最初に「あいつをやれ」と言ったのは意外な人物でした。
子供の頃からよく知っている、家族同然の付き合いをしてきた男でした。
それを知った時、人違いでは、と何度も自分に言い聞かせましたが、
繰り返される嫌がらせに関係している現実を見て、これまでの縁を切りました。
嫌がらせが、ちょっとだけ減りました。
次に「俺が脅してやる」と行動したのは、
農業委員や土地改良区の委員を兼任して、(狭い)地域の代表となっている準公務員。
農業委員や土地改良区の委員、地区代表は選挙で選ぶ制度(いまは一部変更)に
なっていましたが、選挙をせずに「仲間で役をまわす」ことで役員になっていた男です。
この男も、亡き父が、何かと世話をした男です。
さて、この男は、「俺が脅してやる」と言って、我が家にやってきました。
その行動がもとで、大きな事件が起こります。
世の中には、ほんのちょっとした事を「恩」と感じて、誠意を尽くす方が多いのですが、
何十年も世話をした人に対して、このような仕打ちをする者もいるんです。