ハキタイ

プータローで
売りたいほどの
ありあまる
時間があるときは

一日中ハナクソを
ほじる生活をして


暇暇暇
などと

暗い顔をしながら
呟いているくせに

仕事を初めて
一日の三分の二とやらを
気を遣う
別人になりすました
生活を始めると

俺のやりたいことは
こんなことじゃない

小説を書くんだ
とか
表現者になりたいんだ
とか

更に
暗がりの中で
火のつかない
ロウソクに
ぶつくさ
クソを垂れる訳で


心の領域なんて
モノは

偶然
小雨でできた
水たまりより
臆病者の訳で


つー
つー
つー


なにはともあれ
今年の仕事終わり

一週間少々の
ハナクソホジリ


年末なのに
いい年なのに


青臭
アホクサ
プルプルプルン