家のすぐ近所に、農家ではない家庭菜園をやっている人がいる。
ひとりは大都市から、嫁の故郷に移住してきた人。
二人目は地元にある大学の元教授。
二人に共通しているのは、農家を見下しているので
水稲用の水が染み出してくる、と文句を言ったり
水利組合の決まり事を無視している。
二人は、まわりの田んぼの生産者や住民に気を使うなどは皆無。
それで問題が発生する。
元大学教授は、菜園でゴムが混じったゴミを長時間燃やしたことで
住民が息ができないほどの空気汚染となり
110番されて警察沙汰になった。
この元大学教授は短気なので、何かあると農家に怒鳴っていた。
結局、地主に「出ていってくれ」と言われて、
彼の菜園の趣味は終わった。
都市から嫁の実家に移住してきた人も危険な人だ。
この菜園の近くから、田んぼに取水するよう水路ができている。
水路に関板を入れて取水すると、菜園にも少し水が入る。
だからその度に菜園取水口にあるビニール袋を丸めた栓を入れていた。
ある日、この栓を触ると指に強い痛みがした。
見ると、指に深い傷ができて、血がポタポタと落ちるほどの怪我をしている。
ビニールを丸めた栓には刃物(カッターの刃)が仕込んであった。
これまでもたびたび問題を起こしているこの男も危険な奴だ。