横浜散歩と私の休日

やっぱ競馬が一番…w。あいかわらずハマで、人生を楽しんでいます。

名牝の血

2014-07-19 21:19:56 | 競馬好きです
名牝で名繁殖牝馬のベガやエアグルーヴは、最高の血統馬だった。
ただ最近の名牝たちは、牧場に戻すことより走り続けることの意義に重きを置くようになったため、いいリズムの作り方が牡馬より難儀な部分を、必然的な多重クロスによる爆発力で補強され、渋とくなった。

現役の名牝を分類すると、
<ハープスター・ヴィルシーナ>
ベストトゥベスト
ディープなら走りそうなことが容易に想像できる良血馬。
<レッドリヴェール>
エルコン型
フェスタにも似ているが、ブエナビスタに近い総合力で勝負するタイプ。
<ジェンティルドンナ>
中間型
三冠馬も、古馬戦では2400型に特化。リファールクロスの功罪か。
<ヌーヴォレコルト・メイショウマンボ>
フェスタ型
使える血をフル活用した近親交配馬。ヌ―ヴォは中間型に見えるが、根幹血統×ナスルーラ系という配合の種牡馬が4代連続で配されている。

サイヤーズサイヤーのいない時代は経たが、今でも牝馬は強い。
牝馬GⅠ向きの配合のイスラボニータは、同期ハープスターとともに距離対応の限界を示した。配合イメージの逆転と酷似する戦績に、厚い壁の存在をみた。神の采配は正しいと思う。
古牡馬のトップホースはアウトサイダー色が強いから、何か暗示的にも映る。
話は尽きぬ。9月にまた。
 

牝馬の時代に

2014-07-05 11:26:41 | 競馬好きです
今年の宝塚記念は、牝馬が4頭も参戦した。シップと似た臨戦過程だったマヤノトップガンが人気に応えた96年に、4世代5頭が参戦して以来の多さ。ダンスパートナーが3着だった。
今は、牝馬も王者となれる時代。

現在、王道路線で活躍する牝馬に共通するのが多重クロス。
ハープスターとジェンティルドンナは、本質的な適性が共通する多重(継続)クロス馬同士だが、スピード能力に差が出た。
オークスはハープスターの方が合いそうな感じもあったが、見事三冠牝馬と真逆の適性を示している。

メイショウマンボやヌーヴォレコルトは、奥に潜むロベルト、トニービンなどの距離延長にプラスアルファのある血が好影響を与え、複雑な配合が役者不足の印象を払拭した。
ヴィルシーナはいずれにも属さぬ、良血のあるべき姿を体現し、得意条件で躍動。
レッドリヴェールは難解。高速マイルのGⅠで連続好走し、函館の極悪馬場も難なくこなした才媛だが、ダービーでこその期待に体が追い付かず。
エルコン同様、ボトムにクロスが掛かっていて、かつ影響力の強い種牡馬が底力を与え、能力値を全体的に底上げした。

イスラボニータ等とは対照的な配合。牡牝の配合パターンの逆転、といった印象か。
パフォーマンスの違いと、その底力の差に迫る。