ケセラケセラでランラララン♪

~あちらこちらで赤裸々ラン ミルキーにはまだ遠く~

北朝鮮ツアー9 中国編 立ち往生

2011-09-02 07:07:52 | 北朝鮮
ATMに到着すると昨晩見かけなかったものが。
なんと、警備員のおじさんが見張りのように張り付いていた。

別に悪いことをするわけではないのだが、なんとなく緊張する。

意を決してATMの前に近づくと。
頭の中でイロイロな考えが渦めいた。

半分冗談とはいえ、
「他人様のお金がを間違って引き出してしまったらありがたくいただく!」
なんて考えたバチが当たったらどうしよう。

もし、現金ゲットができなかったら。
このまま大連に戻って、帰りの飛行機に乗るまでの10日間を1日2000円生活する。
まぁ、東野圭吾の白夜行という800ページ超えの文庫本もあるし大丈夫か。
いや、それは悲しすぎる。


じゃあ、丹東のツアー会社の人がツアー代金立て替えてくれないかな。
でも、多分無理だろうなぁ。
つたない日本語と中国語のメールと一回だけの電話のやり取りしかしてないし。
しかも。
メールのやり取りだけって、口約束よりも軽そうだし。
しかも、しかも。
返すあてのわからない日本人だし。


つうか、今日もお金が引き出せずで、もし俺がこのままバックレたらどうなんのかな?
どうしようかな。やっぱりこのままバックレるしかないのか。
でも、やだなあ。こんな直前手前まで来て中止なんて。
それに、パスポートもメール経由とはいえ送っちゃったし。
ものすっごく激怒されて国際指名手配とかされてもやだし。
やっぱり、土下座してでも立て替えてもらおう。
こういう時こそ、日中友好条約というものだろう。

ふむふむ。
ふむふむ。
ふむふむふむ。

タクシーでは期待を裏切れたが。。。


そんなことを考えながらATMの前に佇(たたず)んでいる私に寄越されたのは、
怪しい者が見つめる極めて警戒した警備員のおじさんの視線だった。。。
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