失敗。田舎暮らし ブログ

田舎暮らし、出版関係、原発・核などについて書いています。今は、田舎暮らし中です。役立つ情報になればと、書き始めています。

里山に置いてある釣り船

2021年01月30日 00時43分05秒 | 田舎暮らし

首都圏から故郷に戻ってきて、子どもの頃にはなかった風景を見て少し驚いた。

 

船なのだ。

 

田園地帯に5、6人(もっとかも)は乗れそうな釣り船が置いてある。

いま知っているだけで、半径1キロに3艘(そう)もある。

 

船は、おもに土日に利用されている。

車で牽引するか、クレーン付き中型トラックに乗せて、里から海に出かけていく。

 

初めて見た時は、違和感しかなかった。

しかし、日常的に連中から嫌がらせを受けるようになって、船がある理由がわかってきた。

 

町内会では、施設や公園の掃除の日がある。

行事は、家族のうち一人が、事実上の強制参加。

欠席すると行事によって3千円か5千円の罰金がある。

 

そこで、一部の連中がいつも会話をしている。

「昔は、入札価格を教えてくれていたのに、最近はなあ」

「役人を接待しないと商売にならんからなあ」

などと、他人に聞かれてはいけない話?を、普通に話している。

 

船を所有しているのは、公共事業で生計を立てている連中だった。

私を何かと標的にしている連中でもある。

 

役人を接待する話を繰り返し聞かされていると、

役人と業者が仲良しなのがよくわかる。

 

それにしても、その接待、丸ごと違法では?と

里に置いてある船を見るたびに思う。


ボランティアの強制。裏のワルは教育委員会だった

2021年01月22日 21時18分15秒 | 田舎暮らし

私の住む里山は、田んぼが多くあり、田んぼの中に集落が点在している、そんな田園光景だ。

かつて、里山では、結婚式、葬式、法事など、ひとつの家族ではできない行事があると、近所の人が協力する慣習があった。

 

そんなことから、以前から町内会の原型ができていて、それがいまの町内会へと繋がっている。

だから、町内会は現代社会の最新の仕組みからは遅れている。

 

町内会費は現金手渡し、町内のお知らせは回覧板、ちょっとした伝言があると、電話ではなく家に行って話をする。夕方18時には、時刻を知らせるために大音量でサイレンが鳴る。

 

そのような、現代の町内会に住民は抵抗感が少ないまま生きてきた。

そこに、多くの組織が目をつけて、住民を利用している。

 

彼らの実態は、金と利権の欲望むき出しだったりするので、住民は迷惑している。

その例を、このブログで、いくつか紹介したいと考えている。

 

今回は、公民館の図書室ボランティア。

 

町内会の班長(順番制)を1年経験すると、次に協力員という順番が回ってきた。

協力員とは、町内会行事の手伝いをする係。

地域の体育祭や、カラオケ大会などを開催するために資材を用意したり、ステージを作ったりと、裏で行事を支援する係だ。

 

協力員は各班にひとり。イベントごとの係と通年の係を兼任するので、かなり忙しい。

私の通年の係は、地域の公民館にある図書室の窓口係だった。

「1年に1回か2回くらいですから」と教えられたので軽く考えていた。

 

協力員・図書室係の説明会に招集され参加した。

そこで当番表が配布されて、初めて話が違うことに気がついた。

 

勤務は、土曜日の朝から昼まで、年に6回以上ある。

このため、土曜の当番日は仕事を休まなければならない。

おまけに、1年分の当番日を勝手に決められていたので、参加している協力員たち20人はざわついた。

 

相次いで質問があった。

回答すべきなのは、この会の代表者のはずなのだが、初老の代表者は黙っていた。

質問に答えているのは、公民館の職員だった。

 

私も質問した。

 

私は土曜日も仕事です。当番日程を勝手に決められて困っている。

これは、もう労働ではないか? 職員と同様の労働をするのだから、報酬を払ったらどうか?

 

「みなさんはボランティアなので、報酬は出ません。交通費や経費も出ません。当番表は作り直しませんが、都合の悪い人は、いま言ってください」と公民館職員。

 

私たちは、町内会の協力委員です。あなたが考えているボランティアではありませんよ。ご存知のはず。

ボランティアが必要なら、あなたの組織で募集すればいいじゃないですか?

この会の部会長さん、どうなっているのですか?

「……」

 

まただ。この部会も町内会が役所に利用されていると、とすぐにわかった。

部会長は名前を貸しているだけの存在で、何ひとつ答えられない。そして、住民の代表としての役目を最初から放棄していた。

 

都会生活をしている人は、こういう詐欺のようなやり方には協力しないで、そのまま帰ってしまえばいい、と考えるでしょう。

私も、そう思った。しかし、ここで役割を拒否すると町内会の内部でもめるのは明らか。おそらく大きな騒ぎになる。

 

このような、住民を利用する会は「もし断ると町内会の誰かが黙ってないぞ」という仕組みになっている。

実際に、私はその被害にあっている。それは、後日、報告したい。

 

当番表を作ったのは公民館の職員。当日の会の司会、そして、その後の部会、図書室の運営も公民館職員だった。

そもそも、公民館の図書室は、どこの部署に所属しているのか?

 

調べてみた。

 

市の教育委員会だった。

 

教育委員会は、郊外の6つ公民館にある小さな図書室を所掌していた。

役所は管轄する部署が多いほど予算獲得が有利になる。

また、里山の公民館のように、暇な部署は役人にとって望ましい職場になる。

 

だから図書室を手放さない。

しかし、この小さな図書室に職員を配置すると市民から批判を浴びる。それに予算が足りない。

 

「そうだ、町内会をだまして、住民にやらせればいい」と思いついたのだ。

 

市の教育委員会に電話した。

 

・私たち町内会の協力委員は、あなた方が考えているボランティアではない。

・ボランティアで運営したいなら自身でボランティアを募集しなさい。

・公民館の職員に代わって、働いているのだから、協力委員に報酬を払いなさい。

と意見を言った。

 

回答は予想通り、こうだった。

 

「図書室の部会の活動は町内会が行っていることです。私たち職員は関係ありません」

 

この図書室は、部会も含めて公民館の職員が運営しており、当番表の作成や協力委員への指示も職員が行っていた。

法的には、この図書室を運営しているのは市の教育委員会・公民館である。

 

 

教育委員会は、町内会を職員の利益のために利用しているのだ。

彼らはウソをついている。


小学校1、2年生。担任は殴る女教師だった

2021年01月21日 20時51分10秒 | 田舎暮らし

子供のころの話。

 

小学校の先生は、怖い大人の集まりだった。

小学校1年生、2年生の担任が、生徒を殴る教師だったからだ。

担任は、若い女教師だった。

 

つい最近、ボランティアの現場で同級生「こんちゃん」(仮名)に45年ぶりに会った。

僕ら、よく殴られたよね?

「うん、小学校の先生は、しょっちゅう子供を殴っていたよね」

 

やはり、あれは夢ではない。何かの記憶違いということもあるので、

「こんちゃん」に確かめてみたのだ。

 

その日は、インフルエンザの流行で、体育の授業を休む生徒が10人ほどいた。

グランドには出ずに、教室にいるように、と先生から指示があった。

しばらくは、みんな静かにしていた。

しかし、そこは小学1年生。ひとりの生徒が、教室中を円を描くように走り始めた。

つられて、2人、3人と続いて、気づくと、ほとんどの生徒が教室内をぐるぐると走っていた。

 

そこへ、担任の先生が戻ってきた。

「そこへ並びなさい」と一列に並ばされた。

 

そして、この若い女の先生は、何も言わず、いきなり右端の生徒の頬をパーンと殴った。

殴られた生徒は、ぐらっと姿勢が崩れて、尻もちをついた。

次に2人目をパーンと殴り、3人目、4人目と、先生はなんの躊躇もなく殴り続けた。

 

私は、左の方で、自分の番がくるのが怖いなあ、と思いながら倒れていく生徒を見ていた。

先生は、子供をモノのように次々と殴って、全員を殴ると、無言で教室から出ていった。

 

小学校1年、2年とクラス替えはなく、2年間、担任はこの先生だった。

この先生に何回殴られたか、もう忘れたが、些細なことで生徒を殴るので

先生が怖かった。

 

他にも、生徒を平気で殴る教師が、私の小学校には数人いた。

小学校5年生のころ、昼休みに、女の生徒が担任の教師に殴られていた。

それは、ひどい殴り方だった。

女生徒は泣き叫んでいたが、男の教師は、怒鳴りながら何発も殴っていた。

怒鳴っては殴り、また怒鳴っては殴り、残酷な暴力だった。

その先生は、女生徒が逃げないよう、角度を変えて殴り続けていた。

 

私は掃除当番で、至近距離から、その暴行現場を見ていた。

泣き叫ぶ女生徒、殴り続ける教師、いまでもあの光景が忘れられない。

 

中学校でも、数学、音楽、体育の先生が殴る教師だった。

里山の小学校・中学校には、殴る教師がたくさんいた。


町内会・ゴミ警察(後編) 

2021年01月19日 09時31分29秒 | 田舎暮らし

●ゴミを出した犯人を突き止めたら

 

ある日、町内会の班長会議があった。

「班長」は順番にまわってくる。その年は、私が班長の順番だった。

それゆえ、班長6人が集まる班長会議に出席した。

会議の途中でゴミの話が話題になった。

 

田舎暮らしに興味がある人は知っておいた方が良い内容なので、

この話題を具体的に紹介したい。

 

嫌でも順にまわってくる町内会の班長になった。

そして班長会議に参加した。

班長会議は、1年間の行事や各班長の役割を決める会合だった。

町内会の役員と班長は6人だから、10人程度の小さな会合だった。

 

途中、ゴミの管理について話題になった。

ゴミ置き場は町内会が管理することになっている。

燃えるゴミ、プラスチックゴミ、金物・缶ごみ、ペットボトルのゴミなどゴミを出す日は、市が配布するゴミカレンダーで決まっている。

 

話題になったのは、ゴミの分別を全くしていないゴミ袋があり、そのゴミが散乱していること。

「ゴミの管理は町内会」と市役所が勝手に決めてしまっているので、分別されていないゴミがあると、市は収集しないでゴミを放置して帰る。

 

カラスなど動物がゴミ袋を破いて、ゴミが散乱していても、市役所のゴミ収集車は、放置したまま行ってしまう。

その始末は、住民が行うことになる。

ゴミが分別されていないと、住民がゴミを全て出して、分別して、ゴミの日に出し直すことになる。

 

その「住民」とは、週に一度、住民による公園掃除の順番が決まっていて、こみ置き場もその掃除に含まれるのだ。だから、住民はゴミの出し方にうるさくなる。

 

「そんなに騒がなくてもいいじゃない」と思うが、腐敗が進むゴミ袋の中身を出して分別するのは嫌なものだ。

 

班長会議のゴミ会議で班長の一人が話し始めた。

「ゴミを分別しないヤツがいるだろう。誰が捨てているのか突き止めてやろうと思ってね」

彼は、手がかりを得るためにゴミ家に自宅に持ち帰ったという。

そして「破ってある書類を再現するために、何日もかけて貼り合わせた」と言うのだ。

 

ちょっと、待って。

ゴミの中身を調べたの? 

それは、よくないよ、と私が問題提起したが、彼はこちらを見て、その意見を無視。話しを続けた。

 

「それでな、犯人がわかったよ。あそこに県の施設があるだろ。そこの職員が、仕事帰りに車でここまで持ってきて捨てていたんだよ」

彼は「県の事務所に行って、文句を言ってやった」そうだ。

 

●ゴミ行政、主権は市の職員にあり?

 

彼は分別していないゴミを調べることで、犯人を突き止めたわけだが、私は、それを聞いていて怖くなった。

住民によって出されたゴミの中身を調べることに抵抗がなく、その是非に耳を貸さない者。

ゴミが散乱していた原因は、カラスや野良猫、タヌキなどの野生動物の可能性が高い。

もし、それが原因で自分のゴミに何が入っていたかを調べられるのであれば、やはり嫌だ。手紙、病気、経済状況、など、全て他人に知られることになる。

 

最近では「ゴミ袋に名前を書け」と回覧版がまわってきたことがある。数人は実施していたそうだが、さすがに、これは受け入れられていない。

 

市の職員とその班長は、プライバシーの侵害、基本的人権の侵害、など、状況や立場によって見解が分かれることに問題意識がないから、なおのこと始末が悪い。

 

そもそも市役所は、ゴミ収集のかなりの部分を民間に外注している。

そして、ゴミの管理を住民にさせて、住民を市の職員が管理している。

これは民主主義国家では行ってはいけないことだ。

 

市職員は、ゴミ行政について決定権の頂点に登っていて、今日も住民を見下している。

 

田舎では、こうした行政の高度で幼稚な間違いが放置され、市民から主権が奪われている、そんな状況を解決する必要がある。

 

●都会のマンションでは、24時間、いつでもゴミ出し可能。

 

いや、高級マンションではなくても、ゴミ出し、いつでもどうぞ、って物件は多くある。ずいぶん前に住んでいた都内の古いマンションは、今でも24時間ゴミ出し可能だ。

 

私は、ゴミは個人情報がわからないよう細かくハサミで切っている。シュレッダーより丁寧にね。最初は面倒だったが、いまは慣れた。


町内会・ゴミ警察(前編)

2021年01月18日 20時52分30秒 | 田舎暮らし

「町内会に入らなければ、ゴミを出せない」

ときどき、このようなウワサが週刊誌の記事などで紹介される。

都市で生活している人は、この情報をウソだと思っているのでは?

これ、本当です。

私は、田舎代表ではないので、他の地域でどうなっているかは知らない。しかし、私の住む地域(小中学校区)では

「町内会に入らなければ、ゴミを収集してもらえない」

は正しい。

 

この件について市役所に電話して確認したことがある。

回答は、こうだった。

「ゴミ置き場は、市ではなく町内会が提供して、町内会が管理しています。市は、町内会が設置したゴミ置き場のゴミのみを収集しています」

 

よって、市のゴミ収集車は、町内会のゴミ置き場以外のゴミは、集めないのだ。

 

実は、ゴミ出しの規則は、裏で市役所の担当者が一方的に決めて

「町内会が決めたルール」としている。

だから、ゴミ出しの規則に不満があって、市役所に苦情を言っても、

「町内会が決めたこと」と言い逃れるのだ。

 

この市の理屈は、市街地では通用せず、里山においてのみ成立する。

里山は、ゴミ行政においても行政に差別されている

 

市役所の担当課は、できるだけ仕事せずに、

仕事をしている格好だけはしておき、

気楽で、

責任を取らずに済む、仕組みを作った。

それが「町内会を利用する」となった。

 

地方では、市役所の役人は、高収入で暇。そんな役人が住民のために尽くすはずがない。

地方の里山では「主権は国民になくて、行政にある」のが実態だ。