認知症・草の根ネットワーク

私たちは、多くの人と仲間になって、つなぎあって、認知症ご本人とご家族が真ん中にいる地域づくりを進めています。

社会資源(真理子のある日)

2010-08-30 11:19:56 | その他

   8/30
   草の根 理事・事務局 中村真理子さんから近況(雑感)が届きました。

   先日の守恒での講座のときも80歳を越えた女性が「一人で生活して、なるべく
   自立して・・・と頑張っているけれど限界があります。」と声をあげていました。
   「認知症になる前」「認知症になってから」などなど問題は山積みですね。(編集・N)

   -----真理子より
   社会資源の確認作業をしているところです。
   そこで新たな情報をゲット!

   消費生活センターに、
   「悪徳ふとん業者と認知症発症の人がトラブルになった場合、どのあたりまで
   助けてもらえるのですか?」という質問のお電話をしました。

  ★「現在 認知症対策には特に力を入れているので、相談があれば、相談員が話し
   合いの場に同行して90%以上の確立で解約できています。」ということでした。

   独居・一人暮らしなら必ずフォローしますということです。
   (どう急いでつなぐかという課題はありそうですが)

   いろいろな立場の人が「認知症」をキーワードに動き始めています。
   でもお互いのやっていることを知らないために、つながらずに、『ひとりでがんばっ
   ている』感が強い。

   お互いを知ることが本当に大切。



認知症を知る講座-守恒(3回)

2010-08-28 15:47:19 | 話し相手養成プロジェクト 


   8/28・10:00~、守恒市民センターでの認知症を知る講座に参加しました。

第1部 福祉の制度と社会資源について
                                   =(株)楽々サービス・浅尾 美子さん

守恒市民センター館長・中村真理子さん

ナビゲーター・田代 久美枝さん

(株)楽々サービス代表・浅尾 美子さん

第2部・回想法
                                   =(有)故郷ふれあい家族代表・野村 美代子さん


★6人ずつのグループ10チーム。その中の1人が司会。テーマ「夏休み」。合計20分。












各グループのみなさんが、どんどん素敵な笑顔に変わっていきました。
若い方々も全員笑顔です。

ケアマネさんの仕事など知らないことばかりでした。
もし自分が、もし家族が・・・発病したらまず、何処へ行けばいいの?
財産の管理はどうなるの? などなど。

現状は医療も、介護サービスも、地域も限界。
その中でどのように良い生き終りをするか・・・・。
健康から病気の間の狭間が苦しい。

Q&Aもたくさんの「知って、知らせて、繋げよう」の充実した講座でした。

                                  記者・長野




劇団の紹介

2010-08-26 09:51:33 | その他


   「第3回認知症・北九州大会」は9月19日(日)です。
   『寸劇と最新情報で綴るオムニバス&講演会

   寸劇の劇団紹介

     劇団名:
     「創年座
     創年座は団塊世代のエンパワー集団「創年くらぶ」のメンバー
     によって設立された素人劇団です。

     脚本:
     第2回北九州文学協会文学賞エッセイ部門の佳作を受賞した
     山本さん(座長)。
     「絆あればこそ」「知って知らせて繋げよう」などオリジナル
     書き下ろしです。

     創年くらぶ:
     北九州市立生涯学習総合センター主催の「市民カレッジ」卒
     業生有志を中心として平成19年3月発足したグループです。

     団塊世代を中心に“何かをしたい”という男女が集い、教育、
     福祉、介護などの日常の悩みや地域の課題などを話し合い、
     社会的文化的な行動を通じて相互の親睦もはかる「溜り場」で
     す。
     教育委員会の行事や地域、市民センターなどの活動をサポート
     しています。
                              文責:山口
     
     

山口さんのフォトニュース

2010-08-25 09:39:22 | その他


   平成22年8月24日「認知症大会・実行委員会」  於:ムーブ

   昨日の議事(ホワイトボード)の写真を添付しています。
   暑い日が続きそうですね。
                     8月25日 6:50 山口 弘志


   

   


第3回認知症大会

2010-08-22 10:31:46 | その他



   第3回認知症大会・(チラシ
   知って、知らせて、つなげよう!

   大会実行委員会の様子をご紹介します。


   -----おさそい・たいむすNo11より

   今年の大会は実行委員を様々な分野の方々にお声を掛けさせていただき
   集まっていただきました。

   会を重ねるごとに、人数が増え、また入れ替わりする中で、新鮮な感覚で、
   次々に新しい課題に「はっ」とすることがあり、新しい発見や出会いがありま
   す。

   何より、何が出来るかではなく、何が出来ないか!どんなところが困っている
   ところか!を率直に話すことができるという和やかな中にも、厳しい現場の声
   が集まりました。
   互いに手を繋いだら、隙間が見えたり、共感したり、実に充実した会合です。

   そして、ここから、今回のオムニバス形式の寸劇をお送りすることになりまし
   た。出演者にもご注目ください。

      
      認知症の早期発見に向けて、医療受診の方法に工夫が必要なのではないか?
      認知症の診断が遅くなるのはなぜ?
      受診の仕方の問題?

      
      施設に入所させたら終わりではない。
      家族関係の再構築の場でもある。
      地域の人も施設の情報を知って欲しい。

      
      福祉サービス事業所から地域へ発信していないのではないか?
      老人ホームが地域とどのようにつながっているかを知らないよね。

      
      老人保健施設は在宅復帰のための通過施設のはずが、ターミナルケア
      の現場になってきている現実を知らないのでは?

      
      薬の管理ができていない高齢者は山ほどいるよ。
      薬の管理が難しくなったら初期の認知症を疑ってもいいのでは?

      
      薬を飲むことで予防効果があるとしているが、誰が確実に飲ませるか。
      家族の介護力が脆弱では?
      ・・・・・アリセプトの値段を知っていますか?高いのですよ。
      飲まずに無駄にしていませんか?

      
      医師に薬が飲めていないことを言いづらい患者が多い。
      医師に伝えないと・・・・。
      なかなか難しい問題だな。看護士の役割も考えなくては!

      
      薬局の役割は?
      在宅生活している認知症の方々を支える大事な役割があるのだが・・・・。
      『訪問薬剤師?知らなかった!』という人が多いです。
      もっと知らせていきたい。

      
      専門職は市民が「もう少し、こうして欲しい」と期待しているが、市民は
      専門職のできないことを知らな過ぎではないか?

      
      認知症の初期の状況の方が対応が難しく、専門家を必要としている。
      「要支援」では充分なサービスが届かない状況。
      認定の仕組みも考え直してほしい。

      
      高齢者のタテの暮らし方(自立から介護への道筋)とヨコの暮らし方(取り巻く
      人たちや周辺状況)が切れ目なく続くためにはどうしたらいいか。
      タテとヨコの関係で考えてみては?