認知症・草の根ネットワーク

私たちは、多くの人と仲間になって、つなぎあって、認知症ご本人とご家族が真ん中にいる地域づくりを進めています。

第3回認知症大会

2010-08-22 10:31:46 | その他



   第3回認知症大会・(チラシ
   知って、知らせて、つなげよう!

   大会実行委員会の様子をご紹介します。


   -----おさそい・たいむすNo11より

   今年の大会は実行委員を様々な分野の方々にお声を掛けさせていただき
   集まっていただきました。

   会を重ねるごとに、人数が増え、また入れ替わりする中で、新鮮な感覚で、
   次々に新しい課題に「はっ」とすることがあり、新しい発見や出会いがありま
   す。

   何より、何が出来るかではなく、何が出来ないか!どんなところが困っている
   ところか!を率直に話すことができるという和やかな中にも、厳しい現場の声
   が集まりました。
   互いに手を繋いだら、隙間が見えたり、共感したり、実に充実した会合です。

   そして、ここから、今回のオムニバス形式の寸劇をお送りすることになりまし
   た。出演者にもご注目ください。

      
      認知症の早期発見に向けて、医療受診の方法に工夫が必要なのではないか?
      認知症の診断が遅くなるのはなぜ?
      受診の仕方の問題?

      
      施設に入所させたら終わりではない。
      家族関係の再構築の場でもある。
      地域の人も施設の情報を知って欲しい。

      
      福祉サービス事業所から地域へ発信していないのではないか?
      老人ホームが地域とどのようにつながっているかを知らないよね。

      
      老人保健施設は在宅復帰のための通過施設のはずが、ターミナルケア
      の現場になってきている現実を知らないのでは?

      
      薬の管理ができていない高齢者は山ほどいるよ。
      薬の管理が難しくなったら初期の認知症を疑ってもいいのでは?

      
      薬を飲むことで予防効果があるとしているが、誰が確実に飲ませるか。
      家族の介護力が脆弱では?
      ・・・・・アリセプトの値段を知っていますか?高いのですよ。
      飲まずに無駄にしていませんか?

      
      医師に薬が飲めていないことを言いづらい患者が多い。
      医師に伝えないと・・・・。
      なかなか難しい問題だな。看護士の役割も考えなくては!

      
      薬局の役割は?
      在宅生活している認知症の方々を支える大事な役割があるのだが・・・・。
      『訪問薬剤師?知らなかった!』という人が多いです。
      もっと知らせていきたい。

      
      専門職は市民が「もう少し、こうして欲しい」と期待しているが、市民は
      専門職のできないことを知らな過ぎではないか?

      
      認知症の初期の状況の方が対応が難しく、専門家を必要としている。
      「要支援」では充分なサービスが届かない状況。
      認定の仕組みも考え直してほしい。

      
      高齢者のタテの暮らし方(自立から介護への道筋)とヨコの暮らし方(取り巻く
      人たちや周辺状況)が切れ目なく続くためにはどうしたらいいか。
      タテとヨコの関係で考えてみては?