンス
 3月になると/猫田孝
 女性のイキイキした人生を考える⑦ 点訳本・糸綴じ奉仕グループ
 投稿 曇りガラス/野田順子
 ちょっと便利な雑記帖
 百店会マップ・リスト・今月のこよみ・編集後記

バックナンバー紹介No204 歌声響け夜詩の里

2006-03-08 21:57:59 | 人物
今日は大垣と合併するもう一つの町、上石津を特集した204号を紹介します。
上石津町は大垣から車で20分ぐらい、牧田川の流れる風光明媚な山里です。
ここは昭和初期の作曲家「江口夜詩」の出身地です。
代表作に「憧れのハワイ航路」がありますが、よっぽど年配の方じゃないと分からないかな?
「月月火水木金金」という歌は、連合艦隊の猛訓練振りをうたった戦時歌謡ですが、このタイトルは今でも使われることがありますね。
現在、上石津町には彼を記念した「江口夜詩記念館」「日本昭和音楽村」があります。

お問い合わせはnisimino@ccom.or.jpへ


【特集】歌声響け夜詩の里
 日本昭和音楽村・江口夜詩記念館
 江口夜詩が愛した山と川と人
 江口夜詩・ヒット曲総覧 懐かしいあの歌・この歌
 昭和歌謡史ヒット曲メドレー
 江口夜詩の歌と思い出/辻下榮一
 上石津町が生んだ偉大なる作曲家 江口夜詩と昭和流行歌/山田賢二
【PHOTO】花有情32/杉原善之
【わが街フォーカス】
 「水野政雄」ファンタジーの世界
 いにしえの夢をたどる「守屋多々志展」
 来振神社で餅まき
 背びれ・尾びれ・胸びれ・尾びれ
 劇団芝居屋かいとうらんま特別公演
 木曽三川公演の「チューリップ祭94」
【行きつけの店】やきとりたえちゃん
【連載】
 わが街インタビュー50 やっぱり演歌だね/有明一郎さん
 ユカタン半島の旅(後編)/虎千代
 西美濃エッセイ 遥かなる宇宙に漂う小さな地球のどこかで/高橋幸雄
 傍立(そたつ)⑤/高月はるか
 DREAM COME TRUE28/山田祥子
 湧水湧言
  江馬蘭斎展に寄せて/山本しげ美
  未知との出会い/堀部光永
  「もののふ」の薫り/早野圭子
  日本人の主人とアメリカに暮らして/ポーリン・田中
 庵にて③/白川美香代
 わが街スポット
 大垣を読む③/大屋由貴夫
 読者サロン
 西美濃ワープロランド1
 土壇場60 花見/山田昭男
 編集後記・百店会マップ・リスト
 東海の祭り

野中兼山

2006-01-23 21:50:59 | 人物
1月号で「野中兼山」について取り上げています。
山内一豊の妹「合姫」の孫で、先祖は揖斐川町三輪の出身です。
この人は土佐藩の名宰相として知られています。
彼の施策をみると南学の導入、新田開発事業、郷士の取立、産業奨励、村役人制の強化、専売制の推進など30年にわたって土佐藩の経済発展に尽力しました。
一方で、領内の大規模開発は領民の夫役過重につながり、また彼自身の峻厳な性格とあいまって敵も多く、晩年は失脚してしまいます。

事跡を見ると非常に大きな功績をあげた人物ですが、失脚後3ヶ月で急逝してしまいます。
その後、野中家は改易。
子供8人は罪人として幡多郡宿毛に流され、二重の竹矢来で囲まれた家の中に40年間に渡って監禁されます。
野中家の家系を絶やす為の処置でした。

この人をモデルにした漫画があります。
平田弘史の「剣山」です。
平田弘史は貸し本時代から活躍する時代劇画の第一人者。
流行の漫画家ではないけれど、自信をもって薦めることができる作家です。
絵の迫力もすごいですが、描かれている世界が深い。
いっぽん筋の通った思想をもっています。
たまたま、昨年末にこの漫画を見つけてたので、思わず紹介してしまいました。
気になる方はぜひ読んでみてください。

バックナンバー紹介No226号 破格の人 古田織部

2005-08-22 20:01:40 | 人物
久しぶりに人物紹介に戻ってみよう。
今日紹介するのは古田織部
戦国時代に信長・秀吉・家康・秀忠に仕えた武将。
茶の湯と陶芸にも異彩をはなっています。
「織部焼」を作った人というと分かりやすいですね。
古田織部は家康に切腹を命じられ、一族も滅亡してしまい、長く歴史から消されていた人物でした。
現在では本巣がその出生地ではないか?といわれています。
わが街インタビューで紹介している萩野展山さんは、西美濃の表紙を毎号、素晴らしい書で飾ってくれています。

お問い合わせはnisimino@ccom.or.jpへ

【特集】破格の人 古田織部
 時代を先取りした織部/丸山幸太郎さん
 「織部のこころ」作詞あれこれ/松村くにお
 われ三代に仕え幸せに存じ候/脇田治郎さん
 野趣みある丈夫な器・織部/小寺孝憲さん
 真・行・草・破格/掌一行さん
 祖父が造った離れの茶室/筑間佳昭さん
 織部秘話・余話
 織部ゆかりの地
 文化のほりおこし 古田織部の心をいまに・・・/高井健
 古田織部の切腹の謎探求 青織部獅子紐香炉の謎/久野治
【PHOTO】花有情54/杉原善之
【行きつけの店】徒然
【わが街フォーカス】
 ①V.R.World96GIFU開催
 ②粋だねえ新内節は
 ③ネオ・ダール フランスの旅展
 ④走った、三百三十人、ラスベガスシティマラソン
 ⑤粥占(かゆうら)
 ⑥杉原千畝をたたえる会が「人道の心」創刊
【連載】
 わが街インタビュー72 一字入魂、書の世界とわたし/萩野展山さん
 西美濃文化財への誘い18/児玉貞治
 絵本をどうぞ11/小池肇子
 小原鉄心の朋友・市川東巖と幻の資料「坤儀革正録」の発見③/北村しゅうほ
 DREAMS COME TRUE49/山田祥子
 湧水湧言
  ひなに思う/岡安和子
  禰宜さん/高木朋美
  炭焼く人に学ぶ/山口一易
  魅せられて/寺井裕子
 いま西美濃の大地にグリーンウェーブ!その1 野菜の巻/渡辺優
 わが街スポット
 コーヒータイム 足湯健康法/早野圭子
 読者サロン
 百店会めぐりその④ 「四鳥」さんを訪ねる
 西美濃ワープロランド24
 紡績工場武者修行/増山たづ子
 編集後記・百店会マップ・リスト
 東海の祭り

バックナンバー紹介No198 西美濃仁侠傳

2005-07-26 20:51:21 | 人物
昨日、岐阜の侠客「水野弥太郎」にふれました。
赤報隊に侠客がいた事実から、では岐阜の侠客にどんな人がいたのかという疑問がでてきた。
そこで今日は「西美濃仁侠傳」を紹介。
幕末・明治に活躍した美濃の侠客のエピソードをまとめてあります。
コーモリ安、五寸釘の虎、ハルピンの留、火の玉の梅吉など二ツ名をきくだけでかっこいいな。
お祭りに欠かせない露天商の今・昔も取材してます。
露天商は「神農道」であるとは一体何の事なのか?
奥の深い世界が見えてきます。
それにしても、このネタで特集をしたタウン誌って他にあるのか?
お問い合わせはnisimino@ccom.or.jpへ

【特集】人生、意気に感ず。西美濃仁侠傳
 仁侠・宿場気質―美濃赤坂の民俗史の一こま―/清水春一
 「祖父を語る」仁侠に富んだ人で、いわゆる「強きをくじき、弱きを助ける」人だった。/清水巌さん
 「土建一代男」人を使うっていうことやなしに、使われるっていうことですね。/土屋伊作さん
 「絵馬」相撲番付絵馬/富田精信さん・富田精運さん
 道中合羽に三度笠 濃州股旅街道/山田賢二
 「十三香具虎之巻」/稲垣春夫さん
【PHOTO】花有情26/杉原善之
【行きつけの店】ばがぼんど
【わが街フォーカス】
 ①「ブンナよ木からおりてこい」
 ②芸術の秋に大作を展示 等迦会岐阜支部店
 ③秋晴れの空に勇壮な音色 表佐太鼓踊り
 ④歌手、鈴加桂子さんの新曲
 ⑤劇団夢狩人の第五回公演「百の涙」
【連載】
 わが街インタビュー44 創立40周年で売上世界一の大企業/矢橋謙一郎さんに聞く
 心の旅⑤ 徳山を懐う/小林信子
 ギリシャの旅/伊藤文夫
 読書の快楽/冨長寛
 DREAMS COME TRUE22/山田祥子
 湧水湧言
  洋上研修に参加して/北野まゆみ
  映画と小説、二つの夢/武山篤俊
  私の留学体験と現在/米口輝美
  旅/松岡薫
 変化する西美濃の野鳥シリーズ⑨ 冬鳥たちの行方/沢島武徳
 わが街スポット
 読者サロン
 ひとこま劇場/栗栖憲二郎
 西美濃ワープロランド10
 土壇場54/山田昭男
 編集後記・百店会マップ・リスト
 東海の祭り

バックナンバー紹介No212 映画スター第一号 岩田祐吉

2005-07-21 23:25:11 | 人物
岐阜出身の俳優というと田中邦衛(「北の国から」のイメージで北海道出身だと思ってた)。
最近では「海猿」に出演してた伊藤英明が有名か。
この人たちの大先輩に「岩田祐吉」がいます。
2枚目俳優として活躍し、無声映画の全盛時に30本以上の主演作を残して引退。
引退後は、映画関係者との交流をほとんど絶ってしまい消息が不明となっていました。
23号で映画特集をしたのがきっかけで、彼が存命なことがわかりインタビューをしています。
映画史から忘れられようとしていた人物に光をあてることができた特集です。
翌昭和55年1月18日に92歳でなくなりました。
その生涯をまとめた212号を紹介します。
お問い合わせはnisimino@ccom.or.jpへ

【特集】日本映画黎明期を駆けぬけた二枚目 映画スター第1号 岩田祐吉
 父・岩田祐吉/岩田みよさん・川畑京子さん
 叔父・岩田祐吉/岩田敏子さん
 岩田祐吉ものがたり/山田賢二
 岩田祐吉特集余話・不況の嵐吹き荒ぶ「船頭小唄」の流行ったころ/清水春一
【PHOTO】花有情40/杉原善之
【行きつけの店】GAJA
【わが街フォーカス】
 ①木のイマージュ・菅沼緑展
 ②上映会を通して「昭和」を考える。プラスαの会・大垣名画劇場
 ③大江健三郎の色紙などを展示
 ④上石津町登り窯創作展
 ⑤大垣市室内管弦楽団の第一回演奏会
 ⑥草月流華展&るびーぶる作品展
【連載】
 わが街インタビュー58 筆の穂先に『集中』して/富田美峰さん
 西美濃文化財への誘い/児玉貞治
 西美濃エッセイ カナダへの旅/広瀬康
 傍立13 高月はるか
 DREAMS COME TRUE36/山田祥子
 湧水湧言
  奈良を訪ねて/立川昌子
  緑ヶ丘と熊坂長範/岩田唯志
  バラとともに/臼井籐七
  新年「忠臣蔵」考/米澤信二
 よい絵本ってなんだろう②/金森さちこ
 わが街スポット
 コーヒータイム/星野圭子
 大垣を読む⑪/大屋由貴夫
 四駒曲り舞台/栗栖憲二郎
 西美濃ワープロランド10
 土壇場/山田昭男
 編集後記・百店会マップ・リスト
 東海の祭り

バックナンバー紹介No252 天才ピアニスト小倉末

2005-07-19 22:09:14 | 人物
今日は大垣出身のピアニストを紹介。
小倉末子(1891年~1944年)
活躍したのは日本洋楽黎明期の明治末から昭和初期にかけて。
貿易業をしていた実兄小倉庄太郎の妻マリヤにピアノを学ぶ。
東京音楽学校へ入校後、明治45年にベルリン王立音楽院に留学。
大正4年にはニューヨークで演奏会を開いています。
この演奏会は新聞でも大きく取り上げられて評判になり、翌年にはアンコール講演が行われています。
日本に戻ってからは演奏会を開く一方、東京音楽学校の講師として指導にあたりました。
大正15年には帝国劇場で日本人として初めてのピアノリサイタルを開いてます。
日本で最初にゴルフをした女性(西村貫一著 日本ゴルフ史)としても知られています。
ちなみにお兄さんの庄太郎も日本人初のゴルファーらしい。
お問い合わせはnisimino@ccom.or.jpへ

【特集】天才ピアニスト小倉末
 大垣が生んだ世界的な天才ピアニスト 小倉末子/山田賢二
 小倉末先生の思い出/藤澤克江
 想い出の小倉先生と私/青蓮院門主東伏見慈洽様
 小倉末子先生の思い出/山本芳子
 一枚の写真から覗く「日本洋楽事始」
 小倉末年譜
【PHOTO】西美濃風景への誘い⑫/竹中好明
【行きつけの店】焼肉じゅうじゅう
【わが街フォーカス】
 ①西美濃は鉄王国だった!?
 ②神楽奉納の春
 ③大野博さんの個展
 ④未知との遭遇
 ⑤美酒繚乱
 ⑥小島信夫氏来岐
【連載】
 わが街インタビュー98 伊吹山と民俗考/福永円澄さん
 ああ、歌心―知覧回顧―/山本次能
 大垣から見える山② 養老山/石原順次
 首化粧(くびけわい)後編/鈴木輝一郎
 湧水湧言
  日本でのアルバイト/朴京
  光陰矢の如し/吉永千鶴子
  日本人は大丈夫か?/桐山芳和
  日本の女性、もっと輝いて!/中村アキエ
 ぶらり散策・水都20選
 新・西美濃風土記 ヤマトタケル編/渡辺諒
 西美濃方言の旅/早野保
 わが街スポット
  伊冨岐神社
 川柳天国/読者サロン
 百店会めぐり⑨ 株式会社ノムラ・OSOZAI-YA美濃味匠
 随感随想 タウン誌バンザイ/伊吹信之介
 編集後記・百店会マップ・リスト
 東海の祭り

バックナンバー紹介No145 「ヨコハマ」に「にしみの」

2005-05-27 19:48:44 | 人物
今日紹介するのは145号。16年も前の号になります。
横浜に縁のある西美濃人として野村洋三、原三渓と高島嘉右衛門の3人を特集してます。
高島嘉右衛門は高島易断の創始者です。
ところで、野村洋三は揖斐郡大野町の人で西美濃出身で問題ない。
原三渓も柳津町の生まれで西美濃出身とはいえないけど大垣の野村籐陰に学ぶなど西美濃との縁は深い。
さて、高島嘉右衛門は?
出身は江戸で特に岐阜に立ち寄ったわけではない。
いったいどんな縁があったのかというと、お姉さんが大垣藩主戸田釆女生氏正の側室でした。
嘉右衛門が金の密売でつかまったとき、大垣藩はあつかいを寛大にしてもらおうと吟味役与力と牢役人に賄賂をおくり、差し入れをしています。
その後慶応4年に大垣藩が多額の軍資金出費で財政難に陥ったときには、逆に2万ドルを貸してくれています。
まったく縁がないわけではありません。特集に入っているのはまあ郷土愛のなせる業です。大目に見てください。
湧水湧言のコーナーは西美濃に縁のあるかたの投稿エッセイですけど、この号ではパリ在住の方からの投稿がありました。
週刊東洋経済で西美濃わが街を知ったとかいてあります。16年前はこんなメジャーな雑誌に取り上げられてたのか?
記事があったら見てみたい。
さて、この号のお問い合わせはnisimino@ccom.or.jpへ

【特集】「ヨコハマ」に「にしみの」
 夢を形に 野村洋三伝/鈴木輝一郎
 キーワードはギフ 原三渓富太郎伝/長岡素子
 横浜をゼロから作り出した人 高島嘉右衛門伝/山田賢二
【PHOTO】木曽三川の詩③
【わが街フォーカス】
 わくわく!ドッキン!子供の日!
 長良川を自然のままで・・・
 地域の皆さんとともに十年
 戦争と名のつくものはイヤですね―河原崎健三さん
【行きつけ】じゃがいもと私
【連載】
 西本きよみのこの人に会いたい③ 村田恒夫さん
 夏太郎がせまる③ アグネス・チャンさん
 リレーエッセイ30 雨の日に/飯田多加子
 ことば・こころ③ 外来語と「やまと言葉」/梅山秀幸
 ブレイクアウト・ショート③/鈴木輝一郎
 臼井千里のAround The World③ チェコスロヴァキア文化交流政府代表団
 湧水湧言
  サラダ記念日は魔法使い/羽根田由美
  パリから故国へ/津森
  旅は俳句の原点/山本恵津子
  家族/高嶋豊
 わが街応援団
 わが街スポット
 土壇場③/山田昭男
 編集後記/百店会リスト・マップ
 東海の祭り

バックナンバー紹介No269 富士山のように大きな男 三渓・原富太郎

2005-05-26 14:50:03 | 人物
今日紹介するのは原三渓
横浜で知らない人はいないでしょう。
一昨日紹介した野村洋三のところでも少しふれています。
原三渓。本名青木富太郎。慶応4年(1868年)現在の羽島郡柳津町に生まれました。
大垣の鶏鳴塾に学び東京専門学校に入るために上京。
縁あって原善三郎の孫の婿になり生糸商「亀善」を継ぐ。
その後、実業家として優れた手腕を発揮し、生糸輸出業で日本の5大業者の一つとする。
関東大震災のときは自身の会社や倉庫が焼失して大損害を受けていましたが、復興会会長となって尽力しました。
このときのエピソードで、多くの生糸家が倒産の憂き目にあい三渓に助けを求め、彼はその全てに応じたといわれてます。
美術・芸術への造詣が深く、パトロンとして下村観山横山大観荒井寛方今村紫紅前田青邨安田靫彦小林古径速水御舟らを援助してます。
画人・芸術家としての評価も高く、横浜の三渓園は自身で造形した庭園です。
あまりに大きな人物でエピソードには事欠きません。
三渓園も最初から一般市民に公開されていました。
特集のタイトルも富士山のように大きな男です。
お問い合わせはnisimino@ccom.or.jp

【特集】富士山のように大きな男 三渓・原富太郎
 原三渓・人と芸術/山田賢二
 いつでも会える原三渓/伊藤克司
 名勝三渓園、ここにこそ原三渓の全てがある
 郷土との関わりから見た原三渓
 原三渓年譜
【PHOTO】西美濃風景への誘い29
【行きつけ】スナック ルシファー
【わが街フォーカス】
 根尾村大須の古式を伝える盆踊り
 ビア・フェスタ華やかに賑わう
 天台座主第255世の渡邊惠進氏の記念講演
 夢フェスタ99
【連載】
 わが街インタビュー114 対談日本の漆器の今を語る/矢橋龍宜×長岡涼一郎
 ふるさとの図鑑⑦/川合茂樹
 絵本をどうぞ52/小池肇子
 映画観談40/安藤仁久
 ふるさと水紀行⑰
 新西美濃風土記・奈良朝編③/渡辺諒
 湧水湧言
  私の学童疎開/向井加代子
  見えかけてきたイベントの素材や方法/近藤宏
  『忘れても、しあわせ』という本のこと/渡辺寿江
  楽しくなければ美味しくない/佐々木愛子
 川柳天国
 今月の百店会/読者サロン/編集後記/東海の祭り

バックナンバー紹介No258 太平洋の懸け橋 野村洋三伝

2005-05-24 21:27:28 | 人物
今日は野村洋三です。
揖斐郡大野町出身。幼名梅太郎。
海外へ行く夢をかなえる為に14歳で京都へ出奔。このとき名前も洋三に改名。
ホテルのボーイ、新聞社の給仕、関税事務所の代筆など英語を学ぶことができそうな職について勉強。
通訳として渡ったアメリカでアーネスト・フェノロサ新渡戸稲造に出会い、日本の文化を欧米に紹介することで両国の懸け橋になろうと、古美術商「サムライ商会」を横浜に設立。
その頃、同じ岐阜県出身の原三渓と親交を結ぶ。
関東大震災の時、この二人は横浜市長、会議所会頭と横浜の復興計画を協議して新しい港作りを行っています。
横浜の復興が一段落した頃、ホテルニューグランドの役員となり昭和13年にホテルの経営を任されました。
戦後マッカーサーが進駐したとき、このホテルが宿舎となり、洋三は敗戦で物資が乏しいことを訴え市民への食糧放出を依頼してます。
あだ名はミスターシェイクハンド。毎朝ホテルの宿泊客に挨拶しながら握手し、港の周辺を散歩する姿は横浜の名物になっていました。
日米の文化交流と横浜の発展に尽力して、昭和40年95歳でなくなっています。
これだけの人物が出身地である岐阜であまり知られていないのは残念です。
興味をもたれた方はnisimino@ccom.or.jpまで

【特集】太平洋の懸け橋 野村洋三伝
 握手とスマイルの野村洋三ものがたり/山田賢二
 野村洋三について/野村弘光
 野村三籟さん/高橋克孝
 洋三と時代を築いた男たち
 野村洋三年譜
【PHOTO】西美濃風景への誘い18
【わが街フォーカス】
 水彩画のみの珍しい作品展
 木村仲久写真集『稲荷参道』
 大垣女性サロンオープン
 「志多ら」大垣公演アンコールの嵐
 圧巻 時代衣装展
 写真は何を語れるか
【行きつけ】喫茶かりん
【連載】
 わが街インタビュー104 歴史は本当に面白い/所功さん
 「宝暦治水」の顕彰者たち/児玉貞治
 大垣から見える山⑧
 絵本をどうぞ
 パパは漫画大好き28/宮川幸也
 映画観談29
 湧水湧言
  『風立ちぬ』を読んで/堀口千鶴子
  「母の声」に寄せて/大野久美子
  大垣良いとこだったよね!?/福岡篤子
  二人旅/永井朱美
 ふるさと水紀行6
 新・西美濃風土記 壬申の乱その4/渡辺諒
 西美濃方言の旅 ホッタロサンの一生/加藤毅
 わが街スポット
 川柳天国/読者サロン/百店会めぐり/随感随想/編集後記/東海の祭り