この話は、今の会社を立ち上げる前の遠い昔の話です。
さて旅はサンフランシスコからラスベガスへと移動しました
ラスベガスは、みなさんもご存知の通り気温が40度あり
砂漠の真ん中にカジノなどの娯楽施設があるホテルが建ち並んでいる所です。
ラスベガスといえば、カジノのイメージが強いのですが
カジノをしなくてもショーを観るだけでも十分楽しめます。
僕はこの日グランドキャニオンをヘリコプターで観てまわりました。初めてのヘリ体験です。
まず最初に体重計に乗り体重を量ります。
そしてヘリに乗る前に軽くビデオを見てレクチャーをうけます。出発までの間に用をたそうとトイレに向かうと、そこには
前に飛び立って戻ってきたアメリカ人がトイレの個室で
この世の終わりかのごとく雄叫びを上げながら嘔吐を繰り返していました。
しかもトイレが個室とはいえ戸を開けたまま吐いていた為
丸見えだ
吐きながら涙ぐんでいるところまで観察できた。
その吐き様は、まさしく阿鼻叫喚のような光景でした。
見るんじゃなかった・・・・・
急にヘリコプターに乗るのがなんだか怖くなってきた・・・
でももう引き下がれない・・・・
ドラえもんに登場するのび太でもタケコプターに平気で乗っているじゃないか!自分で自分に訳解らない理由を付け言い聞かせていた。
でも僕はジェットコースターに怖くて乗れない男だ。
どうする?
集合~~
キミハ、ウンテンシュノ、ヨコネ!
有無を言わせぬ早業で事が運んでいきヘリに乗り込まされた。ドキドキドキ~(心臓音)
ブルブルブル~(ヘリのプロペラ音)
うぅ~(こみあげるなんとも言えない声)
いろんな音が入り混じりながら上空へと舞い上がっていった
つづく・・・・
We To Man Vol 15 7月号掲載分より
棚橋