横浜散歩と私の休日

やっぱ競馬が一番…w。あいかわらずハマで、人生を楽しんでいます。

超中山記念

2014-02-28 22:54:39 | 競馬好きです
伝統のGⅡ。
ヴィクトワールピサやカンパニー、少し前ではサクラローレル、サイレンススズカ等。
もっと昔だと、クシロキングやスズパレード、ハイセイコーも勝ち馬として名を連ねる。
あと、何故だか渋馬場で惜敗した馬は活躍する。
サクラチトセオーもドリームジャーニーも、少し離された3着のショウワモダンまでもが、ここを経てGⅠを制した。

今年は、それら歴代の覇者とよく似た有力候補が多い。
チトセオーは、94年に勝って翌年は2着。
ジャスタウェイとは脚質面がそっくりでも、臨戦過程が真逆。ヴィクトワールのような結果となれば面白い。
ちなみに、95年に勝ったフジヤマケンザンはラッキーキャストの産駒。マイナー系統のマイスワローを祖父に持つ。
異例の経緯を辿った父を持つという点では、カンパニーとも似ているトウケイヘイロー。サイレンススズカに近づけるとよいが。

ローレルのようになりたい、エアソミュールやアルキメデス。
レース史を彩ったリピーターホースになりたい、ナカヤマナイトやダイワファルコン。
ジェニュイン-ロゴタイプの皐月賞コネクションだと、古馬緒戦でとんでもない馬に出会って…。どうせなら、悪夢を見させる側になりたい。

近年のレース史を凝縮したような一戦。
これを見逃す手はない。
  

共同通信杯メモ

2014-02-15 13:59:21 | 競馬好きです
・その年GⅠ馬を出す種牡馬の仔がよく勝つ
ステイゴールド産駒が連覇するば、各年で三冠馬と二冠馬が出た。二年前の勝ち馬はその二冠馬。
97メジロブライト、08ショウナンアルバなんかもその例。

・2着でも活躍する
95タヤスツヨシと10ダノンシャンティは、勝ち馬とは能力が違った。
よく後のダービー馬のステップレースとなるが、12ディープブリランテ、93ビワハヤヒデも2着まで。
色々と微妙な時期なのだろう。

01覇者ジャングルポケットの産駒でここを連対した2頭は、その後東京のGⅠで期待外れ、大激走とあまりに対照的な競走生活を送った。元来奥手の血筋には厳しい分、092着のトーセンジョーダンは、昨秋もジャパンカップで快走していた。

・呪い?
サンデー直仔の勝利は02チアズシュタルクの1回きり。後のダービー馬タニノギムレットと前走で接戦して、ここで初重賞制覇を果たし、返す刀で毎日杯も勝ったがそこでおしまい。
奇しくも、父がこの世を去るのはこの半年後であった。
また、97メジロブライトや98エルコンドルパサー、94ナリタブライアンといった歴代の名馬も早世している。何だか怖い。

最後は怪談締め。血の縛りが、殊更強調されるプレクラシック。やはり、トキノミノルは偉大である。
  

メジロ血統の冬眠

2014-02-03 14:51:16 | 競馬好きです

アマゾンウォーリア-メジロヒリュウ-メジロラモーヌ-(2代)-フィールドルージュ
-メジロアルダン

元祖三冠牝馬メジロラモーヌは、牧場にとっても貴重な牝馬のタイトルホルダー。
母メジロヒリュウは5勝馬。
怪我ばかりの弟アルダンは、名手を鍛えた。河内洋は姉の主戦。高松宮杯を制した時の鞍上だった。
岡部にダービー2勝のハードルの高さを感じさせ、若き日の横山には大舞台での経験を積ませ、後に姉の曾孫・フィールドルージュを駆ってGⅠを制することになる。
時折、期待馬は出すが大成した馬は少なく、メジロ牧場解散と共に尻すぼみ…。

他系統にはレールデュタン兄弟もいるが、それなら現4歳サトノノブレスとヒカルオオゾラの因縁が深い。
生産牧場は、メジロと社台に分かれる。
昔からのライバル。が、ダービー制覇を社台に先越されても、メジロが古馬王道の伝統を引き続き重視したため、決定的な格差を生んだ。
サンデーレーシングの勝負服を背に、マックイーンの孫が競馬界の中心となった今、せめてもの救いは、メジロのプライドとも言える天皇盾奪取が、この血でまだ果たせていないことだろうか。

ドイツ血統にも通ずる、メジロ牧場の創造力と実践力。
この血脈は、日本競馬の根幹を支える重厚さを後世に伝える。